村田一誠厩舎開業!戦力分布(2021年12月開業)
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謹賀新年。本年も当noteを何卒宜しくお願い致します。
さて、昨年(2021年)の年末に村田一誠厩舎が開業致しました。村田厩舎のみなさま、開業おめでとうございます。
開業した2021年は開催日わずか3日分での営業日数でしたので、2022年が村田厩舎にとっての実質元年になると思います。今後は、私たち一口馬主や馬券ファンも村田厩舎の成績に注目していくことになると思いますし、厩舎にとってもファン側にとっても良い厩舎になることを願っています。
ということで今回は村田一誠厩舎にフォーカスしていきたいと思います。
新規開業ということで、まず新規開業厩舎の成績傾向ですが、多少なりとも開業時の転厩馬の馬質に左右される部分があると思います。そこで今回は村田厩舎の開業時(2021.12.21)の戦力分析を記録として残したいと思います。
当記事を読んでおくことで年末(2022年末)に確認する2022年成績もより適切な目線でジャッジできると思いますし、今後(あるかもしれない)村田厩舎クラブ募集馬との向き合い方の起点にもなると思います。
短期ではなく、長期目線で後々の参考材料になるファクターということで読んでいただければ幸いです。
では早速、本題へ進めていきます。
最初は、開業日(2021年12月21日付)の「馬房数」「登録数」「登録数÷馬房数」の一覧です。
村田厩舎は、14馬房に対して登録数30頭での船出となりました。
開業初期の登録数としては上々の(多めの)頭数だと筆者は見ています。(全馬が藤原辰雄厩舎からの転厩なので、なんらかの配慮がなされていた可能性もあると思います。)
”上々の頭数”であることから、ある程度の馬房回転率も考えていく必要もありそうで、そのあたりの出走マネジメントをどのような戦略でやっていくのかは、登録数の初見段階でのひとつの見所になりそうだと感じます。
また、少し先の話(夏頃の話題)になりますが、明け2歳馬の登録も徐々に進んでいくことになると思います。2.5倍枠(14馬房×2.5倍)を考慮すると35頭が上限になるのだと思いますが、このあたりの登録枠のマネジメント(2歳●頭、3歳以上●頭)もどのように師が采配していくのかも興味を持って見ていけそうなところだと思います。
続いて、登録馬(明け3歳馬と明け4歳以上馬)の所属クラス分布です。(数字は筆者調べです。)
比較的、下級条件クラス所属馬(明け3歳未勝利や明け4歳以上1勝C)が多いことが特徴的な部分だと感じます。
下級条件クラス所属馬が多いことから、村田厩舎の成績を見る際には勝数により比重を置いて見ていく方がよさそうな印象を持っています。(収得賞金よりも、勝数に比重を置きたいイメージです。)
細かいところに目を向けますと、明け3歳未勝利馬は13頭在籍していまして、ほぼ馬房数(14馬房)と同数の3歳未勝利馬が在籍していることになります。頭数的なボリュームもありますし、各馬の節なども考慮して、村田厩舎がどのような馬房調整、出走マネジメントを講じてくるか楽しみな部分だと思います。
取引先馬主も調べてみますと、(開業時点では)すべてが個人馬主からの預託馬というラインナップです。これは転厩元の藤原辰雄厩舎が個人馬主主体だったことに起因するものだと思いますが、これが今後どのように変化していくか(クラブ馬が増えるかどうか)もウオッチしていきたい部分です。
別な言い方をしますと、現時点でクラブ出資馬が村田厩舎という一口出資者は存在しないので、早い段階から村田厩舎研究をスタートすることで他一口馬主よりも一歩先に行ける可能性もあると思います。(将来的にクラブ馬募集があるかどうかわかりませんが)
続いては取引先生産牧場です。ここで特徴的なのは社台グループ生産馬が少ないことが挙げられます。社台グループ生産馬は一頭のみでしてセイウンパキラ(社台F生産)が唯一の存在です。
逆に預託数の多い生産牧場はグランド牧場生産馬6頭が目立ちます。
そのグランド牧場生産馬を中心にダート血統預託馬が多いことも村田厩舎の現時点での特徴でして、ダート番組割合が増加する年明け冬開催はチャンスがあってもよさそうな想像もできます。(筆者の想像ですが、通常とは異なる12月での開業・転厩はこのあたりの所属馬の事情を考慮してのことなのかもしれませんね。)
最後に余談です。
村田厩舎の厩舎ジャンパーが「ブルーと白」の格子柄なのですが、筆者には(師が騎手時代に騎乗していた)フォーエバーマークの勝負服を想起させまして。このあたりのエピソードみたいな話も今後でてくることを期待したいと思います。
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(新規開業厩舎の記事の際に毎回書いていますが)開業初期の登録馬はほぼすべてが転厩(転入)馬で、おそらくさまざまなご縁によるものだと思います。ゆえに開業初期の厩舎成績には一喜一憂しないようにしたいと筆者は考えています。見た目の厩舎成績よりも馬房数割り当てや出走マネジメント(入退厩のコントロール)、他ではどの馬主・生産者とのつながりがあるのかなどに目を向けていきたいと思っています。
新規開業厩舎はデータがない分、評価が難しいと思います。ただ、その分、他一口馬主より先取りできれば出資馬検討にも活かすことができると思います。今後、クラブ馬預託先にもなってくる可能性もありますし、厩舎の特徴を早めに捉えて良いご縁を引き寄せたいですね。
今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
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