見出し画像

SIREN (北米版)

Sony Computer Entertainmentより2003年に発売されたホラーゲーム。
PS4用にリリースされた北米版をPS5でプレイ。

未だに熱心なファンが多いこのゲームは、個人的にも今まで遊んできたゲームのどれよりも思い出深い。当時の友人の家で夜な夜なプレイした記憶が強く残っている。

エンディングに到達するまでのあまりにも難解な過程は攻略サイト抜きには紐解くことが出来ず、友人とふたりで頭を悩ませては、なるべく攻略を見ないようにしながらかなりの時間をかけてプレイしていた。
断片的に語られる物語は考察と妄想の余地を大いに残していたし、独特なグラフィックとUIを廃したミニマルな画面構成は高校生ながら美しさを感じさえした。後に出た情報本のSIRENマニアックスを買い逃し、復刊.comのリクエストに署名し、数年後に手に入れることが出来た時には貪るように読んだし、今も本棚に並べてたまに手にとっているくらい好きな作品だ。
シリーズも全てクリア済みで、さらなる展開を心待ちにしていたものの、その願いは叶わなかったのは皆様ご存知の通り。

PS3の初期型を手に入れられなかったので、思い出には残っていたが実際に遊ぶ機会は長く失われていたのだが、PS5でDead Spaceリメイク版を購入するために北米アカウントを作った際に、北米ストアで販売されていることを知りすぐさま購入した。

北米版は音声、テキストを含めて全て英語で、しかも字幕もない。オリジナル版をクリアした記憶がなければシナリオを辿っていくのは極めて難しかったと思う。

昔取った杵柄で、各シナリオをかなり覚えていたのは自分でも驚いた。今も語り草の手拭い関連は勿論のこと、ダイアル錠のナンバーをラジカセからとか、ダストシュートから機械を落とすとか、こんな情報を脳のどこにしまってたの、という感じ。
リメイクではなくオリジナルそのままなので、プレイフィールも当時のまま。ほとんど攻略情報を参照せずに、一週間くらいでサクッとクリアすることが出来た。

とはいいつつも20時間弱はやってる

今やってみても、異界に自分自身が飲み込まれるような重たい雰囲気は全く色褪せず、プレイを中断した時のなんとも言えない疲労感に遠い過去の思い出が蘇る素敵なプレイ体験だった。2もリリースしてくれねーかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?