水苔キャンプ
野生の水苔をどうしてもみてみたかった。
水苔は湿地性の植物だ。湿地=水苔と言ってもいいくらい、湿地を守り、湿地を作っている植物だ。
栽培されている水苔を初めてみた時、可愛くて儚くて、優しくて、好きになった。
彼らがとても珍しい植物で、野生は減少してきていると知り、どうしても自然に生きる姿を見たかった。
秋に山口に行った時、水苔の目撃情報をネットで見つけたのでレンタカーを走らせたのだが山奥の木の葉で路面が覆われているような荒れた道路に案内されただけで水苔はついに見つけられなかった。
早く野生の水苔に会いたかった。
引っ越しを来週に控えたこともあり、仲間が記念にキャンプに行こうと言ってくれた。
目的地を湿原にしようよと言ってくれて大歓喜に湧き上がりながら2泊3日で行ってきた。
1日目は夕方に着いたので水苔探しは翌日に回し、2日目に遂に見ることができた。
水苔は絶滅保護の対象なので写真にだけ収めた。
神秘的な植物だった。
空気が静かな場所で繁茂している印象で、樹の根元はその中でも生き易そうだった。
手入れされないと、他の強い植物を人間が取り除かないと生きられないような表情をしているのに、一番美しく育っていたのは場所は人の手が入っていない山の中だった。
行けてよかったなあ。
次は初夏に行って青くなった水苔と、その上で育つ希少なランも見てみたい。
引っ越し先でキャンプに同行してくれそうな友達を作ろう。
すごくまとまりなく書いています。
綺麗だった。踏んだらもう起き上がれないようなコケだったから足元がすごく気になった。間違えて踏んでしまっていないだろうか。
コケを見ながら仲間とコーヒーを飲んだ。贅沢だった。
幸せだった。
ちなみに初キャンプは極寒で、夕飯で余った野菜が寝る前には凍っていて、張ったテントも凍り、朝起きたら寝袋の息が当たるところも凍っていました。
ちなみにアイスを食べている夢を見ました。
また行きたいです。
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