青りんご恋物語16~ポケットの中は愛でいっぱい(照笑)

ヤマネ君からの信じられない宣言で青りんごは 少しばかり赤く色づいた感じになりましたよ

まだまだ熟しちゃいないけどね(爆)

 

毎日毎日 朝はターミナルで一緒になり、同じバスに乗り同じバスで帰る日々。まぁ、二人きりではなかったけどね。喫茶店の仲間達と一緒の行動でしたが…

 

製版印刷科は入学したての頃はいったいどうなるんだろうとお先真っ暗に思えたんですが 人間はなんて順応性のある動物なんだろう。そんな中でも恋をして 4~5名で飲みに行こうなんてハナシにもなり 青りんごは人生で初めて酒の味を覚えるのでした

 

男性諸君の中でも青りんごは 特に意識もせずにのほほんと飲んでたかも(笑)

そんな冬の週末…

 

ヤマネ君は飲み会の日に

『今日泊まりにきてくれたらいいのになぁ……』

と言うのです。

ドキッとするではありませんか

泊まり…ってことはアレだろナニってことになるんだろ

それを覚悟できないんだよな。

青りんご…少し色づいたとはいえ まだ 貫通しておりませんでして…(笑)

ヤマネ君、ほんとはしたいだけなんじゃねぇのか? そんなふうに思い不安になり 

『スケベだな~ンフフ』といってごまかしたりしていたっす。

 

しかしだ

 

ヤマネ君といられるんだ…そう思うキモチの方が強くなり みんなで飲んだ帰りにワタクシはついにヤマネ君ちに泊まる決意をしました。

 

親には 学校の友達んとこに泊まる~なんてホラこいて堂々とお泊りセットを持って飲みに行ったワケです。 

 

もう~ここからは…

オレの人生で一番ロマンティックな思い出ですので

照れずに読んでくださいよ

 

みんなと別れて 二人でヤマネ君の家に向かう。

雪がチラホラ…。

手も冷たくなる。

ドキドキだったなぁ~~

 

すると…

 

ここだよ、ロマンティック最上級なシーン

ワタクシとヤマネくんは手を繋ぎました

『○○、手冷たいね…』

『うんヤマネ君あったかいね…』

くーっ…どや書いてて汗出てきた

 

ヤマネ君は手を繋いだまま さらにポケットに入れたのでした

これが最高に美しいロマンティックな思い出なのです。



ヤマネ君ちはアパートというよりも 下宿みたいな感じで 女が泊まってることはバレたらヤバイらしく 靴を部屋まで持っていく感じでした。

 

コソッ…コソッ…と部屋への侵入が完了。

 

あとは部屋で再びだ。

 

問題のネル時間が近づいてきた

 

その先は………

青りんご…さらにさらに真っ赤になりましたのよ

オトナの女の仲間入りを果たした青りんごは もう ますますヤマネ君のことが大好きになり想っただけで涙が出る程 好きになってしまったのでした。

 

この想い…どうすればいいんだ

お泊りしたけど 自分はヤマネ君の恋人ということになるんだろうか?

いや…地元のオンナがいるだろうよ。 

 

でもいいのだ。学校へいけば毎日ヤマネ君に会えるそれだけで きっといいのだ…

ヒトはどう見ても付き合ってると言うんだが…。それを鵜呑みにしそうな自分もいたり、切ない想いが毎日募る日々となったのでした。

 

つづく…

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