英会話の会社のエンジニア目線でのレポート「タイ」
人生でリゾートというものに行ったことがないんですが、友人に誘われたので行ってきました。青い空に白い雲、焼けた肌に白いビーチパラソル、陽キャの遊びだと思われた「海外レジャー」はエンジニアリングで乾ききった心を潤し、まさに息を抜くという表現がぴったりな時間が過ごせました。
短い期間でしたが、いろいろな異国文化に触れたのでログがてら残します。
移動
アプリに関してはフィリピン出張時にもお世話になったGrab Taxiを利用しました。スクショに関してはリンク先を見てほしいんですが、何より
- クレカでアプリ内で決済
- 事前に値段が決まっている
- 呼ぶと10分前後で来るし、待ち合わせもGPSでできる
- チャットメッセージが自動翻訳される
- GrabTaxt/Car/Trikeを選択できる
という点が何より旅行者に優しいんじゃないでしょうか。
フィリピン同様、利用可能台数も多いので待ち時間も少ないし空港までもスルスルです。もちろんTrikeやbicycleのように現地特有の文化もあり、それを利用するのも旅の醍醐味かもしれないですが、Trikeは排気ガスが嫌だしbicycleは知らん人の背中に乗りたくないので利用しませんでした。
料金交渉やコミュニケーションを楽しみたい方には不必要でしょうが、効率と安全を意識するならほんとに利用しない理由はないと思います。
食事
バンコク
- ソンブーン Siam Square
- Central Embassy Food court
- Mango Garden(Siam Square)
- Capri (Asia Teaque)
パタヤ
- Rim Taley
- Hilton Pattaya Edge
- Pulluman Pattaya Dinner
ほんとに何もまずいもの食べてないし、お腹も壊してないんですが特にソンブーンとCapriがやばくて。
これはソンブーンの名物のプッポンカリーなんですが、何かというと蟹をすごい美味しくしたやつです。ビールに良く合います。
そしてこれはCapriのピザなんですが、釜のあるお店ですごく美味しくしたやつです。ビールに良く合います。Capriは生演奏もついてて、ずっとアコギでBruno MarsとかJack Johnson弾いてくれてノリノリでした。
値段もどこもお手頃で、男4人で満腹になるまで食べて飲んで900バーツ(3000円弱くらい)。安すぎる・・・ランチとかだと100バーツ(300円くらい)とかでお腹いっぱいになります。
ソンブーンは並ぶので注意が必要です、普通の平日に行っても40分待ちでした。
食文化
タイ料理については言わずもがな、カオマンガイやガパオ、ココナッツカレーや麺類など味のしっかりしたものから素朴なものまでカバー範囲が広かった。この理由を調べてみると
タイは地理的にはインドシナ半島にあり、文化的には中国文化圏とインド文化圏の両方の影響を受けています。「インドシナ」という名前自体が「インド-中国」という意味なので、両方の文化のせめぎ合いの場所なのです。
by タイ料理は歴史を知れば全部わかる
があるかと思われます。中国的な香辛料の利用と南国特有の素材の組み合わせが他の国にない固有な食文化を生み出していると感じました。
調味料に関してもオイスターソース・ナンプラー・ココナッツミルク・香草(レモングラス等)を組み合わせることでタイ料理っぽくなる(極論
もちろんスパイスも重要ですが、舌が感じる比率的には上記のものが多のではないでしょうか。
レストラン
食文化に中国の文化を色濃く受けていることや、近代化に伴い中華・日本食のお店もとても多かった。大きなショッピングモールの1フロア全部日本食のところもありました。やよい軒や大戸屋や大手ラーメン屋など日本でもメジャーなお店が並ぶ、値段は日本とそう変わらないので健康志向のある程度稼ぎのある人や駐在者向けなんでしょう。
現地で働くエンジニアの人と夕食を共にして色々聞けました、自身もフードコートなどに寄って見てみたがタイ料理に関しては類似したものがとても多い。日本ほど広がりはなく、乗っている肉が違ったり細かい変更があるだけで同じような店が何件も並んでいると感じました。
広いようで狭いレパートリー、たしかにこれはタイ料理以外も食べたくなるんでしょう。
Restaurant Queue Management System
レストランの行列管理の仕組みがどのお店も良くできていました。
利用人数ごとにテーブルの整理番号を発券し、順番にコールされるシステム。これによって顧客は待ち時間を推測し、不要な待ち時間をなくし店側もこれの管理をしたりログを利用することができる。
店舗によってはアプリもありそうだなーと思ったけど見つからなかった。
コミュニケーション
主要言語はもちろんタイ語。ちゃんとしたお店は英語が通じるが、街では利用できないことが多かった。この辺はアジア共通だと思う。
タイ語
馴染みのない言語だと思う。覚えて損のない知識としてフィリピンで言う「po」のような日本で言う「です」「ます」のような丁寧な表現をするときの末尾語があります。
基本的には、女性は「カー」、男性は「クラッ(プ)」を文末につけて話すと、ぶっきらぼうではない丁寧な言い方になります。
独自の文化、独自の言語:タイ語の特徴
飲み屋で私も教えてもらいました、観光客が男性でも「カー」を使いがちなのでよく教えてあげるとのことでした。
付け焼き刃英語による勘違い
私は英会話の会社で働いてますし、英語で仕事もするんですがあくまで限定的なシーンとコンテキストの中で利用するのでハンデがある上に相手の理解に支えられてなんとかなっています。
そう言ってもさすがに勉強もしているので「今回は英語ペラペラだぜ!!!余裕〜ウヒョ〜!!!」と過信してました。
文法・単語が正しい自信があるとそれだけで「私は正しいことを言っている」認識が生まれてしまいがちなんですが、英会話で重要なのは発音でありそれを本当に再認識した旅でした。
コンテキストで補完される英会話
今の私の仕事での英語は「相手が何をいうかある程度予測のつく会話」の中でやり取りをしていますが、旅行中のコミュニケーションはそこまで限定的なコンテキストを持たないため発音が間違っている英語が伝わらないシーンに何度も遭遇しました。
タクシーでの雑談やホテル・レストランのスタッフとの会話の中で質問を投げかけるシーンで、相手の言っていることは分かるんですがこちらの言葉が通じなくてモヤモヤしました。ゆっくり英語を話すと伝わることも多かったので、一連の音が適切に伝わってないんだと思いました・・・
英語には音を省略したりつなげたりする仕組みがあるので、それを意識的にアウトプットもする習慣と正しい単語の発音、そして舌の使い方を改善しないとこの問題は解決しないと感じました。
とりあえず弊社サービスで練習するぞ!という気持ちです。よろしくお願いします。
出川イングリッシュの役割
イッテQという番組で英語力が皆無な出川さんが単語と雰囲気だけで英会話をこなすのが話題になり、私も飛行機でこの番組を見たんですが、すごい自分的には腑に落ちるところがありました。
英語がお互いに通じる → 会話のお互いの理解度が高くなったような認識が生まれ適切なコミュニケーションが求められる → しっかり考えて話す → 緊張によってカジュアルさが消える
ということがノンネイティブ同士の英語の会話の中で生まれてしまうのかなーと感じました。ラフなコミュニケーションを支えるのはある程度の曖昧さと相手の理解であり、流暢な英会話はこれを生まないのでは?という仮説が得られました。
顧客と売り手という状況ではまず相手にラフでいいぞ!気軽に話して!という認識を与えるために、「まず日本語と簡単な英語で話しかけてみる」という入り口を作るのは非常に良い手だと思いました。特に日本人というブランドは世界的に見ても邪険にされにくいので、笑顔で「コンニチワー」「アリガトーゴザイマス」と言うことはとても効果的だったように今回の旅で感じました。
付け焼き刃英会話 < 日本人としてコミュニケーションハードルを下げての英会話
コミュニケーションの本質的な部分な気もしますが、まずは自分と相手が理解しやすい状況づくりをすることが非常に重要だと学びました。
*ただこれにはもちろん限界があり、踏み込んだ会話や困ったときに適切に状況説明ができるためにはやはり適切な英語力は必要です。
ホテルでサービスの内容を聞いたり、スパの予約、会計時の決済のシーンなど適切な英会話の中で英語力が上がったことを実感もできました。ただ一方でまだラフな会話に頼ってしまうことも多かったのでもっと勉強しようと思います。
やはり弊社サービスで練習するぞ!という気持ちです。よろしくお願いします。
さいごに
ホントはもっと文化や風土、カリプソキャバレーでLadyboyやtransgendarに関して色々学んだり触れたしタイ古式マッサージを始めとしたアロママッサージなど受けたり寺院に行ったりしたんですが、書き始めると終わらないのでこの辺で区切ります。
物価も安いし人も優しくよく笑う国、今まで行った国で一番好きな国になりました。
過敏性腸症候群(IBS)なもんでしょっちゅうトイレにいくので、日本みたいにトイレに恵まれた国以外にいるだけでストレスでトイレに行きたくなるんですが、カフェやレストラン・ショッピングモールもとても多く駅にもモールが会ったりでトイレ探して猛ダッシュする海外に行ったときに恒例行事もなく平和に過ごせました。
皆さんも是非タイへ〜読んでくれてコップンヵ!!
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