コロナが暴いた二種類のタイプの人間

 気がつけば、今年もあと10日ほどとなってしまいました。本当ならば、今頃、今年を振り返るみたいな特番なんかでオリンピックやパラリンピックの感動シーン再び!みたいなものを観ているはずだったのに。。。。いやはや本当に何が起きるのか分からない。良いことも悪いことも。

 この1年、私達は世界共通の困難に向き合うこととなり、生活は一瞬にして一変してしまった。暗い話題が多い年になってしまったけれど、周囲を見渡してみると、この状況を上手く利用し、新たなチャンスを生み出してる人達が結構いて本当に尊敬しかない。要するに、どんなピンチが来ても、その状況や環境を自分にとって有利な流れに変えてしまえる人とそうでない人の二つのタイプの人間がいて、自分がどちらの人間かと言うことをコロナは暴いてしまったのかもしれない、と思う。前者のような想像力と創造力に長け、新たな挑戦に常にワクワクしているタイプの人間は、来年以降さらに加速して成長し続けていくような気がしている。こういうタイプの人間は、物質で満たされた世界よりも別の場所に幸せの価値を見出しているように思う。だから、そもそも仕事がない、お金がない、とか怖いことだと思っていない。失敗も怖くない。こんな時でもすごく楽しそうだったりする。全く同じ状況で不安と恐怖に支配されてしまう人間、環境のせいにして愚痴ばっかりの人間もいる。こういうタイプの人間は、物質に満たされた世界に幸せの価値を置いていて、失うことに怯えている。普段はよく分からなかった人の本性みたいなものを丸裸にしてしまったな、このウイルスは。
 これまでは、高校、大学を卒業し、できるだけ安定した企業に就職をし(公務員なら尚よし)、終身雇用の世界でなんとか生き延びていく、みたいな『型』があったけど、これもう通用しないね。変化に柔軟に生きていける力、自分の道を切り拓いていける逞しさとか、学校ではこういうことを教えてもらいたいと願う。
 偉そうなこと連ねてしまいましたが、私はって? 
 はい、物質の世界に生きる怯える子羊でございます。お金欲しい。笑 

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