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ジャンプは楽しい、戻る笑顔 〜Lillehammer 21/22スキージャンプ女子W杯〜

失意の混合団体から24日。

Hinzenbachをスキップして調整して臨んだワールドカップ復帰戦

勝利の女神は高梨沙羅に微笑みかけ

最高の笑顔で彼女は答えました。

2年前のデジャブ

北京に向けて0からジャンプを作り上げていた途中の2年前。

女子ジャンプ界を完全に掌握していたLundbyに歯が立ちませんでした。

しかし、同じ季節の女子Raw air

この地Lillehammer、同じような強い追い風が吹き付ける試合展開

Lundbyの着地が乱れたところに付け入り

このシーズン唯一の勝利を掴みました。

このしぶとく掴んだ勝利によって、今季まで毎年ワールドカップ優勝を積み上げるという

とんでもないことを、やってのけています。。。

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この日もWFの点数がプラス20点を超える強い追い風基調の難しい条件。

調子の良かった、Kriznarが手をついたか、尻餅をついたかで着地が乱れました。

#見てない

そうした中で高梨沙羅

微妙に顔の向きを調整しマイナーチェンジをした助走姿勢で

1本目も2本目もラウンド順位は2位ながら、安定したジャンプを2本揃えました。

Kriznarの猛追を振り切り、失敗を犯したBogatajを上回り

勝利を掴み取りました。

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この時期のLillehammerは厳しい状況下に置かれた高梨沙羅の光になってくれるみたいです。

2本目、飛び終わった後の安堵の表情。

表彰台の真ん中での笑顔。

スキージャンプの楽しさを思い出したみたいです。

競技は苦しい、スポーツは楽しい

競技、大会に出場してトップを目指そうと思えば

苦しいことがほとんどです

勝者はただ1人であり、報われることの方が少ないと思います。

ただ、スポーツ自体は本来楽しいもの

無理して争う、試合に出る必要はないと私は考えています。

一方で、スポーツで争うことができる。相手と高めあい、研鑽することができる。

これもまた、楽しく、幸せなことです。

そのバランスに向き合えると、自分のやってきたスポーツがさらに楽しく

スポーツをプレイする喜び、幸せを感じることができます。

バランスに向き合う、多分正しい日本語になっていませんが

なんとなく、ニュアンスで感じ取ってください。

明日は宮様ノーマルヒルです。



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