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北京五輪 〜スキージャンプ 混合団体 プレビュー〜

小林陵侑の金メダル獲得の余韻に浸る間も無く

今夜も試合。

新種目である混合団体。

男子2名、女子2名で構成し合計得点で順位を決める混合団体。

2013年の世界選手権で初めて採用され。

そこで日本は初代金メダルを獲得しています。

あれから9年、ついに五輪にも採用されることとなりました。

オリンピックのここ2大会、男子は団体戦も含めて3試合あるのに対して

女子はノーマルヒルの1試合のみ。

4年に一度、一瞬で決まる競技が1試合というのは中々酷でした。。。

試合数が増えて、リベンジのチャンスがあるので嬉しい限りでしょう。

試合展望

男子は僅差となるため、女子の充実が重要な混合団体。

更には、エースの活躍というよりは

男女ともに言えるのが2番手の選手がどれだけ頑張れるかが

勝負の鍵となってきます。

そうした中で、女子で2名のメダリストを輩出したスロベニアが

試合を有利に進めていくと思います。

男子も絶対的なエースは不在なものの、上々な調子で仕上げているので

金メダル獲得に向けて死角があまり見当たりません。

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次に、本来であれば昨年の世界選手権を制した

ドイツを上げたいところなのですが

男子のGeiger、Eisenbchlerが張家口にきてから完全に沈黙しており

女子もAlthausは良いですが、2番手のパワー不足が否めません。

2位の銀メダルの争いは混沌としそうです。

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本来はランク外なのですが

個人戦の成績がすこぶる良かったのがROC

中堅順位の男子の2人が昨日は安定したパフォーマンスをし

女子2番手のMakhiniaがトップ10に入っています。

力を出し切ると、とんでもないダークホースになりかねません。

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ROC、日本、オーストリア、ノルウェー、ドイツ

どのチームにも銀メダル獲得のチャンスがあり

どのチームも不安要素を抱えています。

こんなに予想が難しい混合団体は見たことがありません。

金メダルがスロベニア、銀メダルがオーストリア、期待を込めて

銅メダルを日本と予想しておきます。

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団体戦では、普段見せないパワーを見せる選手がいます。

また、メダルを取り慣れている国は意地を見せてきます。

こういった、事象が起こってくると

あっという間に勝負が決してしまう場合がある、怖さを見せる種目でもあります。

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男子成績表

画像1

女子成績表

画像2

日本チーム

しばらく、混合団体でメダルを取ることができていない日本。

五輪開幕前の調子だと、メダル獲得は難しいと考えられている種目でした。。。

しかし

小林陵侑は言わずもがな、高梨沙羅もメダルは逃したとはいえ状態は良いです。

また、張家口にきてから

女子2番手である伊藤有希の仕上がりがよくなっています。

更には、団体戦で佐藤幸椰が、あからさまに足を引っ張る姿は想像しずらいです。

ハマれば金メダルすら視野に入る布陣にはなっています。

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かつては女子頼みで、女子の活躍に男子が引っ張られて力を出してメダルを獲得する形でしたが

小林陵侑、佐藤幸椰が安定しだしてからは立場が逆転。

今回は男女どちらにも不安要素がある形。

不安定な風もあるので、ちょっと計算しにくいです。。。

残しているコメント的に、沙羅の精神的なダメージが少々不安ですが

男女エースは問題ないと思うので

伊藤有希と佐藤幸椰がどれだけ喰らいつけるかが

メダルへの鍵になってきそうです。

1番手、2番手が良い流れを作れると、一気にメダルが近づいてきます。


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