高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ九州
前回は熊本の県リーグについて触れたので、今回はその上のプリンスリーグ九州について触れようと思います。
まずは所属チームです。(前年の順位順)
高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ 2020 九州
アビスパ福岡U-18(プレミアリーグから降格)
大分トリニータU-18
九州国際大学付属高校
日章学園高校
神村学園高等部
ロアッソ熊本ユース
V・ファーレン長崎U-18
筑陽学園高校
サガン鳥栖U-18 2nd(県リーグから昇格)
国見高校(県リーグから昇格)
以上の10チームで4月から12月までリーグ戦を戦います。
前回優勝のサガン鳥栖U-18はプレミアリーグプレーオフに勝利し、初めてのプレミアリーグ昇格を果たした。
アビスパ福岡U-18は昨年のプレミアリーグWESTで7位・セレッソ大阪U-18、8位・東福岡と同勝点ながら、得失点差で惜しくも9位となり、4年ぶりのプリンスリーグ降格となった。
昨年の成績により長崎総合科学大学附属高校と、創成館高校の2チームが県リーグへ降格となり、プリンスリーグ九州参入戦を勝ち上がったサガン鳥栖U-18 2nd と国見高校の2チームが昇格となった。
国見高校は言わずと知れた古豪であり、低迷していた時期もあったが見事復活を果たし、9年ぶりのプリンスリーグ復帰となった。
サガン鳥栖U-18 2ndは2ndチームとしては初めてのプリンスリーグ九州昇格(プリンス九州2部では東福岡がかつて在籍)。2ndチームのプリンス在籍は、他の地域を含めても青森山田、サンフレッチェ広島、富山第一、尚志に次いで史上5チーム目の快挙ともなる。(2020年の在籍は青森山田とサガン鳥栖の2チームのみ)
サガン鳥栖アカデミーとしてはU-15が昨年、夏に2度目の全国制覇を果たし冬も全国準優勝。現役のU-15日本代表を複数擁し、外部からもU-15日本代表が2人加入することが内定しており、U-18は全国でも屈指の戦力を誇るチームになる。新3年生はU-15時代に全国大会で夏・冬2冠を果たした「黄金世代」であり、プレミアリーグWESTでは昇格1年目して優勝候補にも挙げられる存在。
現・U-15日本代表の選手は新1年生で2ndチームとして、プリンスリーグ九州に参戦してくる可能性が非常に高く、他のチームにとってはかなり脅威になることは間違いない。
また、同じくU-15日本代表の大迫塁選手(神村学園中等部)も順当に高等部に進学することが予想されており、非常に楽しみな選手。国体(高1主体)では中3ながら主力として活躍し、プリンスリーグ九州にも既にデビューを果たしている。
同じく中3で国体の九州大会に出場していたV・ファーレン長崎の安部大晴選手もおり、今年のプリンスリーグ九州は楽しみな選手が非常に多い印象。
中でも注目は昨年アビスパ福岡U-18のエースとして、2年生ながらプレミアリーグWEST得点王となった石井稜真選手。プレミアリーグの得点王がプリンスリーグに参戦するというかなりのレアケースとなるが、今年のプリンスリーグでは何点取るのか楽しみな存在でもあります。
H&Aで18試合を戦い、上位チーム(2チームか1チーム)はプレミアリーグプレーオフへ出場し、下位チーム(0~4チーム)は県リーグに降格となります。
プレーオフ出場枠は3月に発表され、降格チーム数はプレミアリーグの3チームの結果と、プレミアリーグプレーオフの結果によって変動。プレミアリーグの3チームの中から降格チームが出ると、プリンスリーグから多く降格してしまうのでプレミアリーグの行方からも目が離せません。
開幕は4月4日。全体の日程はだいたい3月の中旬くらいには判明しますので、分かり次第お知らせします。