良い肌を作るには...?
今回のポストはネットで良く見られる「これを塗ったら肌がきれいになった」とか「この食べ物(サプリ)が良いです」とか、「この化粧品がベストです」とかの話ではなく、志的な話になります。
あくまでも、私の個人的な意見であり、「なんか間違ってる」と感じた場合は、このポストを読んでいるあなたが正しいです。
【忙しい方のための3行まとめ】
1.良い肌作りは学校の成績を上げることと仕組み的にはそう変わらない
2.何もしないと「老化」という呪いで肌は悪くなるのに決まっている
3.良い肌を手に入れたい望みがあるなら絶えずに広い範囲での努力が必要
【本文】
こんにちは。じょんサラン皮ふ科のJEONG(ジョン)です。
皮膚科で働いてみると当然ながら、良い肌になることを求めて受診される方が多いです。格好良さや可愛さは個人によって好みも異なるため、同じ人をみても格好いいと思う人と普通だと思う人はいますね。ところが良い肌に関してはなんとなく共通するー求めるー点が何となく決まっています。
そもそも良い肌とは何でしょうか?と思ってみると、
「毛穴が小さい」
「きめ細かい」
「透明感がある」
「ニキビがない」
「傷跡がない」
などなど...
とかありますが、一番わかりやすいイメージ的には上の画像のように「赤ちゃんの肌」が良い肌のイメージに一番近いのではないかと思います。
(実は赤ちゃんの肌は弱くて荒れやすいこともありますが、その点はさておおいて)
韓国では良い肌のことを꿀피부(クル・ピブ)とも言います。
(昔は 백옥같은 피부 -白玉みたいな肌 -とも言いましたが、今の時代ではあまり使ってない言葉です。皮膚科でよくみられる白玉注射に対してはいずれまたポストしたいと思います)
直訳すると 蜜(꿀 クル) + 皮膚(피부 ピブ)という意味で、光沢があって滑らかで色むらがなく、もちっとする触感の肌に対する表現です。
良い肌に対してイメージはついたと思います。しかし、みんな良い肌を作るためにいろいろ頑張ってますが、そう簡単ではありません。
私個人的には良い肌を作るのは学校の成績のことと似ている所が多いと思います。
例えば、学校の成績(肌の例え)だと
a.勉強するとある程度までは結果が出るが限界もある
(毎日スキンケアしているがなかなか消えない毛穴)
(ある程度薄くなったけど、残っている肝斑)
b.もともと頭が良くてそんなに勉強しなくても高い成績の人もいる
(知り合いのだれだれさんは何もしないのにあんなに綺麗な肌している)
c.優秀な家庭教師や塾に通ったりしても自ら勉強しないと成績は思ったより上がらない
(美容皮膚科やエステでさんざん施術受けているから大丈夫だと思ったけど、日焼け止め忘れたおかけで消えないシミ)
d.成績があまり上がらないと頑張りたい気持ちもだんだんなくなる
(時間とお金を使っていろいろしても変わる気がしないからやめてしまう)
e.簡単に成績が上がる方法を探してみるが、満足する結果が出ることはあまりない
(これを食べれば肌がきれいになるとかの話を聞いてしてみるけど、結果は効いてるのかな?と感じる場合)
こんな話聞くと、諦めるのが楽で良いかなと思うかも知れません。
もちろんそれも本人がシミ、しわ、毛穴、ニキビ跡などをそのまま受け止めるのができるのであれば良い選択しだと思います。(皮膚科の医者が何を言ってるのか?と言われるかも知れませんが)
しかし、少しでも良い肌になりたいのであれば諦めてはいけないことです。
学校の成績でいかがでしたが、テスト1位の人だって、今回1位でも次のテストで何もしないと順位は落ちます。
なにもしないとそのままではなく、後退しまいます。
皮膚も同じです、世の中の生物は生まれた瞬間から「老化」という呪いにかかっていますから。
要は、皮膚も成績と同じく、何もしないと悪くなっていきます。
「肌に良い化粧品を使っているから」、「肌に良い施術をうけてるから」だけではなく、日々の管理が必要です。なぜなら、私も私の友達も、テレビに出ているアイドルもそしてあなたも毎日老化しているからです。
皮膚科でもらったシミ取りの飲み薬を卒中飲み忘れていますか?日焼け止めをさぼったりしていますか?洗顔後の保湿は欠かさずにしていますか?
慣れてしまい、大した事ではないと思っていたその毎日のルーチンが、高い化粧品より大事かも知れません。
どうかあきらめず、毎日手入れしてください。良い肌への一歩はそこからだと思います。