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るろうに剣心、巴・薫との愛のカタチに心奪われる

前略 緋村剣心殿

これまで内に抱え続けた苦しみや悲しみが
今回すべて明らかになりました。

愛した巴さんを自らの手で斬り、命を奪った。
あなたと巴さんの築き上げた複雑な愛のカタチは、
切なく、もどかしさを覚えました。

もしも、
巴さんが生きていたら、
あなたは、今もなお「人斬り抜刀斎」として、
人を斬り続けていたのかもしれません。

巴さんは、命よりも大切なコトとして、
自らの命をあなたに捧げ、
人のために生きる道があることを教えてくれたのでしょう。

思いを内に秘め、抱え続けたあなた、
自分に関わるすべての人を救おうと命をかけるあなた、
あなたの人間としての大きさや優しさを
スクリーン全体から感じ取ることができたでござる。
ありがとう。

映画「るろうに剣心The Final」あらすじ

十字傷の謎に迫る究極の最終章

かつて「人斬抜刀斎(ひときりばっとうさい)」として恐れられ、
激動の幕末を刀一本で戦い抜いた男、緋村剣心。

新時代を迎え、二度と人を殺さないと誓う。
斬れない「逆刃刀(さかばとう)」に持ち替え、
日本転覆を狙った志々雄真実をはじめ数々の敵との戦いを
乗り越えた今は、仲間たちと平穏な日々を送っていた―

ある日、東京が何者かに攻撃され、次々と大切な人々が
襲われた剣心は、次第に追い詰められていく。
憔悴しきった彼の前に現れたのは、あの志々雄に
武器や軍艦を送り込んでいた上海マフィアの頭目・雪代 縁。

剣心の<十字傷の謎>を知る彼こそが、
剣心自らが生み出してしまった最恐最悪の敵だった。
剣心に強烈な恨みを持ち、剣心だけではなく
「剣心が作った新時代」をも破壊するため
「人誅(じんちゅう)」を仕掛けてくる!

全てを悟った剣心は「自分のせいでござる」と、
薫や仲間達を集め自分の過去を語り始める。

かつて結婚していたこと」、
そして<自らの手で妻を斬殺したこと>。

今まで語られることのなかった衝撃の過去に
仲間たちはショックを受ける。
その矢先、遂に縁による東京への総攻撃が開始され、
一瞬で修羅場と化す。そして縁の復讐の刃は
神谷道場の仲間たちにも容赦なく向けられていく―

逃れられない運命を背負い、愛する者のため
全てをかけて立ち向かう、究極の戦いが始まる。

Finalにふさわしいエンディング

シリーズとして続いている作品の終わりを決める。
見る側からすると、新作を見終わった端から、
次回作の展開を予想し、今作以上の期待を膨らませる。

制作サイドからすると、終わりを見据えた展開を
当然している。

伏線、そして回収

こういうの大好物です。

今作「るろうに剣心 最終章The Final」は、
これまで剣心が抱え続けていた過去や伏線を
次から次に回収した。
スカッとしたストーリー展開に大満足だった。

「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を
見終わった時と同じような感覚を得て、
エンディングが終わってもしばらく動けなかった。

剣心と薫の2人に平和な未来がやってくるような
そんなことを期待させてくれた。
本当に大満足のエンディングだった。

映画「るろうに剣心」は映画館で!

映画「るろうに剣心」第1作は、2012年8月に公開された。
そして、2014年には2作目と3作目を続けて公開。
今作「最終章The Final」は4作目になり、
「最終章 The Beginning」は第5作になる。

第1作から見ているが、前作の細かいストーリーを
覚えていない。
できるなら、復習して、今作を観たらよかったんだろうけど、
観たい気持ちが高まり、映画館に行ってしまった。

結果は、今作だけで十分に楽しめた。
もしかしたら、「るろうに剣心」をこれまで観たことがない人も、
単体の作品として楽しめるだろう。

楽しめる理由の一つは、
スクリーンからバシバシ届く圧倒的な迫力だ。
佐藤健演じる剣心と新田真剣佑演じる雪代縁の
格闘、アクションシーンは、映画館で絶対に観てほしい。
魂のぶつかり合いは、「るろうに剣心」の真骨頂だ。

そして、初めての「るろうに剣心」だとしても、
損得勘定なしに、仲間を信じて、助け合うことの
大切さを何度も感じることができるだろう。
続けて公開される「The Beginning」も、
もー期待しかない。


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