【連載ラノベ】らびんゆー(Rabi&You)第三話「あらたな風、あらたな友情」

「らびんゆー」第三話：新たな風、新たな友情

This picture  was   drawn digitally  Jun  Tachibana

　新学期が始まり、ここ音羽学園なかよし組は新たな風が吹き始めました。

　その風の名前は五十嵐あめ。彼女はイギリスから転入してきた、トレーシー・ハイドみたいなあどけない顔の美少女で、その鮮やかなブルーの瞳と金色の髪は、誰もが見とれるほどの美しさでした。
　キャー、カワイイ!!　すごーい!!　クラスのみんなが騒ぎ立てています。

　こうして、月原らびと南ゆうの二人は、あめと同じクラスになりました。あめは初日から積極的にクラスメイトと交流を始め、特にらびとゆうの二人とはすぐに打ち解けました。

　らびには気になる男子、マモルくんがいます。一方、ゆうの心を掴んでいるのはセイジくん。そして、あめの心を揺さぶっているのは、丘上おかのうえオウジくんです。

　そんなあめは自分のそばかすと鼻ぺちゃを気にしていましたが、らびととゆうは彼女に対して、「そんなの気にしないで。あめはあめ自身で素敵だよ」と励ましました。

　そして、らびは、あめに対して「あめちゃんは、マンガで見た、キャンディス・ホワイトみたいだね。私たちはなかよし組の仲間だと思うよ」と言いました。あめはテヘヘと笑って、「その名前は知らないケド、私たちは最高の友達になれるかもね」と応えました。

　一方、ゆうはあめに対して、「私は自分のこと、ウルトラマンAの南夕子だと思ってるんだ。だから、私とらびは、同じかぐや姫なんだよ」と主張しました。あめはにっこりと笑って、「ウルトラ・・マンA??　・・よくわからないけど、それなら、私たち三人で最強のチームを作ろうよ」と提案しました。

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　この第三話では、新たな風が吹き始め、主要キャラクターたちの関係性が深まる様子を描きました。次回は、この新たな関係性がどのように進展していくのか、お楽しみに！