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2020年に企画したイベントまとめ

なかなかリアルイベントを企画できなくなった2020年でしたが、そんな中でもぼちぼちイベント企画活動をしていたまとめを備忘録として書いておきます。
春になってもコロナがままならぬ。踊りたい、歌いたい。
早くあちこち飛び出していきたい。色んな人に会いにいきたい。

◎2019年に企画したイベントのまとめはこちら。

①連句×盆踊り「つくって、うたって、おどる」~新しい盆踊り唄をつくるワークショップ~

2020.2.2 @高円寺パンディット

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まだコロナの影響がなく平和な時であった。
連句人・高松霞さんと2019年の美学校で「連句×盆踊り」の第一弾を企画したことより、超マニアックなこの企画を第二弾を高円寺パンディットでもやらせて頂きました。オーナーの奥野さんの懐の広さが何度も身体に染みました。しみずさんのデザインが相変わらずかわいいです。いつもありがとうございます。
第一弾の時はこちら。


手探り状態から抜け出せてないのですが、多数の方にお越しいただき、楽しい創作の時間となりました。

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■連句×盆踊りを2回やってみての気づきなど。
・文芸に興味ある人、盆踊りに興味ある人が来られるが、層としてはどちらも被っていない。つまり、あんまり踊ったことがない人と、あんまり言葉の創作をしたことがない人が、同じ空間で対話をしながらどちらも経験していくということ。
それは、かなり頭を使うことだと思います。机上で考えていくことと、踊るという身体を通して考えていくことは、普段は分けられた作業だと思います。それをこのワークショップでは半ば無理矢理やっていく。
当然個人によってレベルのばらつきがあるのですが、それでもなんとなくひとつの形(創作された連句×盆踊り)が出来上がっていく。
・ファシリテーターとしては正解を導いているのではなく、やり方を補佐しているという感じ。高松さんは連句による詩の作り方、私たちは盆踊りの歌い方と踊り方の、レクチャー。その場にいる全員が何が起こるかわからない状況。即興で作り上げていく。
・みんなで作ってできたもの(創作された連句×盆踊り)には正解がなく、意味も求められない。歌い踊り共有することがワークショップ内でのひとつのゴールとなる。結果として、なんとなくそれぞれが熱を帯びながら、よくわからないものを作り出し、またそれぞれ帰宅していく。
後から思い出してみて、みなさんは連句×盆踊りのワークショップをどう思っているのだろう。
・イベントを隣でみていた奥野さんには「穏やかな良い雰囲気だったね」と言われたが、おそらく言葉と踊りと音楽のおかげ。

■今後やるならば
・連句は机上の言葉使い、盆踊りは身体性のある言葉使いがあるようだ。文字として書かれる言葉と、踊られ歌われる言葉には違いがあった。それをどう統合して連句×盆踊りに最適化していくのかは今後の検討事項。
・連句×盆踊りでは、部屋は広ければ広いほどいい。チームも2つあると、比較ができて楽しい。

連句×盆踊りは、脳みそと全身体をフルで使って、みんなでよくわからないものを作る遊びです。
連句も盆踊りもわからない人を巻き込んで、またやりたいなー。

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②祭りの話がしたい!(島の祭り編)

2020.5.30 @気流舎オンライン

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コロナで動けない、、と絶望的な春に、気流舎の堀部さんに相談してオンラインで祭りの話をするイベントをやらせてもらいました。
テーマは「島の祭り」として、2018年にお邪魔して最高だった徳之島の夏目踊りをピックアップ。
奄美大島・徳之島在住の「井之川夏目踊保存会」の町田進さんを電話越しにゲストにお話をお聞かせいただきました。

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井之川の夏目踊りは奄美諸島の地区でお盆などで踊られるもので、7月踊り・8月踊り・夏目踊りと呼び方は色々あるのですが、ここでは夏目踊りと呼ばれています。盆踊りとはまた違うもので、夏正月(ちょうど奄美は稲刈りの時期)の年の節目に海の向こうからやってくるニライカナイの神様をお迎えして、踊り子たちが神様の代わりになり、各家々を門付の予祝にまわる踊りです。井之川の特徴としては、夜通し朝まで踊ること(今では夜通し行う地区はほとんどないみたい)。最高。
そして各家庭からご馳走を振る舞われるので、朝まで飲みっぱなし。最高。
子供たちもこの日は夜遅くまで外を出歩いてお菓子をもらえるので(あと気になる子もいるのだろうな)、とてもテンションが高いです。最高。

お年寄りの方が、踊り子たちをじっと見守る様子が印象的でした。

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イベント内で使った資料はこちら。写真ばかりの94P。

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人も、景色も、食べ物も、踊りも歌も、とにかく全て最高のお祭りだった。
出演いただいた町田さんも感謝。またお邪魔するぜ!!泣


③盆博 〜全国盆踊り博覧会2020秋〜

2020.10.17 @YouTube

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本格的にリアルイベントができない。それでも何かをやりたいと、オンラインで盆博をやりました。2018年に始めて3度目です。
ただでさえ各地でなくなりつつある盆踊りをなんとか応援できたらという重いです。おかげさまで無事に楽しくできました。
80才の吉田さんとZOOMができる世の中になるとは夢にも思わなかったけど、オンラインイベントが増えるおかげで、色々なことの可能性も広がっていくのだなと思いました。大変な中でも、これからも楽しいことを見つけていきたい。

■盆博2020 ラインナップ
(1)古老が語る岐阜県本巣市の根尾盆踊り
岐阜県本巣市の旧根尾村には、今もなお、お宮の拝殿で踊りの輪を作り、踊り子たちの唄だけで踊る素朴な盆踊りが伝わっています。根尾独自の唄と踊りの文化を現在も頑なに守る吉田喜作(80)さんと電話をつなげて、根尾盆踊りの昔話や、その魅力について伺います。
ゲスト:吉田喜作
岐阜県本巣市根尾村出身。根尾盆踊り保存会会長。郵便局員の時代に、各集落の古老から唄の聞き取り調査を行うなど、若い頃から根尾盆踊りの継承活動を行なっている。

(2)知られざる関西盆踊りの世界!
関東と関西の盆踊り文化はこんなにも違った!? 比べてみると面白い、東西盆踊りの違いと共通点について、関西の盆踊り愛好家「ふくちゃん」さんに伺いました。興味深いのそのお話の内容を盆博メンバーがプレゼン資料にまとめて、ご紹介いたします。
ゲスト:ふくちゃん
兵庫県伊丹市出身。関西を中心に活動する盆踊り愛好家。7月下旬から8月末までの盆踊り期間は、ほぼ毎日盆踊りに参加。1日に数件、ハシゴすることも。

(3)お盆ってなに!? 本職のお坊さんが解説
盆踊りについて、あらためて考えてみよう! みんな意外に知らない盆踊りの由来や、その意味について、本職のお坊さんに聞いてみたいと思います。「盆」のことがわかれば、盆踊りはもっと面白くなるはず!
ゲスト:スエヒロさん
岐阜県揖斐郡久瀬村外津汲出身。名古屋で浄土真宗のお坊さんをやっている。盆踊りが好きで、普段は郡上おどり、白鳥おどりなどに通っている。唄って踊れる坊主。

動画のURLはこちら


④住まなくても出来ることとは?地方の伝統文化への関わり方会議

2020.12.8 @YouTube

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こちらも超山奥に住んでいる方たちと都市をオンラインでつないだイベント。
参加している天龍つなぐラボのひとりとして関わらせていただきました。
オンライン越しで、お祭りについて改めて聞いていくこと(しかも公開処刑)はドッキドキでしたが、コンパクトな規模だったので、背伸びもせず等身大の話ができたのではないかなと思います。
いい経験でありました。(これについてはまたまとめていきたい所)

詳細はこちら


以上、4つのイベントに携わったみたいです。
あんなに時間があったのに、何をしていたんだろうという感じですので、2021年はイベントも含めて(文章とか写真とか)もっと活動ができたらいいなと思います。

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