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Thank you Rockers

久しぶりですジュゲム3号です
突然だが、チバユウスケが死んだ
名前を聞いたことある人ない人様々だと思うが、彼は私にとっての青春で大事な存在だ
やっと気持ちが落ち着いてきたのでチバユウスケについて、彼からの私へ影響について思い出しながら書いていこうと思う

チバユウスケとの出会い

彼との出会いは私が中学生の頃だったと思う
当時ぼーっとスペースシャワーTVを見ていたら突然流れてきた血ぬれの男達
見た目も衝撃だったのだが、彼らは今までに聞いたことのない心が震えるかっこいい音楽を奏でていた

THEE MICHELLE GUN ELEPHAN(ミッシェルガンエレファント) デッドマンズギャラクシーデイズ
どっちがバンド名でどっちが曲名なのか?
※←バンド名 曲名→
そもそもなげぇな名前が
色々なことを考えながら
心を奪われていった
こんなに痺れる声と音楽を聞いたことがない
そこからミッシェルにハマるのは容易かった
このミッシェルというバンドのボーカルがチバユウスケである
ギター アベフトシ
ベース ウエノコウジ
ドラム クハラカズユキ(通称キューちゃん)
兎にも角にも、今まで聴いてきた音楽ってなんだったんだと思えるほどいい音楽と出会えた瞬間であった

伝説と解散

ミッシェルを知ってすぐ伝説が生まれる
それは当時大人気音楽番組であったMステにて起こる
なんと日本初!ロシアの可愛い女の子ユニットタトゥーが来日出演!
そしてミッシェルがMステに出演!
これな見なきゃならねぇ絶対に!
強い気持ちを持って当時テレビに食いついていた
するとなんと、タトゥーが歌いたくないという理由で出演ボイコットw
生放送だったこともあり番組の尺が余ってしまいどうしようとタモさんも困り顔
様々なアーティストがいる中
ミッシェルが1曲やってくれることに…!
ミッシェルはバンドということもありアンプと楽器があればすぐに演奏をできる
ライブメインの活動をしてたのでお茶のこさいさいだ
そこで披露されたのはミッドナイトクラクションベイビー
尺に合わせて短めに演奏したがそのかっこよさを日本全国へと届けた


※例のミッドナイトクラクションベイビーは動画後半部分

リップスライムやV6もノリノリであった
タモさんも最高にノってた
私は伝説的場面を目の当たりにし、なんとも言えない気持ちで夜は眠れなかったのを覚えている

その後なんと衝撃的ニュースが…
『ミッシェルの解散』
かっこいいバンドを知ってすぐにそのバンドが解散だなんてあんまりだ
まだ全ての曲を網羅してないのに
それでも彼らを知ろうと全てのアルバムを聴き、ライブDVDを購入したり少しでもたくさん彼らを知ろうとした
そこからポッカリと穴が空いた気がしてミッシェルと少し距離を置く

様々なバンドとの出会い

その後ミッシェルのルーツを調べていくと、私が今まで通ってこなかったジャンルの音楽とたくさん出会うこととなる
ロックについてたくさん知ることになる
ミッシェル達が好きだったクラッシュやダムド、ラモーンズなどパンクロックもし知れたし、大御所のローリングストーンズもしっかり聴くようになりとにかく60年代70年代の音楽にハマった
ミッシェルと同年代輝いていた日本のバンドも知った
とにかく彼らのおかげで沢山の音楽を知れた
音楽を知れたおかげで沢山の映画やファッション、アートにも出会えた
今の私があるのは彼らのおかげであると言っても過言ではないのだ

ミッシェル解散後彼らの活動

解散後、彼らは各々でバンドを組んだりバンドに参加してたりしてたので
ミッシェルのライブに参加したことはなかったが初めてライブに行ってみることにした
ウエノコウジはRadio Caroline
ライブを見にったしウエノコウジを触れたのはいい思い出

アベフトシはKOOLOGI
ライブを見にったらライブ会場の入り口に何故か本人がいて握手したいい思い出
手がとっても大きかった

チバユウスケはROSSO
あの伝説バンド元ブランキージェットシティの照井さんも参加していた
会場が盛り上がりすぎて死にかけた

キューちゃん
彼だけ生で見れてない気がする
のちにチバユウスケと共に活動するThe Birthdayというバンドに参加

突然の訃報

大学二回生ごろだっただろうか
アベフトシが死んだ
その頃大学で趣味の合う友達がたくさんできてミッシェルについての話題もたくさんできて楽しんでいたのを覚えている
そんな中、アベフトシの死
全く実感が湧かなかった
信じられなかった
さらに追い討ちをかけるように忌野清志郎の死
その年はとても辛かった
もっとミッシェルを聴くようになり清志郎を聴くようになった
アベフトシがなくなって数日後のThe Birthdayのライブ(チバとキューちゃん所属)

泣いた

それから今までのこと

私の生活の一部には必ず音楽がある
ミッシェルももちろんずっと聴いてきたし新しい発見もいまだにあったりする
気分を上げたい時、泣きたい時、破壊衝動に駆られる時
全部の瞬間にミッシェルは必ず聴いてきてた

そしてチバユウスケが癌のため活動休止という知らせ
チバユウスケは常にタバコとビールを嗜んでいた
体に悪いだろうがチバユウスケは無敵だと思っていた
またすぐに復活するだろう
待ち焦がれていた
しかしそれは叶わなかった
いつかは人は死ぬのだがそれが今なのか
もう少し見たかった
歳をとってもチバユウスケは何にも変わらずずっとかっこいい
むしろさらにかっこよくなってた
この先もずっと見れるんだと思ってた

今の私の半分以上は彼がいたからできたものである
彼に出会えてなかったら何も知らずつまらない人生を送っていただろう
Thank you Rockers

チバユウスケが関わったお気に入りミュージック

ここからは私のお気に入りの曲を紹介したいと思う
全ての曲が好きだが個人的にぜひ聴いてほしいものをピックアップした

・トカゲ

この曲はファーストアルバムの1曲目に収録されている
チバの声がとても若い、最高にクールな曲
解散ライブの1曲目もこれだったな

・flash silver bus

この曲は2ndアルバに収録されている
この時のアルバムはミッシェルの可愛らしい部分が垣間見えると個人的に思っているのだがこの曲はなんともミッシェルらしい…!
最高にかっこいい

・キラービーチ

ミッシェルといえばこのアルバムギアブルーズ
このアルバムに収録されてる曲は基本的にゴリゴリ泥臭いロック(褒めてる)
その中にあるキラービーチというローテンポな曲
最高に厨二心をくすぐるラブソングだと私は思っている
弾き語りもよくやっていた

・カナリヤ鳴く空

あの東京スカパラダイスオーケストラのゲストとして参加した1曲
スカパラはよく他のアーティストを参加させて曲発表してるでしょ?あれです
今回はあえて2019年バージョンを紹介したい
かっこよく歳を重ね声の渋みも増したチバを見てもらいたい
ちなみのこの曲は映画人間失格の主題歌で使われている


・1977

The BirthdayのNOMADというアルバムの2曲目に収録されいる
1曲目の24時というゴリゴリにかっこいい曲の後にこれが流れる
The Birthdayの曲はチバの優しさが滲み出る作品が多いのだがこの曲は若くて尖ってたチバのあの頃を懐かしんでいる姿を思い浮かぶことのできる作品だ
かっこよく歳を重ねた彼だからこそ書ける歌であると思う
この曲の「心からつま先まで持ってかれて帰れない 帰らない」という部分があるのだが、なんともチバらしい言い回しでありノスタルジックを最大限感じれる文章だと思った
彼の訃報を聞き、一番最初に聴いたのがこの曲だった

最後に

ここまで見てくれてありがとう
まだまだ紹介したいこと伝えたいことは山のようにある
少しでもチバユウスケという人物に興味を持ってもらえたら幸いだ
人は死んでも音楽は鳴り続ける
遺していった全てのものは一生聴かれていく
いい音楽を知るきっかけや時期はいつだっていい
これからも彼のルーツを追い新しい素晴らしい出会いを経験したいと思う

〜振り返らずさびた風は続くだろう〜
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT  ダニー・ゴー  より


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