中学数学の勉強のやり方・指導方法(正の数・負の数の加減)

正の数・負の数の加減のポイントは3つ。この3つのポイントに従って、正しい計算式で繰り返し練習すれば、加減だけでなく、今後の学習内容も理解しやすくなります。


1 カッコの外し方

1つ目のポイントは、カッコの外し方。まずは、以下の4パターンをマスターしましょう!

+(+1)=+1
+(-1)=-1
-(-1)=-1
-(-1)=+1

これをマスターすれば、正の数・負の数の乗除や一次式の計算などが理解しやすくなります。

2 正しい計算式を書きましょう!

2つ目のポイントは、正しい計算式を書くことです。面倒くさくても、暗算で出来ても、しばらくは正しい計算式を書くようにしましょう。

(例)
+(-5)-(-8)
=-5+8                     ↲ カッコを外す式をきちんと書く
=3                            ↲ 計算する

このように、カッコを外す式をきちんと書くようにしましょう。たくさん練習することで、自然とカッコの外し方にも慣れてきます。


3 計算について

5-8のような計算は、初めて学習することになります。
この計算がどうなるのかを理解するには、以下のような方法があります。

①数直線で考える
5-8は、5よりも8小さいということですから、数直線を書いて答えが-3になることを確認します。
これは、身近なものを例にしてイメージさせてもいいと思います。
例えば、気温で説明すると、5℃から8℃低くなると-3℃になるというのは、負の数を知らない小学生でも答えれる生徒がほとんどですから、理解しやすいと思います。

②+と-を戦わせる
5-8は、+が5個、-が8個です。これを戦わせてみましょう。
+1個と-1個を相討ちにすると、-が3個残るので、-3となります。
つまり、+と-を比べると、-が3個多いから-3になるということを確認します。

小数や分数の加減も出てきますが、まずは、整数同士の計算で理解させることが大切です。

この3つのポイントをしっかり押さえて、計算問題を繰り返し解いて定着させていきましょう!

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