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21/22スキージャンプW杯 個人第3戦 Ruka レビュー

今週は入ってくる情報量が多いので、凄い時間が経った気がしましたが

男子ジャンプもまだ3戦目。

ちなみに、Johanssonの2本目で寝落ちたので

最後まで見れませんでした。

男子ジャンプ

昨年の予選のような、Rukaらしくない追い風傾向の試合展開。

落ち着いた風の中、ビッグジャンプも見れ

面白い試合展開だったと思います。

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こちらで散々持ち上げているので↓

小林陵侑の優勝に関しては特に書くこともないでしょう。

1本目にタイミングが遅れてイマイチでしたが

2本目はようやく気持ちよく飛べたみたいです。

ノルウェーの審判が20点満点の飛型点をつける完璧なジャンプでした。

これでワールドカップ通算20勝目。

今季中に30勝に到達すると考えられます。

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どちらかというと完璧だったのは2位のLanisek(SLO)。

140mオーバーのジャンプを2本揃え、3位に14.5点差をつけ

圧巻のパフォーマンスを見せました。

1本目は失敗した陵侑を上回りましたが、逃げきれず

モンスターに初優勝を掻っ攫われました。。。

完全に彼の日だったので、かなりもったいなかったと思います。

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3位にEisenbchler(GER)

陵侑が勝つときは、大体近くにいるEisenbchler。

陵侑、完璧だったLanisekに次ぐ3位となり

今季初表彰台を獲得しました。

2本目は、WF +10点を超える悪い条件の中

しっかり飛距離を伸ばしてきました。

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日本チームは佐藤幸椰が10位でこの日もトップ10を獲得。

2本目の追い風に抗いきれず、悔しそうな感じ。

中村直幹が14位。この日も1本目にトップ10入りして

状態の良さを見せましたが、2本目は失敗かで順位を落としました。

#見てないのでわからない

微妙に、勢いに乗り切れてないといえば乗り切れてないなと感じます。

良いときにトップ10を連発しておきたいところ。

伊東大貴さん、小林潤志郎さん、佐藤慧一は2本目に進む事ができませんでした。

ここらへんは風次第で大きく順位が変わると思うので

今日は2本目に進んでほしいですね。

女子ジャンプ

第1戦同様に、Kramar(SLO)が圧倒するかと思いきや

順位がかき回された女子ジャンプ。

Nizhny Tagilの風は意味がわかりません。

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世界選手権の金メダリスト↓

Klinec(SLO)がワールドカップ初勝利を飾りました。

昨シーズンは勝てそうでなかなか勝てず、シーズン通すとやや不安定だったKlinec

見てないですが、2本ともトップスコアで完勝しました。

夏に急成長を見せたBogataj(SLO)が2位に入りスロベニアがワンツーフィニッシュ。

3位は2シーズンぶりに表彰台にカムバックしたAlthaus(GER)が獲得しました。

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高梨沙羅は5位。ジャンプというよりもどちらかというと飛型点の方が気になります。

どこかで勝てるとは思いますが、入りがこの感じだと少々不安要素にもなり得ます。

その不安要素とは、今年は例年と違い

ノーマルヒルとラージヒルの試合が入り乱れたスケジュールになってくるので

「対応力」という言葉を多く用いる沙羅にとっては、少し難しいシーズンになるかもしれません。

岩淵香里が13位を獲得。調子が良く、飛距離に関しては問題なさそう。

手堅く、ポイントを獲得し五輪代表に向けて優位に立っています。

高校、大学時代の大怪我以降、膝の状態的に

テレマークが入りにくいので表彰台は厳しいと思いますが

トップ10に入ってこれると、だいぶ良いと思います。

伊藤有希が22位。始まったばかりで

更にNizhny Tagilなので、よくわかりませんが

良くはなさそうなので、調子を徐々に上げていきたいところ。

勢藤優花は2本目に進めず、岩佐明香は予選落ちとなりました。

この遠征はポイントを取れるか取れないかの争いになりそう。

五輪代表に向けて、ポイントを積み重ねたいところ。

ノルディック複合

絶対王者Riiber(NOR)が失格となったこの日

よくも悪くもコンバインドらしい大集団のトップ争いが見れました。

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展開的にGeiger(GER)とFrenzel(GER)のスプリント勝負になると予想していましたが

この日−20℃に迫る気温だったRuka。

先頭集団が牽制し、1分差の選手達が追いついてくる展開に

そうした中でジャンプで若干のマージンを持っていたWeber(GER)が

上手に力を残して、最終盤でスパート

そのスパートが上手に決まりFrenzelを振り切りました。

これが初優勝、この優勝によってイエロービブの奪取に成功しました。

#1日天下か

そして2位にFrenzelとGeigerが入り、ドイツが表彰台を独占しました。

ジャンプ、集団、駆け引き、爆発力と

コンバインドの魅力が詰まった一戦だったと思います。

まあ今日はRiiberが勝つでしょう。

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日本チームで一番状態が良さそうなのが谷地宙

順位は20位ですが、ジャンプもクロカンも良い感じで五輪代表に向けて好発進しています。

一方で、日本チーム全体として見ると

ややジャンプが大人しい感じがします。

全体的として見ると、クロスカントリーの順位が上がっているので

昨年よりも良い順位です。

そこらへんのバランスが非常に難しいコンバインド競技です。

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ちなみにNizhny Tagilでコンチネンタルカップをやっていたノルディック複合。

こちらで6試合での総合3位に入るとワールドカップに昇格するという話をしました↓

とはいえ、コンチの2人はワールドカップの出場経験すらない中で戦っていくのでかなり厳しいと思います。

私は昇格に関して、厳しいだろうというコメントを残しましたが

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2試合終わって、山本侑弥(山本涼太の弟)が4位にランクイン。

コンチネンタルカップで獲得できる枠は基本的には3位までですが

1カ国1人まで。

ドイツとオーストリアは確定として、繰り上がるので

Danek(CZE)とMueller(SUI)、Barkov(RUS)などの

ドイツ、オーストリア以外の国の選手に勝てば、枠を獲得する事ができます。

これで昇格できると、コンバインドの代表争いが激化しそうな感じがします。

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