私なりのTRPGの楽しみ方〜クトゥルフ〜

タイトル通りクトゥルフTRPGの私なりの楽しみ方を書き綴ろうかなって内容です。
 端的に言うと、私は自由度の高さがクトゥルフの面白さだと思っています。それは、シナリオやPCの全てを含めて思うことです。
 正直わたしは、自分のPC(プレイヤーキャラクター)になりきるRP(ロールプレイ)よりも、かなり探索や推理でシナリオを楽しむ傾向にあります。これには深いわけがあるのですが、、、。

 余談ですが、私は、「シナリオはあくまで大元でしかなく、そのシナリオ内におけるストーリーはGM(ゲームマスター)とPCが歩んだ結果である。」と考えてます。要は、「同じシナリオを100回繰り返しても、GMやPC達が違えば同じストーリーにはならない。」ってことです。

 RPをすればするほど、シナリオへの感情移入が強くなりクリア時の感情はなんとも言えぬ達成感に満たされる。しかし、その過程である探索や推理というのは、シナリオでは重要なファクターとなり、RPではスパイスとなる。ここが私が楽しいと思う一番の理由だ。
 人生は、失敗と成功の繰り返しである。(まぁ、成功しかしなかったり失敗ばかりする人生も無くはないだろうけど。)私は、この失敗と成功こそがシナリオの自由度であり、GMの腕の見せどころであると思っている。

 ほとんどのシナリオは、判定を成功しても失敗してもシナリオは進む。その上で、成功のために模索するPCや失敗してもフォローしてくれるGMがいてくれるわけですが。こういったところが好きなんですよね。
 人生って成功ばかりじゃなくて失敗もする。失敗しないために、人は努力するし、失敗しても励ましてくれる人がいる。
 だから、どんな判定も成功するっていうのがあんまり好きじゃないんですよね笑
 何かしら秀でていても何かは欠けている。それが人間だから。たまたま上手くいく人もいるし、時の運で失敗する人もいる。
 それが、シナリオでストーリーを作るものなのかなって思っています。

完璧な人間やストーリーなんてものは存在しない。結末は同じだとしてもそれまでの過程が違う。失敗してもハッピーエンドにいくかもしれないし、成功しててもバットエンドにいくかもしれない。
 私はこうした不確実性を楽しんでいるのかしれない。ただ、このスパイスはRPに繋げやすく、達成感をより大きくしてくれるのは間違いない。だから、RPよりも探索や推理を楽しんでしまっているのだろう笑

あくまでこれは私の楽しみ方でしたが、楽しみ方は人それぞれです。ただ、最後に私から言えることは…


GMとPC達が織り成した物語は、見返してみれば反省や新たな気づきをうみます。これは、クトゥルフ神話TRPGを体験した人にしか分からないと思います。だからこそ、1度でいいからクトゥルフ神話TRPGを遊んで欲しい。それで、「自分の行動がこれで良かった。」と思うことが出来れば、それこそがクトゥルフ神話TRPGを本当に楽しめたということだと思います。


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