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人と人の距離感

東京カフェ路線図

SNSでスタバやドトールなどの首都圏カフェチェーンの有り無しを可視化したカフェ路線図が話題になっています。吉祥寺には6つのチェーンが全てあるってトップだそうです。

でも実をいうと私はこの手のカフェチェーンがあまり好きではありません。もちろん各お店によって違いがあるので一般論で語るのはよくないのでもう少し詳しく説明します。私がカフェに求めるのは「お茶を飲める空間」や「パソコンの充電ができる空間」ではなく「落ち着ける空間」だからです。コーヒーだけ飲むのなら今はコンビニでもおいしいコーヒーが飲めます。パソコンを使いたければ、時間制のシェアオフィスも駅前にはたくさんあります。なので私はカフェには「落ち着いた時間」を期待します。ポストコロナの時代カフェの在り方も変わってくるのかなと思っています。

三鷹駅にはデイリーズカフェというとても落ち着けるカフェがあります。と言っても「近々閉店する」というニュースが入ってきました。業態を変えるようです。ちょっと残念です。このカフェはインテリアショップと併設されており、テーブルとテーブルの「間」が実に心地よいお店です。姉妹店の四歩カフェは吉祥寺や東小金井に、デイリーズカフェも東小金井にできているので、そちらもお薦めです。デイリーズカフェのスタッフが開いた武蔵境にあるカフェサカイもお薦めです。

コロナで変わったこと

コロナ時代を経て一番変わったことは何か。私は「人と人との距離感」ではないかと思っています。レストランに行っても、あるいは家の中でも、私たちはこれまで以上に「人と人の距離感」を強く意識し始めたのではないでしょうか。
それはカフェだけではなく、居酒屋も住居にも当てはまります。昔はもっとゆったりとした空間のお店がたくさんありましたし、やはりマンションに比べて戸建てはゆとりがたくさんあります。でもいつの頃からか「テーブルとテーブルの距離が狭く、ちょっとしたゆとりがない空間を機能的」と私たちは思いこんでしあったのかもしれません。コロナ時代の経験は私たちにその当たり前だけれども大切なことを気づかせてくれるのかもしれません。

人の集まる空間の機能と役割の見直し

ネットで検索していたら、隈研吾さんのインタビューが目に入ってきました。「新型コロナウイルスの感染拡大を経て、これまで慣れ親しんだオフィスや家といった人の集まる空間は、その機能と役割の見直しを迫られている。」と語っていました。

コロナの時代もそして現在も引っ越しブームだそうです。私の母が暮らすマンションは三鷹駅からバスで15分のところにあります。大型物件で駅からバスということで完成当初はだいぶ空室がありましたが、今は内覧する人も大変多くもうすぐ完売とのこと。大型の集合マンションなので共有空間がとても充実しています。共稼ぎのカップルはリモートワークする際でも一人がご自宅でもう一人が共有スペースで仕事したりする人も多いようです。その時に下記の写真のように個人ブースと応接スペースはとても便利のようです。個人ブースは隣との距離も適度な距離が保たれています。

上記写真は子供を遊ばせる共有スペースでちょっとしたパーティーも可能です。ポストコロナの時代はこういった「居場所」にこだわる人がますます増えてきそうです。

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