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10 カルマの法則発動を阻止せよ!

こんにちは、光の研修生Jumanです。
今回は、前回に続きウルトラマンが地球に来る本来の目的、二つ目の理由を語っていきますよ。

まずは前回の確認です。今回は②の背景を語っていきますよ。
①3次元地球特有の周波数「分離意識」を学んで、ウルトラマン自身も魂の 
 進化を遂げるため。
地球人類に怪獣を退治させたしまったら「カルマの法則」が発動してしま
 うため、発動から地球人類を守るため。

ところで読者の皆様は、一度くらいは「カルマの法則」を聞いたことがあるでしょう。今風に言えば、「ブーメラン」ですね。
昔、西城秀樹が歌ってました。(知ってるのは50代以降ですか・・)
「♪ ブーメランブーメラン・・・きっとあなたは戻ってくるだろう」
ヒデキは「きっと」と歌いましたが、スピリチャル的には「確実に」です。

いきなり脱線したところで本題にいきますね。今回の記事も多分長くなりそうですので、難しいな、疲れるな、と感じたら流し読みしてくださいね。

ウルトラマンにカルマの法則は発動するのか?

まずこのテーマからです。これって当然の疑問だと思いませんか?
ウルトラマンは怪獣を退治して命を奪うわけですから・・たとえ凶悪な怪獣や宇宙人であったとしても怪獣を退治すれば、ウルトラマンも逆に誰かに退治?される・・あるいは事故で絶命する・・と。

で、結論はさらーっ!といきます。このテーマを議論すれば、ウルトラマンの存在自体が消えてしまうので、円谷プロさんも困ってしまいます。記事を書いてる私も困ります。(笑)

ウルトラマンは宇宙警備隊の任務として、防衛の範囲が現在空間、パラレルワールドまで及ぶわけですから、宇宙全体の調和の守り人ということで、宇宙根源の創造主も
「カルマの法則は、ウルトラマンには任務の範囲および正当防衛の範囲内と認められる限りにおいては適用しない。
くらいの規則事を課したのではないでしょうか。正当防衛の概念があるのかどうかは不明ですが・・・ぜひともこれで納得してください。(苦笑)

防衛チームにもカルマの法則は発動しないように思えますが・・・

ウルトラマンはカルマの法則免除的な特権があるとして、科学特捜隊、ウルトラ警備隊などの防衛チームはどうでしょうか?ウルトラマンが登場するまで、および登場してからも協力して怪獣を攻撃することから、攻撃行為自体がカルマを発生させないのか疑問が浮かびます。

これから語ることは、当ブログの趣旨にはそぐわないのですが、話の順序として語る必要がありまして・・気楽に刑法のプチ講義を聞いて下さい。
面倒だったら流し読みしてくださいね。

刑法第36条第1項(正当防衛)
①急迫不正の侵害に対して、②自己または他人の権利を防衛するため、③やむを得ずにした行為は、罰しない。

では条文に、地球防衛チームの行動事実をあてはめていきましょうか。

怪獣が出現、街を襲う、建物や施設を破壊されそう。 → ①の要件満たす
民間人の生命や財産を防衛する必要があります。→ ②の要件満たす
戦闘機や地上から火力やビーム攻撃をする。→ ③の要件満たす

さらに最高裁判例は、防衛の意思は必要であるとしたうえで、
相手の加害行為に対して、(注1)憤激または逆上して反撃を加えたからといって直ちに防衛の意思を欠くものではない。(最判昭46・11・16)

防衛の名を借りて侵害者に対し、積極的に攻撃を加える行為は、防衛の意思を欠く結果、正当防衛行為とは認めることはできないが(注2)防衛の意思と攻撃の意思が併存している場合の行為は、防衛の意思を欠くものではない。(最判昭50・11・28)としています。

以上、刑法第36条第1項および判例を根拠に防衛チームに正当防衛が成立します。
そしてウルトラマンの助力なしに怪獣を退治しても、防衛チームに器物損壊罪は成立しません。なお、怪獣は「人」ではないので殺人罪ではなく、「物」になるので器物損壊罪(刑法第261条)の対象となります。

プチ講義の受講お疲れさまでした。
それじゃあ正当防衛が成立するなら、カルマは発生しないんとちゃうの?
だって合法でしょ!合法なものにカルマの法則を発動させたらアカンやんかー!それならめでたしめでたし、となるところなんですけど、実は前述した最高裁判例にはスピリチャル的に大きな落とし穴があるのです。(注1)と(注2)の文章に注目してください。

正当防衛なのにカルマの法則が発動するの?

「憤激または逆上して反撃を加えた」「防衛の意思と攻撃の意思が併存している」
ここで、防衛チームの反撃行為をもう一度考えてみましょう。
怪獣が出現して街を破壊する、人命が危険にさらされる、ウルトラホーク出動!キリヤマ隊長が攻撃命令を下す!ミサイル発射!
このとき、隊員たちは攻撃の意思をもってミサイルを発射してますよね。
おそらく十中八九、どんな怪獣と戦うときもこのようなシチュエーションになると思います。
つまり、防衛の意思と攻撃の意思が併存しているのです。あるいは逆上して攻撃したケースもあったでしょう。

以前、当ブログ「光の国大激変①」で、意識はエネルギーで物質化(目には見えない)する、との記事を書きました。

そうだとすれば、怪獣に向けられた攻撃意思は、目に見えない有形力の行使と言え、防衛チームの怪獣への攻撃は、防衛の意思はあったにせよ攻撃意思が存在する以上、スピリチャル的には、カルマの法則が発動するという結論になります。

心の中で思っただけなのになんでカルマの代償を払わなアカンの?との不満も聞こえてきそうですが、攻撃意思をもつことによってその周波数(波動)が物質化(目には見えない)した以上、アカシックレコードに記録されるのです。このあたりも「光の国大激変①」で触れています。

この場合、どれくらいの時間攻撃意思を有したらカルマが発生するのか、そしてどのような形でいつ代償を払うのか・・・これはわかりませんが、一つ言えることがあります。

すでに軽いカルマの代償なら払っています

これまで語ってきたのは、怪獣を退治してしまった場合のカルマの話です。
その一方で、怪獣を退治してないけど、ミサイルやビーム攻撃をして怪獣になんらかのダメージを与えるケースは多いですよね。

この場合は、お気づきですか?すでに防衛チームはカルマの代償を払っているのです。
怪獣との戦闘中、隊員の負傷、基地の損傷、戦闘機の撃墜等・・これらはほとんどが攻撃を加えたことによる(過去に戦った怪獣への攻撃の可能性もあり)軽いカルマの代償と言えそうです。
では重いカルマの代償って、いったい・・・?

怪獣を退治したらカルマの代償は想像がつかない

これは、ハエや蚊を退治するのとわけが違いますからね。
図体のでかい怪獣を退治してしまうと、反動で来るカルマの代償は想像がつきません。
防衛チームだけの代償ですめばいいですが、防衛チームを管轄する機関まで
根こそぎ代償を払うなんてことになるかも・・・

というわけで、ウルトラマンは、地球防衛チームにカルマの法則発動を阻止すべく地球にやってくるのです。
しかし一度だけ、防衛チームにカルマの法則が発動してしまったケースがありました。そしてその防衛チームは全滅です。
もうご存知でしょう!ウルトラシリーズのあのエピソードです。
これ、ウルトラマンの過失が原因だと言ったら・・・また回を改めて語りますね。

長くなってきたので最後に2つのテーマを語って終わりたいと思います。

カルマの法則が発動しないケースとは?

では例外はないの?カルマの法則が発動しないケースはあるの?

人間同士の喧嘩ならカルマの法則が発動しないケースが考えられますが、対怪獣との戦闘ではほとんど絶望です。99%以上発動するでしょう。

わかりやすい例だと、人間A対人間Bの喧嘩で、Aが刃物をもって襲ってきたが、気がついたBが、とっさに身をかわして逃げたところ、勢いあまってAが前に転倒して頭を強打、絶命した・・みたいな。これも正当防衛です。
これならBは、逃げた(防衛の意思が存在)だけであり、攻撃意思は存在していません。そのためBはAに対して何ら意識(エネルギー)を向けていないので、カルマの法則は発動しない・・・と思われます。・・・が・・・
どうなんやろ・・どんなプロセスであれAが死んだことによる代償は払わないといけない、となるのでしょうか???
書いてて不安になってきたから次いってみようー!(笑)
理屈はわかっていただけたと思います。

とにかく防衛チームに対怪獣との戦闘で、上記のABのようなケースがあてはまる場合はあるのか、となれば、まずはないでしょう。
そんな吉本新喜劇級の怪獣や宇宙人がいるわけありませんから。(笑)

キリヤマ隊長のセリフとサコミズ総監の演説は?

セブン第49話「史上最大の侵略後編」で、セブンの正体がダンだとアンヌに打ち明けられてから、キリヤマ隊長が言ったセリフです。
地球は我々人類が自らの手で守り抜かなければならないんだぁ!

キリヤマ隊長JPG

そして、メビウス第48話「最終3部作 皇帝の降臨」で、GUYSサコミズ隊長兼総監が、メビウスの正体がGUYSクルーの一人だと明かした後、キリヤマ隊長のセリフを補足する形で、
「この言葉はウルトラマンが必要ないと言ってるわけではありません。彼らの力だけに頼ることなく、私たちもともに戦うべきだと伝えているのです。最後まで希望を失わずウルトラマンを声援する。それだけでも彼らとともに戦っていると言えるのです。」
と民間人に向けて演説します。

サコミズ総監


細かいところは不明ですが、キリヤマ隊長のセリフは、怪獣を退治してしまえば、カルマの法則(重い)が発動する、の知識がなかったと思われます。
なぜなら、このセリフの前に初めてセブンの正体が部下のモロボシダンだと知ったのですから。
自分は隊長なのにそれまで部下がセブンだと気づかなかった自分に、ダンに過酷な戦いをずっとさせてきた自分に腹がたっての感情もセリフに込められてるかもしれません。

一方のサコミズ隊長兼総監の方は、メビウスのストーリー上、かなり早い段階でミライがメビウスであると知っていました。
なぜなら何度もクルーたちにミライがメビウスだと気づかれないようにミライに助け舟を出しているからです。
そのため、ミライとの日々の会話のなかで、このカルマの法則発動の知識を教授されてたのではないでしょうか。(あくまで推測です)
そのためキリヤマ隊長ほど怪獣を倒す気満々の演説にはなってませんよね。

ちなみに隊長などの指揮官が、部下の一人がウルトラマンだと気づいても、周りに配慮して一定期間、公にしなかった例は、ティガ(ダイゴ)のイルマ隊長、ガイア(高山我夢)の古室コマンダーもそうですね。

今回も長い記事で法律色が強かったにもかかわらず、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
なお今回も画像は、「TSUBURAYA IMAGINATION」から引用させていただきました。参考にさせていただきありがとうございました。

今回のまとめ
仮説ウー13
ウルトラマンが地球に来る本来の目的は、地球人類に怪獣を退治させたしまったらカルマの法則が発動してしまうため、その発動から地球人類を守るためである。

次回予告:(仮題)11 「超兵器R1号」「ノンマルトの使者」



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