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採用課題から考える学歴フィルターと適性検査の関係

皆さんこんにちは!神谷です。

突然ですが、このツイート。ご覧頂きましたか?

仕事柄、色々な人事と採用に関するディスカッションをします。

またTwitterを中心に多くの学生さんから就活相談があり対応しています。

そこでのギャップ。採用側は大事にしているのに学生さんから軽視されていると感じるのが

適性検査(SPIなど)の学力

です。

苦手だから適正検査対策はしない。ESでフォロー!

という方が多すぎる。それが努力の優先順位としてどうか?というのを

採用側の視点から紐解いていきたい。

そもそも企業の新卒採用における課題とは。

多くの新卒サービスが乱立している。そこには採用の課題があるからだ。

人事に尋ねると色々言う。しかし纏めると3つになる。

①母集団の問題

これは集まった学生さんの質・量の問題。例えば集まっているが採用基準を満たす学生さんが少ない。もしくはそもそも必要人数集まっていないなど。

②手間(工数)の問題

集まっているが故に、採用に関わる業務が多すぎて手間がかかっている。そのためやるべき事がやれない。

③お金(コスト)の問題

シンプルにお金をかけすぎ。

まぁ最近だと内定辞退とかがありますが、概ねこの3つ。

では大手企業が抱えている課題とは?

これは大変シンプル。

①集まるが採用基準を満たす学生さんが少ない。

②大量に集まるが故に業務負荷が半端ない。

これである。それを解決しているのが

ESと適性検査である。要は足切りだ。

この2つを見るのには順番がある。

①適性検査の結果を先に見る。

ここでの合否ラインは日系大手は偏差値60である。

②適性検査の結果がNGならESは読みません!

一部の総合商社は適性検査を通過した学生にしかESを課していません。しかも、それは選考の対象にしていないというケースもあります。

③企業によってはESは選考対象ではありません

面接官が、面接前にどんな学生さんか?を見るために目を通すためにある。という企業も少なくありません。

つまり皆さんが躍起になっているES対策は適性検査が通らないと見てすらもらえない。

そして一部の企業では選考の対象ではない!

ということです。

これは是非覚えておいて下さい。ES対策が無駄だ!と言うことではないんです。優先順位を間違えないでね。ってことです。

そして、この適性検査。

結果が学力(学歴)と見事に比例します。偏差値60以上の大学群の人が残ります。

多くの日系大手の採用担当者に聞いても基本的にはほぼ同じ回答です。

私もこれまで1000人以上の適性検査の結果を見てきました。

先ほどの復習です。大手企業が抱えている採用課題は

①集まるが採用したいと思う学生さんが少ない。

②大量に集まるが故に業務負荷が半端ない。

です。そう。結論、

会わずにES読むこと無く(業務負荷をかけず)

採用基準を満たさない学生を落とす

ことができる。

これが学生さんから【学歴フィルター】に見える

ということだ。

※一部の企業は【だったら上位校だけ集めれば!】という行為に出ていることもありますが・・・


じゃあ、下位校の方にはチャンスはないのか?

んなこたぁない!!!しっかりあります!!

徹底的に適性検査の対策をする!!

ということです。

適性検査は【やれば出来る問題】です。

徹底的に対策をして行けば勝てます。上位校でもここで落ちている人は

大手企業は【学校名】で選んでいません

業務効率上【適性検査の結果】で選んでいる。

それだけです。

頑張れば結果は着いていくる。

頑張れ!!!