【閑話休題16】A級小倉劇場の回転盆の話
先日、小倉の劇場に伺った際に、
劇場の回転盆(以下:盆)の話題になった。
1983年以来、40年の長きにわたり回り続けた盆。
開業当初の盆は、回るだけではなく、なんと…
「盆がせりあがって」いたそうだ。
今では浅草と道劇だけになった、迫り上がる盆。
実は小倉の盆もせりあがっていたようで、
30センチくらいあがっていたようだ。
しかも電飾があったらしい。
昨今の踊り子のお姐様方は身長が高いから、
間違いなく天井に頭をぶつける事だろう…
40年も回り続けていると、流石に盆が平行に回れなくなり、段差ができているのだが、
素人感覚で、盆を上げて修理すりゃあいいじゃねぇか?と思ったりもするのだが、それもなかなか難しいようだ。
ただ、話によれば、盆自体は取り外せるようだ。
❶盆の縁に取り付けられているアルミ製の外枠のネジを外す事で、アルミ製の外枠が外れる。
❷盆の蓋部分(床部分)が外れる。
❸盆の土台(円柱状)が外れる。
❶〜❸を見る限り、盆自体は丸いが、
盆の内部は実は正方形になっていて、
正方形の中に上記❶〜❸がはまっていて、
モーターで動いているそうだ。
現状の盆は段差ができているのだが、
原因は、40年ひたすら回り続けているため、
モーターで盆を動かす時のローラー部分や溝が削られてきているのが遠因かもしれないと言われている。
上記要因だけならば、修理可能な感もあるのだが、
盆には、いろいろな配線が巡らせており、
盆を回すための配線や、照明の配線なとなどあり、
修理するのであれば、盆のみならず、配線全てやり直さなければならないらしい。
ということは、やはり金銭的な問題もあり、なかなか難しいところではある。
盆はストリップにおいて、重要な箇所の一つ。
大事に大事に☺️
ただ…
見てみたかった、せりあがる盆…
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