犬の避妊手術(不妊手術)、する?しない?~犬を迎えたときに迫られる選択~

いきなりではあるんですが、本記事は未完成です!
未完成の状態で公開すんなよって思われる方がいらっしゃるでしょう。
ええわかってます。
なので、今後はこんな感じで記事書いていきますよってイメージをつかんでもらうことを今回の公開の目的としています。


「時期が来たら避妊手術(不妊手術)しましょうね。」

メス犬を迎えたら獣医師に必ずこう言われませんか?
実は、犬を迎えた際には避妊手術を行うのが飼い主の義務とされています。
動物の愛護および管理に関する法律(動愛法)の第7条第5項には、このように書かれています。

「動物の所有者は、その所有する動物がみだりに繁殖して適正に飼養することが困難とならないよう、繁殖に関する適切な措置を講ずるよう努めなければならない。」

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=348AC1000000105
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pickup/owner.html

ね?規定されているでしょ?
避妊手術は繁殖に関する適切な措置の中に含まれています。

結論から言うと、よっぽどの理由がない限り一般の飼い主なら、避妊手術は絶対に行うべきです。断言します。(こういった強い言葉を使うとそれだけで拒絶反応を示す方がいるのは理解していますが敢えて使います。)

とはいえ、いつやるのかについては議論の余地はあります。その点については完成版をお待ち下さい。

いやいや避妊手術ってなに?急に言われてもわからんがなという人もいるでしょう。健康な犬にメスを入れるんでしょう?怖い!という人もいるでしょう。そんな方々のために、避妊手術とはどんな手術なのかをこれまでの研究を踏まえ、ご紹介します。

とその前に1点だけ追記を。
本来であれば「避妊手術」ではなく「不妊手術」が言葉としては正確です。
でも認知度を鑑みて本記事では「避妊手術」をメインで使用していきます。


そもそも避妊手術ってなに?何をする手術?


女性ホルモンを分泌する性腺である卵巣を摘出する手術です。一般的には卵巣と子宮を両方摘出する卵巣子宮摘出術が行われますが、卵巣のみを摘出する卵巣摘出術も行われています。
どちらの手技を用いても将来的な泌尿器系疾患の発生率に、差はないとされています。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1532-950X.2006.00124.x

どちらの手法でも、キチンと卵巣が摘出できれば結果は同じってことですね。

避妊手術の目的は?

避妊手術を行う大きな目的はふたつ。女性ホルモンの分泌を止めることにより、

1.死につながるような病気を防ぐ
2.望まない妊娠を防ぐ

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