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人生の一枚

人生の一枚を選ぶとしたら…
迷わずJohn Fruscianteの『Shadows Collide With People』を選ぶ。

この作品を聴けば、レッチリにハーモニーをもたらしたのはジョンである、ということが分かるだろう。

ドラッグと音楽の狭間で、泥臭くひたすらギターと対峙するその様に、私は深く心を揺さぶられてしまった。

ギタリストのソロアルバムと言えば、そのほとんどがテクニック重視であることが多い。
勿論、このアルバムでもジョンのギタリストとしての才能がふんだんに散りばめられてはいる。
しかし、それ以上に、歌心を大切にした魂の叫びが聞こえてくるのだ。

最初から最後までエモーショナルに徹し、時に激しく、時に寂しく、時に優しく、聴く者全てを包み込んでくれる。

初めて聴いた時の高揚感は、色褪せることなく頭の中で鳴り続けている。

今までも、これからも、私の人生にそっと寄り添い、諭してくれるであろう。
そして、私もジョンの行く末を見守り続けたいと思う。

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