【一口馬主向け】厩舎論。馬見ができる(であろう)調教師。

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いつもは定量データに基づいた記事を書いていますが、今回は趣向を変えて定量データ抜きのほとんど実益はないかもしれない(笑)、推測を多分に含む雑談みたいな話題をしていこうと思います。題して「【一口馬主向け】厩舎論。馬見ができる(であろう)調教師。」です。

馬見ができる調教師。
かなり頼りになりそうですね~。実例を思い浮かべるとすると、里見オーナーアドバイザーの池江泰郎元調教師とか、年間600頭をチェックする矢作芳人調教師とかでしょうか?!

↓こちらは矢作師のことが書かれている広尾TCのページです。

実際に実績も出されている両名ですが、池江泰郎元調教師は「元調教師」ですし、矢作師は人気厩舎でそもそも出資検討以前の問題も含んでいたりします。

そこで多くの厩舎分析をしてきた筆者からの提案です。
馬見ができる(であろう)調教師。
「(であろう)」としたのは筆者の多分な推測を含むものだからです。ここはご容赦ください。

ズバリ、筆者が提案する「馬見ができる(であろう)調教師。」の定義は、
メイショウ(松本オーナー)馬で実績を出している調教師
です。

かなりざっくりした仕分けなのですが、少しは参考になる定義なのではないかと思っています。


まずは、ウィキペディア(Wikipedia)からです。(今回は趣向を変えての記事なので、こういうノリです♪)

上記ウィキペディア(Wikipedia)からの引用が以下です。

松本自身が馬を見て選ぶことはせず、調教師や牧場が薦めた馬を安く買っている。そのため、後に東京優駿や天皇賞を制するメイショウサムソンを初めて生で見たのは、デビュー戦となった小倉競馬場のパドックであった。

松本オーナーと言えば、現場にお任せするオーナーとして有名ですが、馬の購買に関しても調教師や牧場にお任せしているようです。

この説を信じることにすると、
メイショウ(松本オーナー)馬で実績を出している調教師は、馬見ができる(であろう)調教師。
としてもよいのではなかろうか、という三段論法的な考え方です。

一括りにメイショウ馬と言っても「厩舎縁の血統」や「仔分け」などもありますので、全部が全部というわけにはいかないと思います。対象になるのは、調教師自らが見出して松本オーナーにオススメし庭先取引馬やセール取引馬で成功事例がある調教師が対象になるものだと思います。

ここからは一口馬主目線での話です。

今回の説を上手く活用するのであれば、
・バイヤー系クラブ
・中小クラブ
・非社台系クラブ

などで”馬見ができる(であろう)”調教師が主導して仕入れたであろう募集馬を狙い撃ちするという使い方ができるのではないかと思います。

例えば、高橋義忠師。日経賞優勝のメイショウテッコンでの実績あり。
メイショウ馬での実績がありますし、メイショウテッコンはセール出身で「厩舎縁の血統」「仔分け」の対象ではなさそうです。高橋義忠師は馬見ができる調教師と見なすことができそうです。その高橋義忠師主導でクラブ募集になったと推測できる募集馬を狙ってみる、というやり方です。

推測に推測を重ねる手法なのでこれを本線に使うというよりは、他に本線があって補足根拠としてこの説を用いるくらいがちょうどよさそうです。(事例で挙げた高橋義忠師は良い事例だと思ったので挙げています。)


出資馬を実際に選ぶ際には、勝ち上がり率だったり、募集価格との兼ね合いだったりも加わってくるのでもっと細かいデータが必要になると思います。その際には当noteの厩舎分析レポートを活用いただければと思います。


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