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素人のワイン造り(2)

先にアップした『素人のワイン造り』を自分で読み返してみたら、言いたいことの触りだけで終わってました。- - ; 

 実は「noteの書き込みは 1,000文字前後で収める」と一応決めていて、それは読んでいただける方に対する配慮なのですが、同時にそれは自分に対する制約でもあり、その結果書きたいことがたくさんあると、こういうことが起こります。

で、決めました。書きたいテーマを書き終わるまで回数を重ねていきます。というわけできょうは2回目。

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今年は4回目の収穫でした。ぶどうの栽培を始めたのは4年前、まだ未熟者なのです。その未熟者にも収穫は楽チンなのですよ。成っているぶどうの房を片っ端から切り落とし、それをバケツの中に入れていけばいいのですから。でもこれが素人。ぶどうの房も同じようにに成熟しているように見えて、実は房ごとにその度合いが違います。また同じ房でもぶどうの粒によっても違います。「え?そう?」と思う人はきっとお店の棚に並んだ食用の美しいぶどうの房を思い描いているからですね。ワイン用のぶどうの場合、たとえばジンファンデルという黒い品種などは同じ房でも黒い粒に緑色が混じったりしています。ここまでではなくても、同じ房の中にきれいに熟した美しい粒があるかと思えばその片隅には成熟を通り過ぎてシワシワになっているものがあったり。こういう場合、どれくらいまで待って収穫に入ればいいのかという判断が必要になります。これがプロの仕事ですね。この判断をするのが(判断はこれだけではありませんが)ワインメーカーと呼ばれる人たちです。日本酒を造る酒蔵には杜氏とうじさんがいるように、ワイナリーにはワインメーカーさんがいて、ワイン醸造の全責任を負っていろんな判断を行いながらワインを作り上げているのです。ワインを作る会社ではありませんよ。

ワインメーカーさんはワインの醸造の全ての責任をもっています。だからワインメーカーさんの経験や経歴を知ることはたいせつですね。それはぶどう畑の選定、管理、ぶどうの品種の選定、春は新芽や枝の選定などに始まって、そして秋の収穫がやっぱりその1つのピークに達することになります。ナパ バレーでは収穫が始まるのはおおむね8月ですが、それも品種によって、あるいは場所によって、あるいはその年の気象によって8月の何日にするかを決めなければなりません。

ところが僕は素人ですからね、「今年は9月4日から 18日にかけて収穫」とぶどう畑の管理者から伝えられると「はい、了解!」というわけで、9月10日に決めて行ってきました。(つづく)

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