練習不足とは

ご無沙汰しております。

先日僕の指導している生徒たちが試合に出場しました。

指導を始めてからは初めての試合です。

良かった選手、悔しい思いをした選手様々ですが、試合で成功させるのは本当に難しいなと改めて感じました。

僕は当日審判をしていたのでみんなの演技をしっかりと見ることはできなかったのですが、各自それぞれ感じるところがあったと思います。

その試合について感じたことをまとめます。

原因自分論について

試合が終わってから選手に感想を聞くと、ある言葉をよく耳にしました。

それは「練習不足でした」という言葉です。

今日の調子が悪くてとか、いつもはうまくいっているのにとか、器具がやりにくいなどではなく、すべて自分の責任だと捉えている選手が多くて感心しました。

この考え方こそ僕がすきな「原因自分論」だなと思いました。

原因を他人にする人は多いです。

「会社がブラック」「上司が悪い」「部下が言うことを聞かない」「この選手は熱意がない」「練習環境が悪い」

この発言や内容が間違っているとは思わないですが、最終的にそれを選択をしているのは自分です。

自分の行動は自分で決めないといけません。

今までの選択の結果今の自分があり、これからの選択の結果未来の自分になります。

生徒達には高校生の時から自分で選択し行動する力を身に付けてほしいです。

成功しても失敗してもすべての原因は自分。

「原因他人論」にはなってほしくないです。

練習不足について考える

では生徒の言う「練習不足」とは何なのでしょうか。

ただ単に練習の量が足りなかったのか、それとも練習の質が悪く詰め切れなかったのか、想像以上の緊張に襲われてそれを想定した練習ができていなかったのか、、、

「練習不足」には様々な意味合いが含まれるなと思ったと同時に、「練習不足だった」という反省は実は反省になっていないのかもしれないなと感じました。

試合当日までに全力を尽くし、準備ができた状態で挑まないと、この「練習不足でした」という反省から抜けれない気がしたんです。

つまり練習量が足りない状態、仕上がっていない状態で挑んでしまうと失敗の本質が見えずざっくりとした改善点しか見えないのではないかと思いました。

次の試合では万全の準備をし、その結果から何か成果や改善点を得てほしいです。

最終的には運

僕自身選手の時は失敗もよくしましたが、途中から失敗が極端に減りました。

何が要因かはわかりませんが自分なりの「失敗しない練習」を掴んだ感覚があります。

ただ最終的には運なのではと思っています。

どれだけ練習しても成功を積み重ねても失敗するときはします。

最終的にはやってみないとわからないです。

しっかりと準備をして結果を待つしかないですね。

まとめ

最後に生徒にもお話ししましたが、この冬場の練習次第で一気に点数を取れる選手に変われる可能性があります。

試合が終わった後よく耳にする「失敗がなかったら」「着地が止まっていれば」「ラインオーバーがなければ」ではなく各自の目標点数をしっかり取り切ってほしいです。

そのためには日々の練習で無駄をなくし、コツコツと積み重ねるだけです。

僕は高校生に練習を強制させたり、怒ることはありません。

ただ方向性を示してあげたり、考え方の部分でサポートできればなと思っています。

結局はどれだけ自分の人生に本気になれるかですね。(半分自分に言い聞かせています)

選手を引退してから3年間体操からは遠ざかっていましたが、またハマってしまいました。

中毒性が高いです。。。

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