集かい

岐阜県の特殊性① 女性の職業意識と実際

シリーズで、岐阜県における特殊性を、見ていただきたいと思います。私は3年前から、県と市の男女共同参画サポーターをしています。そして「岐阜県における特殊性」を少しずつ認識してきました。皆様にも、少しでも知っていただけるようにまとめてみます。

まずは、岐阜県のデータ。岐阜県男女共同参画計画(第3次)から、

​https://www.pref.gifu.lg.jp/kensei/ken-gaiyo/soshiki-annai/kenko-fukushi/josei-katsuyaku/index.data/danjyokeikaku3dijest.pdf

4ページ目の下の部分。女性の就業に対して、岐阜県は全国と意識が異なっています。

「子供ができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業につく方がよい」

全国30.8% 岐阜44.0%

「子供ができても、職業を続ける方がよい」

全国47.5% 岐阜26.8%

この意識が、実際の就業にも影響が出ています。2010年の国勢調査では、女性の労働力率も、25歳~34歳では「全国よりも低く」、35歳以降はずっと「全国より高く」なっているのです。

続いて、武蔵野大学・舞田敏彦先生のブログ「データ・えっせい」より2016.2.7の記事

http://tmaita77.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html?spref=tw

「岐阜では,結婚・出産に伴い(57.7%→31.1%→13.9%)と、7割5分も正社員率が減ることが分かります」そして、35歳以降になると再就職へ。しかし「正社員に再び就くこと」は、困難となるのです。

35歳以上では、「正社員」として働いていた女性が、違う形で働いている割合が、他県より非常に多いのです。

この状況の中、シングルマザー看護奨学生9名は、結婚・出産に伴い、退職された方がほとんどなのです。ひとりで子育てをしながら「正規職」を目指し、働きながら時間を見付け、勉強を積み重ねているのです。

https://readyfor.jp/projects/KANGO2016


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