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練習メニューに迷ったあなたへ・・・世界的に有名なおすすめ金管教則本8選

「どんな基礎練習をやれば良いですか?」


こういう質問をされることが
よくありますが
皆さんは答えられますか?

この質問の意図は
普段どんなことをしているか
ということを聞きたのではなく


どんな基礎練習をやれば
効果があるか
ということを
聞いている質問だと思います。


僕はもともとものすごく飽き性で
色々なことが長続きしません。

だから基礎練習が大切だと
わかっていても


一人で取り組むのは
ものすごくハードルが
高かったです。


基礎合奏として
仲間と一緒に取り組むと


合わせる楽しさがあったので
気にせず取り組めたのですが

一人だと余計なことばかり
考え始めて集中できず


自分を戒めるかのように
無理やり取り組んでいる
そんな状態でした。

そんな大学生の僕を見かねて
レッスンをしてくれていた
師匠が


課題としてだしてくれたのが
教則本でした。

それまでは教則本について


音符がたくさん書いてあって
問題集のようだな


どうせ地味な練習ばかりで
すぐに飽きるだろう



教則本に書いてある楽譜を本番
演奏するわけでもないから


とあまり勝手に悪いイメージをもって
買うことすらためらっていました。

でも、レッスンで
取り組むきっかけを
作ってもらったおかげで

教則本の楽しさ
やりがい
あるべき意味


を知ることができました!

教則本での練習に取り組まないと


・基礎練習のメニューが変わらない
・基礎練習の目的を見失う
・基礎練習がマンネリ化する
・集中力が継続しない
・練習がつまらないと感じるようになる
・練習のモチベーションが下がる
・練習が面倒になる
・基礎練習と曲が結びつかない
・曲でうまく吹けない部分があっても解決策がない
・上達のために何に取り組むべきかわからない

といったことが起こってしまいます。


せっかく楽器を吹くことが
楽しいなと思って


楽器を始めたみなさんが
基礎練習を楽しめないって


正直もったいないと思うんです。

楽器を吹いている時間が
ただの作業のようになっていては
悲しいですよね。


楽器を吹くすべての時間が
自分の理想の演奏を手に入れるための
有意義で充実した時間になるべき


だと思います!!

もちろん


基礎練習大好き!
基礎練習ばかりやっていても
私は幸せ!


という方も
いるとは思いますが



教則本だからこそ
学べることがあります。

教則本に取り組めば


・基礎練習のメニューに変化がでる
・基礎練習の目的をいろいろ見つけられる
・基礎練習に飽きずに取り組める
・常に小さな目標があり集中力が持続する
・達成感があり練習が楽しくなる
・スモールステップが見えやすくモチベーションが上がる
・基礎練習と曲で求められる技術が結びつけやすい
・曲でうまく吹けない部分が減ってくる
・できるようになったことが増えるのがわかりやすい

といったメリットが
たくさんあります!!


僕は中学でも高校でも
練習をさぼったり休んだり
することはなかったので


飽きっぽさを我慢して
毎日こつこつと練習を
続けていました。

今思えばそれは練習ではなく
毎日の習慣、作業になっていて



それぞれの練習がもつ
本来の意味が
なくなっていたのかもしれません。

だから
音のコントロールは
苦手だし


音はまっすぐ
伸びないし


タンギングや指使いも
速くできない


おまけに
すぐ疲れてしまう


ような状態がずっと続き
解決できないままでした。

投げ出したくもなりましたが
音楽も楽器も好きだったので
意地で続けていました。


そんな状況を
どうにかしたくて
レッスンに行って


教則本に取り組むように
なったおかげで

細かいタンギングや
指使いが
徐々にできるようになり


様々な音のコントロールの仕方を
たくさん経験し


最後まで曲を吹き切る
スタミナを伸ばし


ソロの曲を一人で1曲
吹ききれるようになりました。

合奏全体をみる指導では
なかなか教則本を使った
指導はできませんが


個人レッスンでは
これまで書いたような理由と
自分の経験から


教則本を使っての指導を
取り入れるようにしています!!

皆さんも
今の自分を最大限高められる
運命の教則本を見つけて


毎日の練習をこれまで以上に
わくわくしたものに
変えていきましょう!


今回はこれまでの経験から
どの金管楽器でも取り組める


おすすめ教則本を2種類
皆さんに紹介します。

そして最後まで
読んでくださった方には
さらに特別に


楽器別のおすすめ教則本も
紹介したいと思います!!

すぐに購入できるように
リンクも貼っておきますので
活用してくださいね!!


全ての金管楽器共通おすすめ教則本

まずはすべての金管楽器に
共通で使えるおすすめ教則本を
紹介していきます!!


①『金管教則本』 
J.B.アーバン著

トランペット https://amzn.to/4arouJy

トロンボーン https://amzn.to/3yugoD2


アーバンは1800年代半ばにフランスで
コルネット奏者・指揮者・指導者として
活躍しました。


1864年に出版されたこの本は
世界中で活用され


「金管楽器奏者のバイブル」
といえるような存在です。

発音、リズム
音階、半音階
リップスラー、跳躍
分散和音
シングル~トリプルタンギング

など細かい項目に
分けられているのですが


素晴らしいのはそれら
がすべて一つの短いメロディ
になっているのです!

曲を練習するつもりで
様々な要素の練習ができ
しかも音域的にも無理がない


ある程度楽器が
吹けるようになれば
とりくめる教則本です!


最初は結構な量があるので
驚くと思いますが

一つ一つ吹いき進めると
だんだん楽しくなって
あっという間に終わります!

最初のページから
クリアするもよし


できそうな練習から
取り組むもよし


ランダムに開いたページを
挑戦してみるのもよし


これを一冊クリア出来たら
別人に生まれ変わりますよ!!(笑)

②『60の練習曲』
 G.コプラッシュ著

トランペット https://amzn.to/44S6Q0v

ホルン https://amzn.to/3QQdzlW

トロンボーン https://amzn.to/3QSq3t8

チューバ https://amzn.to/3V9JikM


コプラッシュは
1800年代に活躍した
ホルン奏者です。

そのころに
ホルンの練習曲として
書かれたのがこの曲集。


先ほどのアーバン比べて
音域も広がり
テクニカルな要素も増えます。


いきなりこの本!
というのは無理があるので


ある程度の技術が身についたら
取り組んでみましょう。

ここまで教則本を
クリアできる技術が
身につけば


ソロの曲の演奏が
自信をもってできるレベルに
なっているとお思いますよ!!

紹介した2種類の教則本は
まさに「鉄板」と呼ばれる
ものです。


これらが長きにわたり
活用されているのは



それだけ大切な要素が
たくさん詰まっているからです。

取り組んだことのない人は
少しずつでいいから
やってみてください!!


取り組んだことがある人は
ぜひもう一度開いて
今の自分から再挑戦です!!

ここまでどの楽器にも使える
王道の教則本を紹介しました。


最後にそれぞれの楽器に
おすすめの教則本を
少しだけ紹介します。


楽器別おすすめ教則本


ここからは楽器ごとに
おすすめの教則本を紹介します。


とは言うものの
必ずしもこの楽器でないと吹けない
というものはないでしょうから


気になったらほかの楽器の
教則本を使うのも
面白いかもしれません!

①トランペット
・『アンブシュア・ビルダー』 
リトル著

https://amzn.to/3yiB7cD

リップスラーを使って
奏法を身につけていく
という教則本です。


中低音から
音数が少なく
スタートできるので


初心者の段階から
活用しても
とても良い練習ができます。


・『トランペットのための技巧練習曲』 
クラーク著

https://amzn.to/3WHIDbj

これもトランペット吹きの方は
聞いたことがある教則本の
ひとつかもしれません!


様々な音階
指使い
音の多様なコントロール



効果的な演奏パターンが
たっぷり入って
とてもやりがいがあります


タイトルの通り
ある程度技術がついたら
取り組んでみましょう!


②ホルン
・『ホルンのための実用練習曲』 
ゲッチェル著

https://amzn.to/3V7vCXs


ロングトーン、リップスラーなど
基礎練習に飽きてきそうなとき


無理のない音域で
やさしい曲から
気軽に取り組めます。


2冊目まであるので
よかったら
チャレンジしてみてください!

・『ホルン奏者のための基礎練習』 
シュナイダー著

https://amzn.to/3yugP08

世界的なホルン奏者である
ブルーノ・シュナイダー氏
がつくった一冊です。


本人が
「いつもこんな基礎練習の曲がほしかった」
と言っているぐらいに

いろいろな要素が
はいっています!!


③中低音
・『マスタリング・ザ・テューバ』 
ロジャー・ボボ著

https://amzn.to/3wHBi0M


テューバ奏者として
世界的に有名な氏が書いた
教則本です。


バズィングからロングトーン
リップスラー、スケール
跳躍練習と


一冊で全ての基礎練習を
習得できるくらいに
充実している教則本です!


・『メロディアス・エチュード』 
J.ロッシュ著

https://amzn.to/3yqVhBm

イタリアの声楽家
マルコ・ボルドーニの
ヴォカリーズ(ヴォカリーズとは母音のみで歌詞を使わずに歌う発声練習)を


1982年にロッシュが
トロンボーン用として
作り直しました。

技術よりも
シンプルで美しいメロディを
どのように表現するか


を考えて取り組むと
内容が奥深いので
表現力アップにつながります!


ここまでいろいろ紹介してきましたが
気になる教則本は
見つかったでしょうか?

もちろん教則本を
手に入れたからといって
すぐに上手くはなりません


ただ、これを読んで
早速試してみようとか
手に入れてみようとか


思える人は練習も
頑張れる人だと
思います。


気になっているのなら
気持ちが冷めない今のうちです!


自分の理想の音を手に入れて
自由に楽器を演奏する
楽しい未来を手にするために


さっそく行動してみましょう!!

そうやって
今すぐ行動しよう!

とするあなたのことを
僕は精一杯応援していきたいです!


また、取り組んでみて
わからないことやこまったことが
あったら


オンライン相談・動画添削・レッスン
個人レッスン・グループレッスン・合奏指導

なども行っていますので
気軽にご相談ください!

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じゅん|元教師のバンドサポーター🎵(@jun_brass) / X
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長沼純平@バンドサポーター(@jun_band_supporter) 


これからも楽しい楽器演奏ライフのために
一緒に学び続けましょう!
























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