祝!(JRA)G1初優勝、栗田徹厩舎【厩舎topic 2021年10月-3】

【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析のご愛顧、誠にありがとうございます。おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。有料記事も続々購入いただき読んでいただいています。ありがとうございます。(無料記事を読んでいただくだけでも記事作成した甲斐を感じるので嬉しいです。ありがとうございます。)

「厩舎topic」と題して週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。

10/24(日)
阪神 菊花賞(G1、芝三千)優勝タイトルホルダー(栗田徹厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!)

栗田徹厩舎が(JRAの)G1初優勝を飾りました。
厩舎にとっての初G1が難易度の高い牡馬クラシック菊花賞、さらに関西遠征、イレギュラー開催の阪神での菊花賞…、などいろいろとクリアすべき課題があるなかでのG1初優勝です。栗田徹厩舎のみなさまにとっても充実感のある一勝だったのではないかと推測しております。改めて、おめでとうございます。


ということで今回は栗田徹厩舎を取り上げたいと思います。


今年(2021年)6月にアップしました以下の記事(栗田徹厩舎分析レポート)の冒頭「ひとこと&厩舎ダイジェスト」部分で筆者は以下のように表現致しました。

一貫して世代限定重賞への出走で経験値を増加中。成果の一部がタイトルホルダーの弥生賞ディープインパクト記念か。指数も馬質も上昇中で世代限定G1タイトルへ機は熟した!

詳細はこちらです。


一貫して世代限定重賞への出走で経験値を増加中」とした根拠のひとつが以下です。

2021年の菊花賞前までの栗田徹厩舎G1(JRA)出走歴の全てを書きだしたものです。

2011年~2017年:G1出走ゼロ
2018年:出走1回、阪神JF(8人気15着グレイシア)
2019年:出走1回、桜花賞(17人気16着ホウオウカトリーヌ)
2020年:出走4回、NHKマイルC(7人気6着シャインガーネット)・ホープフルS(7人気4着タイトルホルダー)、他にアルクトスによるフェブラリーS・チャンピオンズCの出走歴あり
2021年:出走5回、桜花賞(9人気6着ククナ)・皐月賞(8人気2着タイトルホルダー)・オークス(8人気7着ククナ)・ダービー(8人気6着タイトルホルダー)、他にアルクトスによるフェブラリーS出走歴あり

一見してわかるとおりでして、アルクトス以外は見事に世代限定G1の出走で固められています。ここまで徹底して積み上げてきた経験値は優位性になるはずですし、だからこそ初G1制覇は世代限定G1制覇で成し遂げてほしいと筆者は見ていました。

※余談ですが、筆者の個人的な予想では、関東の世代限定G1(なかでもNHKマイルCあたり)が一番近いG1タイトルだとしていました。予想の根拠は以下です。

筆者の個人的な予想はさておき、G1タイトルを奪取できたことで栗田徹厩舎への預託馬馬質のさらなる上昇も期待できると思います。

関東厩舎では2022年(藤沢和厩舎解散)・2026年(国枝厩舎解散)というイベントが予定されており、大御所2厩舎の解散で宙に浮くパイをいかに奪取できるか次第で勢力図が一気に変化する可能性があります。今回の菊花賞制覇で栗田徹厩舎がその一角に名乗りを上げたと見てもよいと思います。一口馬主としても引き続き目を離せない厩舎でしょう。

そういえば、タイトルホルダー(2018年産)のひとつ下の世代(2019年産)ですでにアライバルという素質馬が栗田徹厩舎から出てきています。
ここまで見てきたように、これまでに積み上げてきた経験を上手に活かし結果(菊花賞優勝)に繋げてきた栗田徹厩舎が、タイトルホルダーでの牡馬クラシック出走経験を活かしどのように2019年産世代につなげてくるのかも注目したいです。

栗田徹厩舎、おめでとうございます。
筆者も貴厩舎のG1戴冠を期待していたので自分事のように喜んでいます。

今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

筆者Twitterアカウントはこちら
https://twitter.com/wineotto

筆者の出資馬の話題などはブログで書いています。
http://winesyoshinnsya.blog.fc2.com/

また他の記事も同様のクオリティで提供しております。他の記事で興味があるものがございましたら読んでくださると幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?