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【急にキレが良くなる】正しいノイズリダクションの使い方

すっかり秋めいて参りましたが、皆さん歪んだギター弾いてますか?

スタジオで大きな音を出すと非常にわかりますが、歪んだギターってめちゃくちゃノイズ乗ってますよね?

どんなに素敵なバンドでもMC中やバッ!と演奏を切る時に

プスーとかジーとかノイズが乗ってると興醒めしてしまいます

それを防ぐためにノイズリダクションを導入している人もいますが

実は案外正しい使い方をしてなかったりします(完全に間違っているわけではないんですが)

ということで今回はハイゲインサウンドの必須機材!ノイズリダクションについてお話ししていこうと思います

ノイズリダクションとは

まず知らない人のために説明するとノイズリダクションとは

ノイズ(雑音)リダクション(削減)する機材のことです

ノイズゲートとかノイズサプレッサーなんて言い方をすることもありますが、同じだと思ってください

仕組みを簡単に説明すると

音量の境界線(スレッショルド)を決めて、それを越えた場合は音を出して、それ以下の音(ノイズ)は出さないということですね

もっとざっくり説明すると

音を一定のラインで切り捨てるということです

なのでスレッショルドをめちゃ上げた状態で弱く弾くと一切音が鳴らないなんてこともあります

システムとしてはこんな感じなんですが

それをいかに自然にやれるか、そして音質を変えずにやれるかっていうのが各社メーカーの腕の見せ所ということですね

ノイズリダクションの一般的な繋ぎ方

あるあるなのがノイズリダクションを直列にただアンプの前に置くパターンです

一応説明するとODはオーバードライブ、NSがノイズリダクション、AMPが何かのアンプですね

スクリーンショット 2021-09-07 10.21.03

別にこれでも問題ないですし、ノイズはある程度なくなります

ただ!!

カンの良い人ならお気づきかもしれないですが、この繋ぎ方だとギターとODのノイズは消せてもアンプで発生したノイズは消せないんですね

ということは、アンプ側の歪みは無法地帯ということです

ノイズリダクションの正しい繋ぎ方

じゃあ何が正しい使い方なのかというと

アンプのSEND RETURNにもかましましょう

スクリーンショット 2021-09-07 10.39.59

突然ややこしいですが、説明すると

ギター>OD>NSのインプット>アンプ>アンプSEND>NSのSEND用インプット>RETURN といった感じです

文章でも何のこっちゃかもしれないですが、実際にノイズリダクションを手に取ってみれば端子があるのでイメージが湧きやすいかと思います

これで何が変わるのかといいますと

アンプ内のノイズも軽減できるんです

今まではアンプの前で発生したノイズにのみ効いていたものが、アンプの後の音にも効くようになったので全てのノイズを制することができるということです!!

直列の繋ぎ方に比べれば工程も多くなって面倒くさいんですが、やってみれば違いがわかるはずです

めちゃ歪んでるのにキレッキレ間違いなし!!

ちなみにノイズリダクションの説明書でもSEND RETURNに挿して使用するのを推奨しています

オススメノイズリダクション2選

正しい使い方がわかったところで具体的な商品を紹介しようと思います

ノイズリダクションはあまり世間にラインナップがないので選択肢は限られてくるでしょう

まず大定番としてオススメなのがこちら

安心、安定のBOSSで御座います

商品を見てもらうとわかるんですがちゃんとSEND RETURNの文字が書いてありますよね?

メーカーによってはSEND用の端子がない場合もあるのでご注意を

イングヴェイ・マルムスティーンを始めNS2は外タレも愛用してる人が多い、大定番商品です

自分も昔使ってました

ちなみに外タレのメタルコアバンドはだいたいこれをフルテンで使ってましたね笑

値段もお手頃なのでとりあえず試してみたいという人はこちらがオススメ

もっと拘りたい??

では次はノイズリダクション界のラスボスを紹介します

BOSSと見た目と機能が一緒なのに値段が3倍もする!!!笑

ただこの商品はマジでやばいです

最初にポイントとして書きましたが

いかにノイズを自然に消して原音に影響を与えないか

それがノイズリダクションの性能のバロメーターになります

こちらのiSPは原音に影響を与えないのはもちろん、ギターを伸ばした時のサスティーン(余韻)もめちゃくちゃ自然でノイズリダクションを掛けてるのかわからないレベルです

ノイズリダクション界の王と言っても過言ではありません

Kemperにする前は自分もこちらを愛用していたんですが、色々な人に音について聞かれた際に紹介して

多分5〜6台は売ってると思います笑

ちなみにこちらのバージョン1というSEND RETURNがない商品もあるんですが

圧倒的にバージョン2の方が性能が上なのにでバージョン2を買いましょう

まとめ

非常に地味ですが、圧倒的な効果をもたらしてくれるノイズリダクション

自分の中でノイズリダクションを使ってる人間は

わかってる側の人間だと思ってます

皆さんもこの記事を読んでいるということはわかってる側の人間だと思いますので是非導入を検討してみてください

では良い音楽ライフを〜!

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