古時計とSLの写真が家からなくなった話
土曜日に古時計を直して持ち主に喜んでもらう番組企画を見た。
持ち主の女性の発する言葉ひとつひとつが私が以前思っていたこととまるっきり同じで、思い入れの強い時計が手元にあることがとても羨ましかった。
私の祖父母の家にもあったボンボン時計。
いずれは初孫の私がもらうはずだった。
ところが私の知らない間に、両親が空き家になった祖父母宅の片づけを業者にカギを預けて依頼したら、家じゅうの古道具をついでに持っていかれてしまったのだ。
金品などはないし、盗られて困るものはない。