八田與一氏と台湾

台湾と日本。それは固い絆で結ばれています。台湾はご存知とおり日本の植民地にありました。しかし先人達の貢献もあり豊かに国と国民性が育まれています。

一人ご紹介します。八田與一氏です。

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この方は台湾の嘉南平野にある烏山頭ダムを作った方です。かつて、この地域は干ばつで作物が育ちませんでした。そこで日本政府は彼を台湾に送りダムを作るよう命じましたが、初めは彼の計画は反対されました。理由は莫大な資金です。しかし説得を重ねなんとか工事を開始させます。しかし工事を進める途中爆発事故が起こり多数の死傷者を出しました。彼は一件一件家を周りご遺族に頭を下げ行きます。そしてその最中に遺族から「主人(作業員)は仕事を誇りに思っていました。必ず完成させて下さい」と言われ奮起します。

しかしその翌年、日本で関東大震災が起きます。ダムへの資金も大幅カットされ、人件費もカットするよう命じられる中、台湾の方は「俺たちはクビだろうな」と噂されます。しかし彼は「日本人は日本でいくらでも仕事がある。それにこのダムを使うのは台湾人だ。」という理由から日本人のみを解雇していきました。こうして現地の方と固い絆で結ばれ無事ダムは完成し緑豊かな嘉南平野ができたのです。

以後、彼の命日には毎年慰霊祭が行われ銅像まで作られました。そして彼の残した功績は現在までに引き継がれています。

現在台湾と日本は国交を結んでおりません。何故台湾と結ばず韓国や中国と結ぶのか。本当に頼りたい時に見返りを求めて義援金を送る国。他国の土地を平気で武力行使で奪う国と結ぶ必要があるのか。私は台湾と国交を結ぶべきだと考えています。

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