学ぶということ

小さいころは僕にとって父や母はスーパーマンだった。

自分には出来ないことが何でもできた。

肉や野菜を料理に変え、車という鉄の塊を操り遠くまで人を運ぶ。

ゲームをすれば自分の行動はすべて読まれてしまう。

魔術とも言えるような物凄い能力を持っていたように思えた。

そんな魔術も年とともに原理が分かり魔術ではなくなってしまう。

そのとき、両親はただの人間だったことに気付くのだ。

実はほとんどのことが種や原理が分かってしまえば誰にでも出来る簡単なことだったりする。

当然、最初は何度か失敗するかもしれない。

しかし、トレーニングを積むことでその技術を習得し、身に着けることは誰にでも出来ることだ。

学ぶということはそういった魔術を増やすことなんだと思う。






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