世代限定芝短距離&初年度産駒マイスター!武幸四郎厩舎【厩舎topic 2021年11月-1】

【一口馬主向け】調教師(厩舎)分析のご愛顧、誠にありがとうございます。おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。有料記事も続々購入いただき読んでいただいています。ありがとうございます。(無料記事を読んでいただくだけでも記事作成した甲斐を感じるので嬉しいです。ありがとうございます。)

「厩舎topic」と題して週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。

11/6(土)
阪神 ファンタジーステークス(G3、芝千四)優勝ウォーターナビレラ(武幸四郎厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!)


今年(2021年)6月にアップ致しました武幸厩舎分析レポートのなかで筆者は以下のように表現をしました。

(出資戦略)買い材料と嫌いたい材料が指数から見えてきています。吟味したうえで、ここまで実績ある「芝千二の武幸厩舎」「世代限定の芝短距離の武幸厩舎」を活かして出資検討を


上記の文言のなかでも特に「世代限定の芝短距離の武幸厩舎」は注目だと感じていまして、実際にここまでの武幸厩舎の重賞5着内全実績を抽出したものが以下です。

武幸厩舎の重賞5着内(開業~2011.11.7まで、JRA平地重賞のみ)
2018年 デイリー杯2歳S(芝千六、3着ハッピーアワー)
2019年 シンザン記念(芝千六、5着ハッピーアワー)
2019年 ファルコンS(芝千四、優勝ハッピーアワー)
2021年 フィリーズレビュー(芝千四、3着ミニーアイル)
2021年 ファンタジーS(芝千四、優勝ウォーターナビレラ)←New!!

上記を見て即わかるとおりで、「世代限定重賞の芝短距離」での実績に集中していることがわかります。ここまで「世代限定重賞の芝短距離」で経験値を高めていますし、今回のファンタジーS優勝も線で繋がって見え好感を持てます。

ちなみに上記の重賞5着内に登場する3頭は、世代限定重賞で活躍していることもあり早期デビュー組です。

ハッピーアワー…2歳6月デビュー
ミニーアイル…2歳8月デビュー
ウォーターナビレラ…2歳8月デビュー

一口馬主目線では武幸厩舎募集馬なら、早期デビューできそうな馬から選んでいきたいところだと思います。

と、ここまでは話が繋がっていてわかりやすいのですが、逆にわかりにくい材料も出してみたいと思います。

「早期デビューできそうな馬」と言いますと、「早生まれ」あたりは思い浮かぶところだと思いますが…

ハッピーアワー(3/18生まれ)
ミニーアイル(2/5生まれ)
ウォーターナビレラ(5/27生まれ)

ということでして、ウォーターナビレラ(5/27生まれ)のような活躍事例があることから早生まれには拘る必要はないように感じます。
(出資馬選びにおいて)決め打ちがしにくくて難儀ではありますが、逆に言いますと武幸厩舎の早期才能開花させる厩舎力が素晴らしいのだと理解したいところです。


もう一点、別な観点で出資馬選びのヒントになりそうな武幸厩舎の特徴(特長)を挙げたいと思います。

さきほどの重賞5着内に登場する3頭の種牡馬を書きだしたものが以下です。

ハッピーアワー(ハービンジャー)
ミニーアイル(ミッキーアイル初年度産駒
ウォーターナビレラ(シルバーステート初年度産駒

種牡馬はバラバラですが、2頭に「初年度産駒」という共通項が見られます。

母数が3頭のみ(3分の2)ということではありますが、心配無用を後押しする材料もさらに出していきたいと思います。
2歳世代(2019年産)武幸厩舎の勝ち上がり馬を列挙すると驚きます。

2歳世代(2019年産)の武幸厩舎の勝ち上がり馬(11/7まで)
メリトクラシー(シルバーステート初年度産駒
ドグマ(キタサンブラック初年度産駒
ウォーターナビレラ(シルバーステート初年度産駒
ドーブネ(ディープインパクト)
ネフィリム(カリフォルニアクローム※初年度ではないが国内産駒数少
ヴィルチュオーズ(サトノアラジン初年度産駒
セキフウ(ヘニーヒューズ)

このように初年度産駒(プラス国内産駒数少)での勝ち上がりが多いことがわかります。

初年度産駒(=新種牡馬産駒)については産駒データなど知見がないことから育成難易度は相応に高いものと筆者は推測しています。それだけに武幸厩舎のこの実績は際立つものがあると思いますし、「初年度産駒マイスター武幸厩舎」とか「新種牡馬マイスター武幸厩舎」として覚えておくことを提唱したいです。

余談ですが、これだけ初年度産駒(=新種牡馬産駒)で実績をあげていることから、生産者や種牡馬運営主体者から武幸厩舎への支持も高いものと推測しています。

今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

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