Tokyo HoloLens Meetup Vol.28 に出た話

Scientist/Developer Relationsとして研究機関の実験現場を渡り歩きたい私です。こんばんは。
9/7に開催されたTokyo HoloLens Meetup Vol.28 (holomagiciansイベント100回記念回) に参加しました。

蜜葉さんによるHoloMagicians コミュニティ立ち上げ期のお話・YoonさんによるMRTK Figma Bridge(2DのUIプロトタイプ作成ツールから3DのホロレンズUIが起こせる)の話と、これまでの活動を支えたメンバーたちによる振り返りトークセッションで構成されました。その後discordサーバに移動してのフリートークで視聴者・登壇者の交流が図られました。
内容は↑のtogetterから見ていただくのが良いかと思います。アーカイブ動画も公開されると思います。


自分とHoloLens Meetupとの関わり

 私が東京のHoloLens Meetupに遊びに来たのは2017年の秋でした。このときまだ北海道の大学で働いていました。長期の有休をとって企業インターンで横浜に開発しにきていた時に開催されたHoloLens Meetup Vol.5 に行ってみたのが最初でした。

 ここで非エンジニアの私が邪険に扱われなかった事が、非常に良い体験として心に残り、のちの札幌での文化作りの基礎になりました。

 余談ですが当時VRの日本列島アプリや拡張現実の孔開けアプリを遊ばせて頂いていた .@Voxelkei さん(生身)とお会いしたのもこの会で、オンラインファースト→オフ会で対面、みたいなある意味最近のトレンドみたいな形式の知り合い方をしました。


 2回目は冬の忘年会スペシャルに参加しました。16日はVR学会の上級バーチャルリアリティ技術者試験が昼にあり、終わった足で品川に向かいました。


 電車ドアに挟まったりもしたようですが、この時も初対面ながら皆さんに仲良くしてもらえました。邪険にされないという事に再現性があるらしいという(個人的に衝撃的な)事がわかり、技術コミュニティの仕組み面に興味を持ったりもしていたのがこのころだと思います。

 突然、jojomonさんが札幌HoloLensミートアップの開催をアナウンスしました。札幌でのミートアップなどしたくても無理だろうなと思っていた矢先に、全く面識のない方からの宣言にビックリした記憶があります。当然のように参加を決めました。


 しばらくただの参加客として推移を見守っていたのですが、学生への認知が進んでおらず学生枠の参加者が増えていませんでした。貴重な機会なのにもったいないなーと思っていた時に、jojomonさん本人からヘルプ要請のメールをいただきました。これをきっかけに、自分がもつ大学方向のツテを使い倒して集客に協力するみたいな流れになりました(今思えばこれが #DevRel 活動に限りなく近い)。

 皆さんのおかげでなんやかんや満席大盛況になり、#TMCN の主要人物や #KumaMCN にも会え、懇親会場で #DoMCN (Hokkaido MotionControl Network)が産まれたのでした(勝手に組み込まれた)。

 非エンジニアを邪険にしないという文化をどう再現するかという所については先人の #TMCN イベントをずいぶん研究して実践したように思います。専門の人だけを取り入れるイベントは100%先細る事を経験的に知っているので、そうならないような施策をその後のイベントでも模索していきました。

今回のMeetupで良かった事

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 蜜葉さんのこのスライドが、間接的に自分達のコミュニティにも影響しています。もしJapan HoloLens User Groupがコミュニティ名だったら多分Vol.5に遊びに行くという事もなかったと思います。そうではなく、#HoloMagicians という、文化重視なコミュニティ名だったから遊びに行きやすかったのです。HoloLens開発力へぼへぼでも快く受け入れてもらえる土壌が立ち上げの時にすでに決まっていたんですね。
 札幌みたいな遠隔地に住んでいるとこういう文化背景が分からないので、立ち上げ人のトークでわかってとても良かったです。先人に感謝です。高額デバイスのミートアップイベントが通算100回続くとか想像できないですから、建付けと時流が良すぎたのでしょう。

今後

#DoMCN としては、初心を忘れず、勉強会に初めてきた人がなにか手を動かしたくなるような体験をして帰ってもらおうと考えていますが、この情勢が続く前提での明確な方策は見いだせていません(ネタ募集中)。
 しかし自分自身が手を動かすのをやめると自分も楽しんでないって事になり始めて、↑のようなことはもっと望めなくなっていくと思うので、ここでも #アウトプットファースト で何かしらを吐き出しながらちまちま続けておこうと思う次第です。あらためて、100回記念おめでとうございました('ω')

(2021/9/10 2060字 120 min (追記予定))