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ダイエットに必要な心理学

今年こそダイエットを成功させたいそんな人にぜひ読んで欲しいです。
ダイエットにおいてどんなトレーニング方法を取り入れるか、より「どうやって続けるか」の方に焦点をおくべきです。挫折するときの心理を知っておいて、事前に防ぎましょう!

まずダイエットを始める前に基本の考え方3つ
・習慣にすることは1つに絞る
・とにかく誘惑から逃げる
・人は正しいことをするとご褒美をあげたくなる

習慣化することは私たちが思っているほど簡単ではなく、心理学的には66日(約2ヶ月)続けられて初めて「習慣になった」と言えるのだそうです。「朝起きたらまず水を飲む」これくらい簡単なことでも2ヶ月必要なのです。だから、運動に加えて、食事制限、糖質制限など一気にするのではなく、1つに絞ってそれを必ず習慣化させましょう。ダイエットに大切なのは「続けること」です。

「人の我慢する力は有限である」、だから「とにかく誘惑から逃げる」のです。戦う必要は無いのです。人間は見たら食べたくなるので、できる限り食べ物を隠したり、目につかないようにしてみてください。そして、事前に誘惑されるような場に身を置かないことも大事になってきます。

人は正しいことをすると、少しくらい悪いことをしてもいいという心理状態に陥ります。「今日はランチをサラダだけにした」「一駅前で降りて歩いた」「差し入れのスイーツを断った」など、ダイエットにおける正しい行動をすると、ご褒美をあげたくなります。そのご褒美が挫折の原因なので、大事なのはそういう心理状態になっている自分に気づくことです。無意識に自分にご褒美をあげたくなっている自分に気づくと、理性が働き、挫折を防ぐことができます。

ダイエットのためのテクニック!

・体重計に乗らない。
体重が順調に減っていたら、ご褒美をあげたくなる。体重が減っていなかったら自分を責めてしまう。どちらに転んでもよくないです。また、体重が減らなくても体のフォルムが綺麗になればダイエット成功だと思いますし。

・お徳用サイズを買わない。
人は目の前にあるだけ食べたくなるのです。ストックがたくさんあればその分だけ食欲は増してしまいます。とにかく誘惑から逃げることです。冷蔵庫の中身を必要最低限にするのもいいです。

・「ヘルシー」という文字に惑わされない。
ヘルシーなものを食べると、正しいことをしていると思い、またご褒美をあげたくなるからです。ヘルシーと書いておけば企業は売れると思っています。実際それで売れている商品もありますが、惑わされないでください。

・鏡をおく。
「見られている」と感じると、人は正しい行動をしようと努力する心理が働きます。

・食べる時間を1日のうちの8時間に絞る。
決めた8時間の間ならどれだけ食べてもいいです。重要なのは「食べない時間を作ること」。消化機能を休める時間を作ることで痩せ体質になります。食べる時間を制限するこの方法は効果は最初の1週間を乗り切れば、負担は少なく効果はバツグンです。例;12時〜20時まで

・「〜しない!」という禁止目標の達成を記録していく。
「間食はしない!」や「夜中に冷蔵庫を開かない!」などの禁止目標は一度でもできなければ自分を責める原因になります。ですので、禁止目標を達成できたら表などに毎日、丸をつけていくなどしてモチベーションを保つ。丸が増えていくほど、「ここまで禁止事項を守ってこれたんだから」と、続けやすくなります。

・いい習慣を身につける時は「手間を減らす」、悪い習慣をやめる時は「手間を増やす」
ランニングを習慣にしたければ、 ランニングをするための服装や靴をあらかじめ準備しておく。間食のお菓子をやめたければ、お菓子を届かない場所に置いておいたり。
これだけで格段に行動が変わります。

この7つが具体的なテクニックですがあれこれするのは、挫折の原因ですから1つに絞ってとにかく続けること。「自分は意志が強い方だから大丈夫」と思う人は特に気をつけて欲しいです。。

最後に。

「人が最もクリエイティブになるのは言い訳をするとき」という言葉があります。自分を納得させるために、いかにも正論のような言い訳を考えてしまうのが人間です。ダイエットの鍵は「続けること」。続けられなかった自分を決して正当化しないでくだいさい。

ただ、ダイエットを続けるコツは挫折しかけた時に「自分を許すこと」です。「人間だからそんなこともあるよ」と。禁止事項を破ってしまった自分を責めても人間は行動しないです。
こんな研究結果があります。

学生にテスト期間の計画を立ててもらい、計画通りに勉強ができなかった子を観察した実験。計画が思い通りにいかなかった自分を「なんでこんなこともできないんだ」と責めた子と、「うまくいかない計画もあるよね」と楽観的に考えた子のそれぞれの次のテストまでの勉強時間と、テストの結果を比較した。結果は自分を責めた子の方が勉強時間も短く、点数も悪かった。原因は楽観的に考えていた子の方が現実を受け入れて、「次はどうすれば達成できるか」解決策を考えていたこと。自分を責める子は、「もっと自分に厳しくしなきゃ」などと考えて具体策を出さなかった。

ダイエットを続けるためには、挫折しないことより、挫折から復活する力の方が大事になってくる。人間は弱い生き物です。そして、完璧な人なんていません。一度、習慣をやめそうなっても、習慣のレベルを下げればいいのです。あれこれする必要もありません。

何より続けることです。

皆さんのダイエットがうまくいくことを願っています!

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