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ミライスカート⁺『ナモナイ音楽会 at HOME vol.9』 / 2020.9.6

2020年9月6日、ミライスカート⁺のライブ『ナモナイ音楽会』が開催。約1時間超のステージが、自宅からのライブ配信によって行われた。この日は事前に『重大発表あり』との告知付き、ツイートでティザー映像を作成・公開するなど、いつも以上に特別感のあるライブとなった。

ナモナイ音楽会』とは、ミライスカート⁺:児島真理奈が自宅の一室にてライブを開催、その模様をツイキャスプレミアにて全国配信するというイベント。初回は2020年6月14日に開催、以後不定期ながらも順調に回を重ね、今回9回目を迎えた。当然初の試みであり、当初は慣れない面も多々あったが、その後の機材の拡充、照明の追加、ゲストの追加(?)によって、ますます楽しめるものに成長していった。機材の操作等、毎回ご協力・ご尽力いただいているご家族の皆さまには、いちファンとして感謝の気持ちでいっぱいである。

開始5分前ほどより、配信会場となるツイキャス上の彼女のページにはファンが集まりだし、いつものライブハウスで交わされるような挨拶がコメント欄に並び始める。この地続き感がたまらない。

本人の影ナレから間をおかずovertureが流れ出し、本人が登場。今回の衣装は赤。ライティングの効果もあってか、鮮烈な明るい赤色ではなくしっとりと大人っぽい美しさ。彼女はあまりこの色の衣装は着ないのだが、とても似合っていた。

今回の1曲目は『旅行の友』。この曲で始まるライブ、自分の記憶・記録上とても珍しいような気が…。広島の食品メーカー:田中食品株式会社が販売しているふりかけ商品「旅行の友」、児島真理奈が同社の"ふりかけ大使"を務めていることから作成されたアップテンポの可愛らしい曲。ミライスカート⁺の"旅曲"、歌っている時の表情も笑顔たくさん。食事の挨拶や"もぐもぐ"コールなど、コメント欄に並ぶのも面白かった。
プロモーションMVが田中食品株式会社のYouTubeチャンネルより公開中。

MCを挟んで2曲目は『Mirror Ball』。この曲もライブではなかなか聴くことのできない"レア曲"。この配信ライブはチケットの購入時にメッセージを記入する事ができ、今回はそこでいただいた聞きたい曲のリクエストに答える形でこの曲が選ばれたとのこと。MCでは「(久しぶりに歌うので)緊張する」と話していたが、案の定、その予感が影響してしまった様子…いつかリベンジを期待。

続いて『逆境ガール』。先ほどのMirror Ballと同じCDに収録されている楽曲、彼女からも「正しいMirror BallはこのCDの2曲目か3曲目に入っています」とのこと。思えば、ミライスカートが一人になった直後、この逆境ガールが発売されてからもう3年なんだなぁと思いつつ。当時からずっと歌い重ねてきたこの曲でも、力強いメッセージは今も変わらない。

4曲目に『Melody』。ナモナイ音楽会では冒頭にも書いたとおり、上半身(バストショット)のみが画角内に収まっており、全身を使った振り付け、ダンスなどは見る事ができない。それでもこの曲の魅力はとても強く、視線や手の動き、歌い方によって詞世界が十分に伝わってくる…本当に好きな曲。
そのまま続いて『タイヨウの季節』。曲の雰囲気、イメージ的には夏っぽさがあるものの、関係なしにこれからも歌って欲しい一曲。改めて細かな振り付けや詞を聞き込んでいくと、この曲に出てくる女の子の"大好き"がさらに伝わってくる、そんな気持ちである。

曲あけ、MCで次に披露する『カガヤクイノチ』についての話。1週前の京都メトロ公演にて初披露となったこの曲、手話っぽい振り付けだったり、「世界中の人へ届けたい」と英語詞部分も多かったりと伝えるまりちゃんの姿を見つつ、これからのミライスカート⁺にとって非常に重要なポジションにある曲だな、と自分は思った。他の楽曲の多くが、ある意味"詞世界の仮想女子"が存在してると思うのだが、この『カガヤクイノチ』は彼女のストレートな気持ち…それが強く届けられてる楽曲なんだろうな、と感じている。しっかりと受け止めて、さらにそれをたくさんの方に伝えていけるように。

「次のブロックは、大事な発表に向けて気合入れて!」と、連続3曲連続を披露。7曲目の『ナモナイオト』から『キラ☆ヒラ♡レボ★エボ』、さらに『SPARK 4 PATh』へ。ナモナイオトは穏やかな曲、の印象があるのだけど、その反面…気合の入り方が違う感覚。コメント欄にもたくさん文字が並び、拳上げているような風景が目に浮かぶようだった。続くキラヒラも跳ねるような明るさ、ファンとの掛け合いでさらに一体感が深まるような絆の強さ。オケにもコーラスが入ったものの、実際の現場でも、まだまだ掛け合いは入れていきたいなと思う。SPARK 4 PAThの勢い、疾走感だけでなく空を飛んでいるような感覚…滑空感とでもいうのだろうか。飛行機が好きな彼女には本当にピッタリの曲。自分もこの曲は本当に大好きである。

そしてついに、告知されていた重大発表が明らかに。それは、

『2020年10月11日、ミライスカート⁺の1stアルバム発売!』

という、最高に嬉しいお知らせ!しかも、アルバム発売に合わせたライブイベントも発表された。10/10には大阪:心斎橋のMUSE BOXで2回公演、発売日当日である翌10/11には地元:京都の京都メトロでの単独ライブvol.4の開催、とのこと。来場可能人数がどのようになるかわからない状況ではあるが、ぜひなんとしても参加したいライブだ。また今後、順次アルバムの内容等について情報公開が行われるとのこと、こちらも楽しみである。

さらに嬉しいサプライズは続き、次の曲はそのアルバムに収録される新曲を披露!曲名はまだ非公開、1ハーフのみ。フルサイズは9/13のKYOTO MUSEでのライブを予定しているとの事。そしてこの曲の歌詞中に『赤』というキーワード。今日着ている衣装はこの曲をイメージしたものであることも判明した。
新曲の印象は、少し前のPOPS…サビのメロディーラインがとてもキャッチーな感じ。耳にも馴染みやすく、優しい雰囲気というか…まだ詞の内容までは聞き取れなかったので、次に聞く機会が今から楽しみである。

本編ラスト、11曲目は『あなたとなら』。もう間もなく、来月で初披露から1年を迎えることになるこの曲、歌ってこれた感謝を胸に。オリジナルのMVも作成され、ファンとの絆を強く感じさせる一曲に育ち続けているな、と。これからも要所要所で歌われる曲になると確信している。

本人が退場し、画面上には『アンコール!』の文字が。他の配信ライブの様子をあまり見ないのだが、ここで感じるこの流れ、実際に現場にいる時と変わらない雰囲気がとても心地よい。…いや、実際今の会場では声を出せない為、昔のスタイルをこの場所で継承している、というのがその理由だろうか。
ちなみにこのアンコールの間、ステージ袖(あえてこう書こう)では家族…スタッフによる反省会が行われていたとの事。その音がマイクに拾われていたのはご愛敬、である。

アンコールはミライスカート⁺のこれから、新しい空へみんなと共に旅を続ける『パッセンジャー』。旅をテーマ、モチーフにしたこの楽曲、本当に気分アガる一曲。1stアルバムにも収録されるとの事、音源で毎日聴けるのが本当に楽しみ。

約1時間20分弱、新曲に加え重大発表MCもあり、盛りだくさんながらもあっという間に過ぎてしまったような感覚だった。話す事、その口調、笑顔。今回も満足すぎて『よかった、最高に楽しかった』という感想が精一杯である。

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今回の重大発表、正直予期していたものではありました。だけど、実際にまりちゃんの口から、とびきりの笑顔で発表されると…本当に嬉しいものです。

おかげでまたもやボリューム満載の記事になってしまいました。
お時間のある時、配信ライブをご覧になった方はその記憶の補填に、また見られなかった方には雰囲気の参考にでもなれると嬉しいです。

長文お付き合いいただき、ありがとうございました。

2020.9.6
『ナモナイ音楽会 at HOME』vol.9
@ツイキャスプレミア配信


0.overture
1.旅行の友
- MC -
2.Mirror Ball
3.逆境ガール
- MC -
4.Melody
5.タイヨウの季節
- MC -
6.カガヤクイノチ
- MC -
7.ナモナイオト
8.キラ☆ヒラ♡レボ★エボ
9.SPARK 4 PATh
- MC -
10.(タイトル内緒)※アルバム収録のNew Song!!!
- MC -
11.あなたとなら

En1.パッセンジャー

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