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21/22スキージャンプW杯 Nizhny Tagil プレビュー

日本チーム

今年の小林陵侑は次元が違う。。。

『飛んでるところが違う』や『後半の推進力が違う』

そうした強烈な印象で

ワールドカップを連戦連勝してきた選手を、何人か見てきました。

飛んでるところも、後半の推進力も両方違う。

それが今年の陵侑。

今季、彼を止められるのは

雪、風、コロナ、怪我、失格

といった外的要因しかないのではないかと感じています。

個人的に、陵侑のジャンプはセラミックレールよりアイストラックの方がジャンプの切れ味が増すことが考えられるので

宮平さんのコーチリクエストが重要になってくると思います。
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佐藤幸椰も昨年と同じ、もしくはそれ以上の成績が期待できると思っています。

夏場に小林陵侑はいませんでしたが

国内で圧倒的な強さを見せつけ

更には、サマーグランプリで小林陵侑を抑えて優勝しました。

ただ秋の練習で、時折見せていた失敗ジャンプが個人的には少し心配です。
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潤志郎さん、慧一、直幹は少し予想がつきづらいです。

3人ともトップ10に入れる実力がある反面

条件次第、ジャンプ台次第では30位以内から弾き出される可能性も持っており

どちらに振れるかは、開幕してみないとわかりません。

良い方に振れるとくると国別対抗や、団体戦のメダルがぐっと近くなります。

一方で伊東大貴さんは、夏秋とジャンプが不安定だったように見えました。

試合では着実に順位を獲得していましたが

道具を試したりなんなりと試行錯誤中のようで

調整が間に合っていれば、5大会連続の五輪代表が見えてきますが

上記の5人より夏秋の仕上がりよりは、やや劣るように感じています。

陵侑と幸椰以外は、確実に30位以内。そして20番以内に入ることによって

座席を確保して、五輪代表争いをしていきたいところでしょう。

Nizhny Tagil

まさかの開幕戦の地。

昨年のはこちら↓

いかんせん寒い地域なので、いきなり冬のレールの感触のはずです。

今回はかなり冷え込みが予想されるので、助走路の少し平になる部分(Tと呼びます)での減速が少なくなることが予想されます。
業界用語で言うと「抜けが良い」です。夏季シーズンと冬季シーズンの決定的な違いがこの「抜け」です。

アイストラックで練習していても、極寒だと滑りが大きく変わるので

ここの移行がどれだけうまくいくか?というのが重要になってきます。

しばらくはポーランドでの開幕だったので、近年の開幕戦とは大きく異なります。

風が落ち着いている日は、良い試合が観れるのですが

横風が強かったり、下から向かい風が突き上げてきたりと

ドラマメーカーな側面があるので、予想が困難であり

初ポイントを獲得といったサプライズ順位を演出したり

優勝候補を風で薙ぎ払う事もしばしばあります。

また、昨年はこの地で陽性者が出て

結構大変そうだったので、感染者が広がっているドイツやドイツ経由でロシアに入る選手たちは最新の注意が必要。

個人的な注目

個人的に

今季は陵侑に実力で勝てる選手はいないと思っているので、思考がそれ以上前に進んでいきません。。。

ただ、ノルウェーはこの地で非常に強い印象があり

特に前述した下から突き上げてくる風を完璧に捉えてくるので

昨年はスイープを果たしました。

Granerud(NOR)をはじめとした、ノルウェー勢が陵侑を止める筆頭になるのではないでしょうか。

なんとなくKlimov(RUS)も地元なので注目していきたいと思います。

海外の評価ではGeiger(GER)の評価が高かったですが

昨年タイトルは獲っているとはいえ、結構不安定だったので信用していません。

いかんせ開幕地が違うので、全く予想できないのが現状です。

様子を見たいところなのと、五輪シーズンなので開幕戦に調子が良い選手ほど

息切れしそうなので、そういった調子の上下を今季は注目していきたいです。

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いかんせ強い向かい風が時折吹く場所なので

陵侑が安全に飛ぶことができるゲートがあるか非常に心配です。

前述しましたが、宮平さんのゲートコントロールには注目していきたいと思っています。

これだけ書いて陵侑が活躍しなかったらどうしよう・・・笑

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