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ジュリエッタとしてのラスト舞台は「月刊コント」でした

昨日のよしもと漫才劇場での公演「月刊コント」をもちましてジュリエッタを解散いたしました。

今はジュリエッタの藤本ではなく、ただの藤本としてこんにちは。

本来であればジュリエッタとしてのよしもと漫才劇場の最後の舞台は先月30日の「極ショートネタライブ」だったのですが、ザ・プラン9の久馬さんから5月の月刊コントに良かったら出演してもらえませんか?との連絡をいただきましてありがたく引き受けさせていただきました。

月刊コントには過去何度も出演させて頂きまして、個人としては立ち上げの第一回目にも出演してますし、一夜限りのソーセージ復活コントなどもやらせていただいたりといつも久馬さんが粋な演出で盛り上げてくれます。

そしてジュリエッタとしてのラストコントもまたこの月刊コントでお世話になることになりました。

せっかくなんで昨日の公演の思い出を拙い文章ですがnoteへ残しておきたいなと。

解散発表してから久しぶりの漫才劇場の楽屋に行くと清友と真輝志がいて「ジュリエッタさんのラスト舞台見に来ました」と…

はい、これは一生可愛がること決定です。

元々かなり仲の良い後輩なんですが、わざわざ見に来てくれるとは思ってもいなかったので正直かなり嬉しかったです、これは一生愛でてしまいますねぇ。


さて、公演が始まって間も無く舞台袖でイノシカチョウの純吉が「僕、ジュリエッタさんの初めてのオーディションの舞台の時もたまたま一緒で、ジュリエッタさん最後の舞台もこうやって一緒なんですけど…なんか感慨深いっすね」って喋りかけてきました。

実は出会った当初自分は純吉に対して無愛想で生意気そうな後輩だなってイメージを持っていました。なので昔は喋った記憶がほとんどありません。

でも自分自身が長く漫才劇場にいるうちに、イノシカチョウが劇場メンバーとなり純吉とも楽屋で会う機会が増えて、話す機会も増えて、自然と無愛想だったイメージはこいつ本当はむっちゃ笑うやつなんだってイメージに変わってました。むしろそのギャップも相まって今はこいつ可愛いやつだよなぁになってます。

出会った時は純吉からこうやって気さくに話しかけてくれる未来なんて想像すらできなかったんで何気ない舞台袖の会話でしたけど、自分にとってはなんかこう…エモかったっす。うん。
多分エモいの使い方ここで合ってると思うっす…うん。


他にもおいでやす小田さんが「ジュリエッタのラストかーさみしいなぁー」みたいな優しい言葉をかけてくれたりとそんなこんなで公演は進んでいき、おそらく久馬さんの計らいでトリ(その公演で最後の出番順のこと)の我々の出番が迫ってきました。

一つ前の出番の吉住さんがしこたま面白いコントで客席を沸かせまくって、そのまま我々に繋いでくれます。

他の出演者は配信などの都合上でフリー音源の出囃子なのですが我々の出囃子だけいつもの「ブリキノダンス」が流れてきました。
(スタッフさん粋な計らいありがとうございます)

そして出番直前に20世紀の木本と軽いハグを交わして(何故?)いざ舞台へ…

ラストのコントは「ゴッドハンド」というコントをさせてもらいました。(YouTubeにネタ動画も上げてますので是非)

最後だし馬鹿馬鹿しくて楽しいやつがいいやと思ってこのネタをチョイスさせてもらいました。

時間にして約4分間ジュリエッタとしてのラストコントをただひたすらに楽しませて頂きました。
しばらく大きな声を出していなかったからか後半は声を張る事が少ししんどく感じることもあり、舞台のブランクって怖いなと一瞬思ったり。

ただ久しぶりのコントはオシッコちびるくらい楽しかったです。

客席もほっかほかでやりやすいったらありゃしません。
ほっかほかすぎてお客さん全員肉まんにしか見えませんでした。
いや、マジでマジで。

そしてネタが終わって舞台袖に戻ると出演者と関係者の皆さん全員総立ちで「お疲れ様ー」って拍手しながら迎えてくれました。




やめてやめて!!



愛とか感謝とかそーいったやつが込み上げてきちゃうから!!



そいつが涙という形になって目から流れ落ちそうになっちゃうから!!



まぁ…



ギリギリ泣かずには耐えたんですけど(耐えたんかい)

そこからの巻末コントではギャグもたくさんやらせてもらいました。
実は昨日のギャグほとんどが新ギャグだったので内心めっちゃ不安でしたけど、周りのメンバーがどうせなんとかしてくれるという安心感の方がでかかったのでノビノビできました。

巻末コント内ではわざわざお客さんに挨拶させていただくやりとりまで用意して頂いて本当に最後の最後まで久馬さんありがとうございました。


ジュリエッタは売れずに解散してしまいましたが、こんな素晴らしいメンバーとお客さんに囲まれてラストの舞台に立てるコンビでいられたことは本当に幸せな事だと感じました。

お笑いという世界は少ない席や枠の奪い合いであり、全員が売れるということが物理的に無理な厳しい世界です。

正直面白い芸人さんには消えてもらった方がありがたいです。

でもこんなに魅力的な人間が集まる世界ってお笑い以外に絶対ないんですよね。

本当は消えてもらった方がありがたいのに、一緒にいたいって思える人間がこの世界は多すぎます。

矛盾で成り立ってる世界それがお笑いです。

昨日の月刊コントも例外なくまた一緒に仕事したいって思えるメンバーばかりで最高でした、本当にありがとうございました!!




…ん?


一緒にいたいなら解散しなきゃいいんじゃないかって…?






それとこれとは話が別なんだよ!!!



SO・RE・TO・KO・RE・TO・WA・HA・NA・SHI・GA・BE・TSU・NA・N・DA・YO!!!



どうしようもないこともある、それもまた人生。

これまでジュリエッタを応援してくださった皆様にはこういった解散という結末になってしまい本当に申し訳ありません。

最後まで応援していただきまして本当にありがとうございました!

そして相方でいてくれた井尻もありがとう!



それじゃあ次、いきましょーよ!!

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