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写真参考で作業する時

アニメの制作現場で、これはこのシーンしか登場しないので写真参考(原作参考etc)でお願いしますとキャラクターデザイナーが設定におこしていないものが登場することがある。

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その場合写真を見ながら作業しなければならないのだが、その参考がとても細かかったり複雑だったりで作画しにくいことが多々ある。

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一番いいのはそのまま描くことだがそれでは時間がかかりすぎるのである程度省略するのが望ましい。経験豊富なアニメーターであれば今まで仕事してきた中で見た設定を思い起こし、どういったところを気を付けて描けばよいかわかる。

そうでない場合はシルエットなどに気を付けて描いてほしい。また細かい部分などは動きのある演技の場合あまり目に止まらないので省略してしまっても大丈夫なことがある。

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色がついた画面を想像するとなにが大事か見えてくることもある。立体的に見えるように影をどこに置くか考える。実線で描かずども影やハイライトで凹凸を出すことも考慮するとなおよい。

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アップや止メのカットであればディテールを増やしても良い。上手い省略法やディテールの出し方に注目してアニメを観るのもとても勉強になります。


自分が将来キャラクターデザイナーになった時の予行練習と思って、描きやすいく、かつ立体的にかっこいいデザインにして楽しみましょう。

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