フェブラリーステークス2024 穴馬傾向メモ
お世話になっております。
2週間前のきさらぎ賞は、ビザンチンドリームの単勝全ツッパ宣言をしたにもかかわらず大敗しました。(？)
今週は本年初GⅠのフェブラリーステークスが開催されます。
私自身、3月に旅行の予定を控えておりまして、ここでしっかり稼いでおきたいところですから、気合いを入れて予想していきます。
フェブラリーステークスのデータをまとめているうちに判明したことは以下の6点です。
①1番人気は関東馬から買ってもいいが、3番人気以下の穴馬は関西馬から選ぶのが良い。
②好走馬全16頭の内、牡馬が14頭。
③前走GⅠor重賞から臨んだ馬が15頭。
④前哨戦である武蔵野S、根岸S、東海Sから臨んだ馬は、馬券内確保or上り上位の脚が必須。
⑤前走人気は最低でも12番人気以内が必須であるが、特に前走3番人気以内馬の好走が目立つ。
⑥前走馬体重が約490kg以上の馬が中心。
これらのデータも考慮し、狙いたい穴馬を絞っていきます。
前走東京大賞典orJBC組は、極端な前有利の大井競馬場の馬場を鑑みて、慎重に検討をします。
前走がフェブラリーステークスの前哨戦となる重賞から臨む馬は、
アルファマム
オメガギネス
ケンシンコウ
サンライズフレイム
シャマル
タガノビューティー
ペプチドナイル
ぺリエール
ベルダーイメル
レッドルゼル
の10頭になります。
この中で除外対象かつ除外濃厚なのは、ケンシンコウ、ベルダーイメル、ぺリエール、サンライズフレイムと考えられます。
また、2月12日(月)に、シャマルはかきつばた記念に向かうため、本レースを回避するとの情報が入りました。
したがって、上記5頭を除いた5頭から考えていきましょう。
アルファマム
前走のGⅢ根岸Sでは、最終直線で進路が開かない不利があり、8着に敗れていますが度外視可能でしょう。結果的に上り最速の脚を使っており、先行有利の展開の中、差し馬では最先着しています。
2走前の霜月Sでは、1000m通過が58.4秒とこちらは差し有利の展開で勝利しましたが、2着馬のレッドヴェイロンがその後オープンクラスを快勝していることから、相手関係を加味すると強い競馬をしたと考えてよいでしょう。
馬格が少し物足りないですが、調教後馬体重が増えていれば、牝馬ではありますが狙いたい1頭です。
オメガギネス
想定1番人気の馬です。しかし、少し過剰に人気しているという印象を受けます。
前走のGⅡ東海Sでは先行有利の展開が向き、2着に好走はしたものの評価はできないと考えます。
2走前のリステッド競争グリーンチャンネルカップ(東京ダート1600m)では、不良馬場＋軽斤量＋先行有利の展開がこの馬に向いたうえでの勝利であり、2着馬に圧勝していますが、そこまで評価できる内容ではないと考えます。また、このレースのメンバーレベルにも若干疑問が残ります。
3走前のレパードSでも完全に力負けしての2着でした。
東京マイル替わり＋ルメール騎手へ乗り替わりなど、好材料は多く見受けられますが、もう少し他にいい馬はいるのではないかと考えます。
タガノビューティー
前走の根岸Sでは、先行有利の展開とはいえ13着は少し負けすぎという印象ですが、スタートで不利があり、直線でもやや伸びていることから度外視しても構わないでしょう。
2走前のGⅢ武蔵野Sでは、差し有利の展開とはいえ3、4角14番手から2着に入る圧巻の内容だったと考えます。
やや出遅れ癖もあることから軸にはしづらいですが、相手には必ず入れておきたい1頭です。
ペプチドナイル
前走の東海Sでは、先行有利の展開の恩恵を受け、直線でも進路を確保しているものの6着に敗れており、完全に力負けをしていると考えます。
2走前のリステッド競争ベテルギウスステークス(阪神ダート1800m)では、先行有利の展開が向きましたが、直線で砂を被りながらも最後まで走り抜き、勝利を収めていることから一定程度の評価はしてもよいと考えます。
先行したい馬が多く、ややハイペースの展開になると予想されますが、問題なく自分の競馬ができるでしょう。
キャリア初の1600m戦がどう出るか分かりませんが、スピードも問われる本レースにしては少し馬格が大きすぎるような気がします。
レッドルゼル
前走の武蔵野Sでは、直線で進路が開いていたにしては伸びを欠いており、やや物足りない印象でしたが、休み明け初戦ということから度外視しても構わないでしょう。
2走前のGⅠドバイゴールデンシャヒーンでは、4角で先団にいた4頭がそのまま1～4着までを独占しており、後方からの差し競馬になってしまったこの馬には向かない展開でしたが、それでもリメイクの次点で6着と健闘しており、こちらは高く評価できる内容であったと考えます。
リメイクはGⅠJBCスプリントで最も強い競馬をしており、それに迫ったこの馬は相手関係を加味して、8歳になってもなお狙いたい1頭です。
①～⑥のポイントの中で、近走の展開を加味した上でさらに狙いたい馬は
アルファマム
タガノビューティー
レッドルゼル
の3頭になりました。
続いて、前走GⅠ組の検討をしていきます。
ちなみに、前走がGⅠだった馬の中で特に好走率が高いのは、前年以降のJRAまたは地方での重賞における勝利実績があった馬でした。
前走GⅠから臨む出走馬は、
ウィルソンテソーロ
キングズソード
ドゥラエレーデ
ミックファイア
の4頭です。(2024年2月13日21時現在)
昨年より大井競馬場の砂が変更され、極端に逃げ先行有利の展開になっていますので、慎重に検討してまいります。
ウィルソンテソーロ
前走のGⅠ東京大賞典では、大井競馬場の馬場が逃げた当馬に向いたため、2着に入ったものの評価できる内容ではないと考えます。
2走前のGⅠチャンピオンズカップでは、4コーナーまで伸びる内を通ってはいたものの、特徴的な中京ダート1800mの展開とは真逆の豪快な差し競馬で2着に好走し、こちらはある程度強い競馬をしたと考えます。
前走とは反対に、3走前のGⅠJBCクラシックでは、中団に構えた当馬に展開が向かなかったため度外視で構わないと考えます。
東京ダート1600m戦では2戦2勝と適正不安もなさそうですし、前年以降に重賞も勝っていることから、人気どころでは確実に狙いたい1頭です。
キングズソード
前走の東京大賞典は展開向き、2走前のJBCクラシックは展開不利のため度外視で構わないでしょう。
近走はどれもやや展開が向いていたこともありますが、上り上位の脚を使える点は非常に魅力です。東京マイル替わりはプラスに働きそうです。
本命にはし難いので、相手までといった感じです。
ドゥラエレーデ
前走の東京大賞典、2走前のチャンピオンズカップともに展開が向いた中での好走であり、4番人気単勝オッズ10倍想定(2024年2月14日現在)とやや過剰に人気している印象です。
直線でも持続力の脚を使える点がポイントで、東京コース替わりは好材料だと考えますが、これまで芝ダート併用で使われてきたこともあり、正直まだ未知数なので評価し難いところです。
ミックファイア
前走の東京大賞典は、スタートでゲートに突進するロスがあり、後ろからの競馬になる展開不利があった中での8着なので度外視可能でしょう。
しかし、2走前の地方重賞ダービーグランプリでは、大井の砂を活かした逃げ競馬が向いたため、1着でしたが評価はできないと考えます。
3走前の地方GⅠジャパンダートダービーは、差し有利の展開が若干向いたような気もしますが、大井2000mの直線386mを垂れずに最後まで伸びており、かなり評価できる内容であると考えます。
当馬は先行争いに加わっていくと予想されますが、根性もありそうで、比較的メンバーレベルが手薄なここは、一発あってもおかしくないのではないかと考えます。
続いて、その他の地方馬の検討にまいります。
イグナイター
地方馬の中で一番期待しているのがこの馬です。
前走のGⅠJBCスプリントでは、やや差し有利の展開の中で先行し、ダートで一線級の活躍を見せるリメイクの猛追を振り切り1着でゴールしていることから、非常に高く評価できると考えます。
2走前のGⅠ南部杯では、逃げ・先行有利の展開の恩恵を受けてはいるものの、後に武蔵野Sで2着に入るタガノビューティー(前述)や、重賞上位常連のレディバグなどを退け2着に好走しており、こちらもある程度評価はしても良いのではないかと思います。
鞍上が西村敦也騎手に代わるということで、陣営の本気度も伺え、馬券的にもやや人気はしそうですが、注目したい1頭です。
(また、データをまとめているうちに、園田で好成績を収めていた馬は本レースでも好走していることも分かった為、要警戒だと考えます。)
スピーディーキック
昨年のフェブラリーステークス6着馬ということで、おそらく人気してもおかしくはないと思います。
しかし、個人的には昨年ほどの勢いはないと見ています。
昨年と同様に、地方重賞東京シンデレラマイルからの臨戦となりますが、タイムや着差、勝ち方等をみても、前回のほうがまだ強かったように感じます。
昨年の当馬は高いレベルのGⅠや重賞を戦い抜き、そのためインパクトがないように見えているのかもしれませんが、正直厳しいと思います。
人気してくれたらありがたいです。
以上、穴馬傾向＋11頭の見解をまとめてみました。
ここで述べなかった馬に関しては、おそらく馬券的には買わないと思います。
今年初GⅠですから、全人馬無事に出走してほしいですね。
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