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素日記。あれダメこれダメ言うくらいなら、あれした方が良いよこれした方が良いよって言うのはどうかな?

素日記:素の自分として書きたい欲が出てきた時に書くやつ

天気良くてチビたちと散歩に行った。

近くに小学校があって、その前に川が流れてるんやけど(細いから景観を重視するために作ったのかな?)そこに、今くらいの季節からオタマジャクシがいて、それを見に行こうということに。

着いたら、区から依頼されたおじさんが川を掃除してた。

「こんにちわ。」

とチビたちと挨拶したら

「さっきミズスマシいたよ。そこに。」

って、親切に教えてくれた。

チビが

「オタマジャクシいるの?」

って聞くと

「あ〜、見てないなぁ、月に1回ここもジャーっと水を入れ替えて生き物がいないようにしてるからね。」って。

「そうですか…」と言いつつも、少ない望みを捨てきれず川を眺めてみた。

柵の外から目を凝らしてたんやけど、思わず乗り越えて入りそうになった。

「あ、柵超えたら怒られるよ。」とすかさずおじさんが言ったけど、その後の言葉に心が和んだのね。

「近頃は何でもダメ。あれやったらダメこれやったらダメってね。僕たちの子供の頃はこんな川に入って泥んこになって遊んだもんだよ。こんな柵も無かったしね。ダメダメ言う前に気をつけて遊びましょうとか、遊んだら片付けましょうとか、そういう事を言ったらいいのにね。僕たちも本当は注意したくないよ。子供たちが外で遊べなくなる方が問題だと思うけどね。」

と、付け加えた。

なんか嬉しかった。おじさんはそれだけ言ってそっとその場を離れて行った。

まぁ、自分が子供の時もドブ川みたいなとこ入って、ドジョウとかカエルとか必死になって捕まえて遊んでいたもんね。近所の人なんか注意するというより「何が取れるん?」とか言うて一緒に楽しんでくれてた。

それが何か学びになってるの?って聞かれたら分からんけど、子供としての好奇心はどこまでも膨らんだよね。知恵も着いたし。大人には理解出来ない部分だと思う。その証拠に、かの有名なピカソは晩年こう言うたらしい「3歳の子供の頃の気持ちを思い出して描かなければならない」と。その言葉を聞いた時、深く理解したね。初心忘るべからずとはまたちょっと違う意味でね。

あのおじさんは間違いなく子供の頃の自分を忘れていなかった。泥んこになって日暮れまで夢中になって自然と戯れていた自分を。

大人はね、そうやって規制してしまえばいいかもしれないけど、子供はそれによって我慢する事が増えていくのよね。

今やって子供はエラいよ。我慢してるもん。大人以上に。

まだまだこれから。

また書くね。





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