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BULLY

Rockstar Gamesより2006年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。
ここ10年くらいはGTA5とGTAオンラインをひたすらに擦り続けているRockstarの、PS2時代のゲーム。

Rockstarのゲームとの初めての出会いは中学生のころ。友人の家で、すごく面白いと紹介されたGTA3だった。街をメチャクチャにできるぞ!ということで、ストーリーはやらずにひたすらチートコードを用いて警官と銃撃戦を繰り広げていただけで、刹那的には面白かったが購入する事はなく、その後のシリーズも全く追っていなかった。

その後PS3でGTA5が発売された。自分は全く知らなかったが、この頃には世界規模での現象になっていたため購入。初めてストーリーを追いかけてクリアして、シナリオ部分の面白さに大変驚いた。

結局GTA5は全世代のバージョンが出るたびに遊び続け、先週PS5版をクリアした。幾度目の余韻を楽しむために関連するYoutubeビデオを垂れ流していた時、BULLYを激推しする宇多丸のラジオが流れてきて、気になったので北米ストアで購入。

過去に何度も退学となった少年ジミーホプキンスが主人公。母親が再婚相手とハネムーンに出かけるタイミングで今作の舞台Bullworth Academyに転入することとなる。
過去の問題行動から教師に睨まれ、転校生なので初日からいじめられまくるジミーだが、持ち前のタフネスで校内のさまざまな陣営を相手に反逆していくことになる、というのが大枠のストーリー。

ジミーはとにかく評判が悪い

学生版GTAとも評されるこのゲーム、まさにその通りの内容だ。銃火器は出てこないし殺人もできないのでその点はかなりライトだが、GTAでも大きな魅力だったイカれた登場人物達が目白押し。アル中の英語教師や衛生観念ゼロの給食のおばちゃんなど、魅力的な狂人がストーリーに華を添える。個人的には学校に住み着いている退役軍事のホームレスが顛末含めてお気に入り。

狂人博覧会からの爽やかなエンディング

狭いながらも密度のあるオープンワールドなのだが、ジミーは子供なので深夜まで起きていると昏倒してしまうし、授業のある時間に外に出ていると大人が総出で捕まえにくるという縛りもあり、賛否あるかもしれないが個人的にはメリハリがついて楽しく遊ぶ事ができた。

絡んでくる奴らとは戦うこともできて、スリングガンや臭い薬品などサイドアームも豊富。個人的な好みでジミーには拳一本を貫いてもらったが、格闘技のスキルが体育の授業ミニゲームのクリアやサイドクエストで向上したりとシステムとゲームプレイが上手く噛み合っていて心地良い。
殴り合いを回避するために相手を諌めることもできて、そのためのスキルも授業をこなす事で上がっていく。

ただ、このゲーム1番の魅力は主人公のジミーそのものだと思う。熱血番長とは違う、クールだけどアツい部分もあり、うかつで愚かな所もある、つまり思春期に服を着せたみたいなキャラ。
小柄でナメられがちなんだけど一歩もひかねーってスタンスには非常に強い好感を覚える。いままでプレイしたゲームの中でもダントツに好きになったキャラだ。

トラブルあればいつでも飛び込む漢

アメリカの学園ものって、映画とかドラマではよくある題材で割と好きなんだけど、ゲームだとこれとライフイズストレンジ1くらいしかやった事がない。去年は壮大なストーリーの大作ゲームばっかやってたので、今年はBULLYみたいなゲームともっと出会いたいな。

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