英語でやり直す微分積分

Calculus は、微積分学を意味する英単語です。
ラテン語で、"小さな石"を意味する言葉に由来するのだとか。

Differential calculus は、あるものをひたすら細かくしていく、微分。Integral calculusは、小さな粒を統合していく、積分。

日本語で、"微積"にあたる英単語、calculus (differential calculus と integral calculus)。まずは、この3つの英単語を覚えましょう。

微積分に限った話ではないのですが、日本の数学用語は難しいというか、パッと頭に入ってきづらい気がします。例として、微分で出てくる用語の一つ挙げましょう。

極限値

英語では、limitです。限界とか制限といった意味で使われる limit。
普段から使われる単語なので、何となくイメージしやすい気がしませんか?

一方、日本語では、極限値。きわめてギリギリ。
改めて見てみる、たどり着きそうでたどり着いていないギリギリの値を示している感じがしなくもないのですが、私が高校生だった当時は、すんなりと頭に入ってきてくれませんでした・・・。自分を"極限"まで追い込む、とか
極限という表現自体は日常生活でも使うケースが思い浮かぶのですが、"値"という漢字がついて「極限値」となるだけで、どこか理解しづらい言葉になってしまった印象を持っています。

"極限"というのは、"接近し続けること"に関するする話である。
と、英語のテキストには書いてありました。

"Limits are all about approaching."

です。

微分の概念を理解するうえで、この "approaching" という動名詞が実は重要。近づき続けることなんですね。目的地まで到達はしないけれど、ひたすら近づき続ける。この感覚が微分の概念を理解するポイントだと思います。

次回は、微分係数・導関数(derivative)について書きます。


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