【数学I】第1講 展開と因数分解

展開・因数分解

中学の頃から展開や因数分解はやっていると思いますので,基本的な展開公式を復習しましょう。
<展開公式(因数分解)>
$${(1)\hspace{2mm}(x+y)^2=x^2+2xy+y^2}$$
$${(2)\hspace{2mm}(x-y)^2=x^2-2xy+y^2}$$
$${(3)\hspace{2mm}(x+y)(x-y)=x^2-y^2}$$
$${(4)\hspace{2mm}(x+y)^3=x^3+3x^2y+3xy^2+y^3}$$
$${(5)\hspace{2mm}(x-y)^3=x^3-3x^2y+3xy^2+y^3}$$
$${(6)\hspace{2mm}(x+y)(x^2-xy+y^2)=x^3+y^3}$$
$${(7)\hspace{2mm}(x-y)(x^2+xy+y^2)=x^3-y^3}$$
特に3次の項が絡んでくると間違える人が多いです。気をつけましょう。
$${(x-y)^3=x^3-3x^2y+3xy^2+y^3}$$のような形の場合はすぐに展開できるので,確認しやすいと思います。このページはあくまで講義用ですので,細かい練習は宿題にしたいと思います。また,復習テストでも出題しますので,確認しておきましょう。
なお,お気づきだと思いますが,右辺から左辺への変形は因数分解にあたります。
これらをしっかり覚えておきましょう。

今回は中学の復習でもありますので,ここまでとします。次回は,平方根の扱い方について学習します。二重根号など,新しい考え方も登場しますので,因数分解を特に復習して臨んでください。では,また次回!



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