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3年間の政治部の学び


みなさんはじめまして、政治部の安彦と石井と申します。
今回は、私たち2人がN/S高へ入学して以来3年間にわたって政治部で取り組んできた活動や得られた学びについて振り返って見たいと思います。
後半では対談形式で政治部のリアルについての話もありますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
(安→安彦、石→石井)

なぜ政治部に入ったか
安:私は昔からよくテレビやネットのニュースをみていて、そこで流れている政治や社会問題についての記事を見ていく中で、「政治」というものに対して興味を持つようになりました。それで、N高入学後に政治部募集開始のお知らせを見て応募しました。
石:私も安彦さんと同じく、小学生の頃からニュースを観て、社会問題や政治について漠然とした興味関心というものを持っていました。そこでN高へ入学した時に政治部の募集を見て、ここならその興味関心を活かせそうだと感じて応募しました。

3年間で記憶に残っている政治部の活動
安:私は政治部第2期の7月15日に行われた、安倍晋三元内閣総理大臣による講義です。高校へ入学して3ヶ月、政治部へ入部して「2ヶ月のタイミングでこんな大物のゲストの方が来て、私たちの質問に直接答えてくれるんだ」という驚きと感動を強く感じた講義でした。2期は安倍元総理の講義以外も全てが印象に残っていて、次はどんな方がゲストに来てどんなことをお話ししてくれるんだろうというワクワク感が常にある1年間でした。みなさんご存知のようにこのわずか1年後に銃撃事件があったということもすごく印象に残っています。

石:私も第2期の講義で、安倍総理の講義の1週間前の7月8日に行われた与野党の国会議員3名をお招きした「いじめ問題」の講義が一番記憶に残っています。この講義は私たちの政治部の活動で一番最初の国会議員を招いた講義でした。国会議員へ直接質問するということが初めてだったため、ものすごく緊張した反面自分の質問に真摯に答えてくれるんだという感動がありました。

3年前と比較して成長したこと
安:3年間活動していく中で、政治を他人事ではなく”自分事”として考えられるようになったことが一番大きいと思います。テレビを見ていても漠然としか分かっていなかった社会問題や、政治問題がどうして起こっているのかということが説明できるようにもなりました。テレビで映っている政治家の所属政党や名前も前と違ってすぐに頭に出てくるようにもなりましたね。
石:各政党や派閥の政策の違いや、平成以降に起きた「非自民政権誕生」から「加藤の乱」、「民主党政権誕生」といった政治の流れも理解できるようになりました。「政治は人なり」という言葉があるように政治家同士の関係性を理解することで、政局を読むことが楽しいと思えるようにもなりました。ここが一番大きな成長ではないかなと思います。

今後(あるいは大学で)取り組みたいテーマ
安:私は交通政策について研究していきたいと思っています。私の大学では一年次からフィールドワークを行なったりするので、交通政策もそうですが政治部で行ったような国レベルの政策というよりも、地域に根ざした政策を研究していきたいと思っています。
石:私は大学で政治学科に進学するため、なにかひとつのテーマを設定するというよりも、政治という学問を0からしっかりと学び直したいと考えています。政治部やインターンで政治については一定の知識は得たものの、学問として体系的に学んだわけではないので、そこを学べるのが楽しみです。

他己紹介
(安彦→石井)
石井さんは行動力のある方です。
私たちが同じチームとして活動していた1年生のころに、突然議員事務所でインターンをはじめたり、2年生のころには生徒会選挙に突如立候補して本物のような「ドブ板選挙」を展開して当選しました。卒業式のときも、青春18きっぷを使って東京から岡山まで普通電車で行こうと提案してきたり、行動力はあるけれども少し変わった面白い方だなと思います。
(石井→安彦)
安彦さんは堅実で温厚な人柄な方です。
自他共に認める飛行機好きで、よく飛行機の話をしますが、好んで利用する航空会社がライバル同士なのがちょっと面白いなと思います。
政治に関しては交通政策を研究されていて、いつもすごいなあと思いながら話を聞いています。
私と同じように政治部を3年連続で活動している仲間です。
政治部以外では国会見学や山形、岡山に一緒に行ったりするお友達です。

磁石祭にて。左が安彦、右が石井。


対談 ぶっちゃけ話
石:ぶっちゃけ3年間振り返ってみてどう?俺たちは唯一3年間連続で活動した部員らしいけど。
安:あっという間のようで濃い3年間だったな〜。個人的には同じチームで活動した2期が一番濃かった。
石:2期は濃かったね〜!高校入学直後で政治部も初めてだから何もかもが新鮮だし、大物ゲストが2ヶ月に1回は来るハイペースだったからとにかく忙しいけど楽しかった笑
安:メンバーも濃かった。2期生はいまでも繋がってるし、同じチームの鉄道好きのO君とは今だに旅行に行ったり電話したりするよね~。
石:懐かしいね~!彼とはチームのMTGで真っ向から意見が対立して1時間以上激論を交わしたから、今でもこうして旅行に行ったりが仲良しなのが不思議だよ笑
安:あれは怖かったよ〜笑。結果的にチームの方向性が決まる重要なMTGだったけど、聞いていた側はものすごく怖かったからね?笑
石:ごめんごめん笑。でも腹を割って話したから逆にそれで絆が生まれてきたのかもね。
安:きっとそうだろうね。この間は一緒に山形にも行ったしね。
石:そうだねえ。卒業するタイミングでこの3人で山形に行って、一緒に温泉に入ったのはとても感慨深かったね。
安:感慨深かったね!これからもまたみんなで旅行にいけるといいなあ。こういう深い関係の友達ができるのも政治部の魅力だね。
石:そのとおりだね〜。自分は政治部に入って報道記者という将来のビジョンも見えてきたし、本当に実りのある部活動だったなあ!
安:本当にいい3年間だったね。褒めてばかりでも良くないから一つ不満をあげるとしたらどんなものがある?
石:うーん強いて言うなら政治部とは言っても、政治を教えてくれるわけではなくて自分から学びに行かないといけないところじゃないかな。ここがイメージと違って挫折しちゃう人も多い気がする。
安:たしかにそうだね。チームワークメインだから、ほぼ初対面の人たちと政治っていうセンシティブなテーマについて議論を交わさなければいけないのも大変だよね〜。
石:そうだね、それはすごく大変だった。意見がぶつかることは他のチームでも良くあるみたいだから、とても大変。
安:でも、振り返ってみると意見が違う中で、たくさん議論を交わして合意形成を図って一つの結論を導き出すのはまさに「政治」だよね。
石:そう。身をもって政治の大変さを学ぶことができるっていうことでもあるから、そこはある意味でとても良いところかもね。
安:色々大変なこともあったけど、それと同時に大きく成長できたから”4年生”になれたら政治部に入りたいね笑。
石:そうだね笑。留年してもう一度入りたいっていう人もいたなー。

山形へ向かう新幹線の車内にて

いかがだったでしょうか?
ここまで私たちが政治部で得た学びや面白かったことについてお話ししてきました。
この記事を読んで政治部を身近に感じていただけるととても幸いです。
ぜひ、ご興味のある方は応募してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。


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