8年振りのSoarr@高田馬場AREAによせて

改めて11/22高田馬場AREAにお越し頂いた皆様、イベントを企画してくれた君は鋭く。パイセン、対バン、AREAスタッフの皆様、ありがとうございました。

ライブが終わってグダグダツイッテのツリーでお気持ち表明するのはなんだかなと思っていたので長文を書けるツールを使おうと思います。テクノロジーだね!

そもそもの始まりとしてはお世話になった高田馬場AREAというライブハウスが無くなるらしいって事から始まり、なんかよくわかんないまま漠然と最後にエリアに出たいなぁとは思っていて、とは言えコロナ禍の中実現するのかとか、緊急事態なんちゃらがあってそもそも東京に行けるのか、みたいな色々と今年に入ってからくらいからずっとモヤモヤしてる所がありつつ、大阪でやってるバンドも大変だし本心ではやりたいけどどこか諦めてる所もありました。
実際メンバーと久し振りに連絡取った時も(詳しいことは覚えてないけどなんか知らん間にLINEグループ出来とった)やるつもりではいるしやりたいから知ってるイベンターさんやエリアのスタッフさんに声をかけたりしたけど、8年振りだし、そもそもが大して売れっ子でも無かったので諸先輩方の様にワンマンや主催やってもダダ滑りするだけだろうから一歩踏み出せないまま生活する日々が続いていました。
ただ夏くらいかな、何かのきっかけで鋭くの凌舞さんと話してたら鋭くを一回ツインギターでやってみたいと思ってるって話を聞いて、じゃあ私やりますよ〜なんて話になって、その流れで枠空いてたらSoarr出して貰えません?みたいな事になったんだと記憶しています(今回はユアナさんだったけど次があるなら是非やりたいと思っています笑)
勿論快諾してもらってそっからメンバーのスケジュール調整やらメイクさんやうちはドラムがサポートだったからドラムどうするって話になり…
以前はTHE NOSTRADAMNZの隼人がやってくれてて、Soarrやりたいってなった時に即隼人に電話して、こういう話があるんだけど、スケジュール的に大丈夫そうだったら隼人叩いてくれないかな?って聞いたら彼は二つ返事でやるやる〜みたいな感じだったのだけど、いざスケジュールが決まったらノストラのライブと日が近くてちょっと無理かもしれんなと思ってあの日のメンバー完全再現とまではいかなかったのがちょっと残念でした(ちなみに隼人はスケジュールの合間をぬって顔出しに来てくれたので本当に8年振りの5人が楽屋で集まったのでした、写真の一つでも撮っときゃ良かった笑)
まぁそんなこんなでめちゃくちゃ付き合いの長い優くんに頼んだわけですが、タイプ的に似てるドラマーと思ってるので私は違和感なくやれたかな〜などと思いました、細かいフレーズやタイム感は違うのでそこの擦り合わせなんかもやりつつ。

曲に関してはどうせやるなら配信だけでも音源作りたいよね、って話を私からした気がしています、ただ昔のテイクそのまま使うのは曲によりけりだけど今聴くとちょっとアレなアレだったのもあり、MIX(タイガーだのファイヤーだのと叫び散らかすものでない方)もやり直したいしどうせなら録り直すぞ〜とは意気込んだものの、まぁ昔の私はなんでこんなややこしく難しい事を、しかもSoarrは弦楽器のチューニングもレギュラーじゃないしで地獄を見つつ(チューニングが変わると弦の高さ等々セットアップしなおさないとおかしな楽器になる)そもそも自分で作ったフレーズが難しくて弾けないってどう言う事だってばよ?の精神で何とか形にして今回はこれでいこうっていうデモを作り、行けそうなのはそのまま本チャンのテイクにしようとなったのでした(現在配信中以外の曲に関しては今暫くお待ちください、きっといい事があります)

配信中の音源はこちら↓

Apple MusicだけじゃなくてSpotifyや YouTubeミュージック、LINEのストリーミングとかにもあるので是非Soarrで検索してみてね!
勿論ストリーミングだけじゃなくて単曲販売も各種サイトでやっておりますので、是非ともよろしくお願いします。

今回のライブに関してはもしも今Soarrが続いてたら、というテーマでアレンジなどガラッと変えた曲もありました。音源持っててライブ見に来た方から別の曲だと思った、と言われたのでそれなりに変わってる気がします。メロディも違うし。
というのも当時の私は厨二病を拗らせまくりハイパー斜構マンだったのであの頃流行ってた打ち込みだのシーケンス流してあて振りだのなんだのは絶対嫌!ノーシンセサイザー生演奏こそ正義!などと意味不明な供述をしており、それをバンドとしてもポリシーに掲げていたのですが、今やそこに拘るのも何か違うと思ったのでその縛りをやめて、必要だと思えば使う、そうじゃなければ使わない、と至極真っ当な考えに至り(この辺の話はメンバーともしっかり話し合って決めました)過去をそのままなぞるのではなくて今を見せる事が出来たかな、と思います。
ステージの立ち位置もそうで、上手に暁人とみぎーで下手に私っていうのも本来やりたかった形なのでやっと実現できましたね。

ライブ当日の話…久し振りにエリアに入ってリハーサルをした時に、ああこうだったな〜とか意外と思う事は少なくて、何故なら上記の様に立ち位置も変わり、当時はとにかくエフェクターを並べて歪みだけで6個だ(ドヤァとか謎の拘りを見せてたのですが今回はiPadのソフトを使って足元でコントロールする、という方式だったし、ギターも当時の7弦ジャズマスターじゃないしでなんだか新人バンドの様な、でも良く知るKさんというPAさん(その人は下手のギターの音を〜と言わずにいつも名前で呼んでくれるイケメン)だしでなんか変な感じでした。でも多分当時よりはリハのやり方上手くなったと思います、多分。
そしていつもエリアに出る時はお馴染み西友でお昼ご飯を買い、こういう事が出来るのも最後かぁと思いながら色々準備して、隣が鋭いパイセン達やカレイドっていうマブだったので世間話もしつつ、楽屋が禁煙なので外に煙草を吸いに行ったり、何故かSoarr(私と暁人)のライブは雨率が高いのでまた雨かよ〜なんて事を言いながら袖から共演者のステージを見て、この袖から見るのが好きなんだよな〜なんてエモーショナルになったりしたのでした。
それにしてもカレイドがどアチーDo itだったのがマジで痺れましたね。マブの本気のDo itがパッション溢れてるとこっちも気合入るよね。
いざ本番になると、自分が思ってた以上にめちゃくちゃ楽しくて、曲が進むにつれて精神的に昔に戻っていった様な感覚があって、この時こういうステージングしてたなとか、戻り過ぎて条件反射で昔のフレーズを弾こうとして頭がこんがらがったりしてこれまた思ってた以上にめちゃくちゃな演奏をした気がするのですが、まぁとにかく楽しかったです。
相変わらず自分のフレーズを弾くのが難しくて弾く事でいっぱいいっぱいになったかもしれないけど、多分当時よりは見に来てくれた人達の顔見たりとか、久し振りに見たな〜元気してたかな〜とか思えた気がします。エリアはとにかくホールの皆の顔がよく見えるんです、だから緊張する事も多々あったけど、22日のステージから見えた空気感は、このバンドで本当に色々あったけど、なんだか愛されてるんだなあと思わせてくれた気がしています。もちろん初めて見てくれた人もいるだろうけどなんだか暖かい感じで嬉しかったです。
本番が終わった後も来れなかった友達からいきなり電話かかってきて今日行けなくてごめんね!とか、わざわざ言ってくれる友達が私にいたのかと思ったり、世界には愛しかないなぁなんて思ったりしたのでした。とにかくめちゃくちゃに愛を感じました。本当にありがとうございました。

Soarrというバンド、というか特にビジュアル系と言われる様なバンドやってた頃は、実は私の中では消したい過去では無いけど、色んな事があってもう絶対やらないって思ってた所があって(ビジュアル系自体が嫌いなわけではないしむしろ大好きだけども)何年か前に1日復活やるってなった時も私は絶対にやらないって突っぱねた事もあり、まあその時は結局やるってなったけど妹の結婚式で日本にいなかったりしてどちらにしろ私は出来なかったのですが笑
今回やってみて、その前の準備段階からそうだったけど、自分がやりたい事、やろうとしてる事、表現したい空気感って根っこの部分では変わらないんだなっていうのが1番思った事で。
当時の自分じゃ発想力に技術が追いつかない事が本当に多々あったし、今でもその感じはあるのだけどね。

今はバンドもまたやってたりレコーディングの案件あったりアイドルさんに曲を書いたり没にされたりしてるんだけど、いい意味で音楽に対しては変わらない意識でいれてると思ってるし、勿論ギターの引き出しは増えてるし演奏も出来る様にはなってるけど、根本の部分で言ってる事も出してる音やフレーズ、アレンジなんかもいい意味で変わらないと思っていて、もちろん表現方法は変わり続けてはいるんだけど、大切な部分はずっと変わらないまま、音楽はずっと大好きだし、続けていきたいですね。

最後に、少し自惚れかもしれないけど、始まったのは2011年冬くらいだっけ、にこんなバンドやってたんだって思うと実はこのバンドって結構かっこよかったんじゃないかな?って、別に当時かっこいいって思ってなかった訳じゃないけど、少しは過去の自分を認めてあげても良いのかなって思ったりしました。
特別売れっ子じゃなかったし、ビックマウスの癖してなんも結果残せなかったバンドだったけど、それでも8年振りにライブやれてもの凄い愛を受け取る事が出来て、私は本当に何でもない人間だけど、だからきっと何にでもなれると思わせてくれたのはきっと自分の音楽が好きだって言ってくれる人達のおかげだと思ってます、見つけてくれてありがとう、本当に感謝しかないです。

またどこかで会う事もあるでしょう、それまでどうかお元気で。
今後ともよろしくお願いします。


追記:リストバンドありがとうございました(画像の貼り付け方がわからなかったなんて言えない)
aikoねえやんのアームバンドと一緒にリュックに着いております

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