桜木町って地名綺麗だよね #北野日奈子は長谷川勇也 編

開いてくださりありがとうございます、MNGWです。幸運なことに、3月24日から27日にかけての北野日奈子卒業コンサート並びにアンダーライブ三日間にすべて通いつめることができました。なんなら横浜駅までの回数券買ったし、会場までの歩道橋から見えるまだ7部咲きだった桜は、日曜にはほぼ満開になりました。次ここに来るのは週末のスター誕生ライブですから、きっとそのころには葉桜になっていることでしょう。(※ちょうど書き終わったところで大変なことが起きたっぽいね)いずれにせよ、あの決して大きくはない首都高の脇に咲いている桜の木にも、少しだけ僕と同じ感情を共有してもらえてる気がします。そんなこんなで、早速ライブの話にはいりたいと思います。今回もですます調とはここで別れを告げて本編に入りましょう。

まずは3月24日の北野日奈子卒業コンサート。北野に卒コンがあるということ自体が、どれだけ彼女の凄さを表しているのだろうか。研究生という立場から始まり、決して選抜に定着できたわけではない彼女の立派な立派な終着駅である。絢音がいなかったのは残念だったしそこに乃木坂のメンバー全員がいるわけではないけれども、なぜ表題の選抜の中に彼女はいなかったのか、なぜセレモニーではなく「コンサート」なのか、アンダーで彼女を送り出したのか、その答えは全てステージの上に描かれていた。北野の初選抜であるところの気づいたら片思いから始まったライブ。高校生で西野七瀬を推したところから始まった私のオタク人生なので、7曲ある西野センターの表題をほかのメンバーがやることには様々な感情が沸く。西野の特長といえば彼女独特の儚さであるが、その背中を見続けてきた長い時間と、フライパンをぶち曲げるほどの彼女の力強さという矛盾した二つがそこには同時に見えたような気がして、私はピンクと緑のサイリウムを気持ちよく振ることができた。全曲北野センターで進んでいくライブは、「アンダー」をはじめとする彼女が大切にしてきた曲を一つ一つ消化していく。北野が入っているユニット曲を今いるアンダーメンバーとともにやっていくコーナーもあり、まあ大体の北野ユニット曲はオリジナルメンバーがもう存在しないのだが...これが結構よくて、特に「大人への近道」の歌いだしを日本代表2カスであるところの林瑠奈が歌っているのがとても胸に刺さった。おい林、本人より歌うまくてどうするんだ。あと、2期生に憧れるのはいいけどあんまり似すぎるなよ。そして問題はざきさんと歌った「ゆっくりと咲く花」で、これは立派な2期生曲なのでユニット曲ではないのだが、残念ながら今残ってる2期生で歌ったらどう考えてもユニット曲にしか見えない。絢音さんいないし。しかし、ステージ上の力強い二人のうしろにはしっかりと卒業していった卒業生の姿が見えた。個人的にはここが1番熱かったかもしれなくて、気づいたら目から謎の水分が流出していた。多分夜勤明けで眠かっただけだと思う。

「私がセンターをやることで、後輩の子たちもこの曲が踊れるようになれば」と踊ったバレッタ。おい林、わかってるよな?続いて、北野の明るさを前面に押し出してのガルルとはださま。

そしてこの日のメインレースといっても過言ではないであろう「日常」が、昔僕が見に行った寝台特急北斗星のアナウンスのようなナレーションに贈られて披露される。僕をこの4日間にいざなった某友人は、彼女は単にアンダーのセンターをやっただけではなくて日常のセンターに選抜されたんだと言っていたが、本当にその通りなのである。46時間TVの曲にランキングをつける企画の表題曲以外部門でこの曲が1位をさらっていったわけだが、アンダーで1位をとれるくらいの力を存分に証明していた。久保史緒里が自身の唯一のアンダー参加曲であるこの曲のMV撮影地(ちなみに茨城県内である)を思い出の場所として挙げていることもこの曲の強さを表している。ラスサビのすべてを食ってやろうと言わんばかりの北野の表情は絶対に忘れないと思う。

北野らしいメロディーに乗せられてソロ曲を歌いあげ、乃木坂の詩で締められることは幸せといってすべての曲が終わる。スピーチの中で「私が乃木坂に片思いしていた」と言っていたが、片思いしている奴に対する義理を果たして彼女は乃木坂での9年間を全うしたと私は思う。

じゃなきゃWアンコールでもう曲がないのにもう一つ挨拶に出てこないですよね。「もう夜も遅いので気をつけて帰ってください」じゃないんだよ、おめぇが気ぃ付けて帰れや。そんなに夜遅いのかななんて思ったらまだ21時だった。

自分の卒業コンサートなのにその先のアンダーライブの宣伝をすること、林瑠奈に「自分と似て遅れて入ってきたりしてるしずっと応援してる」っていうこと、歌番組での代打起用が永遠に続く阪口珠美に「今までもこれからも苦しい立場だけど頑張って」と自分のライブで言えること。そして最後にWアンコールに応えちゃうこと。全部が北野っぽいんだよなあ。 これ、全部まとめると某友人が多用するハッシュタグ #北野日奈子は長谷川勇也 になるんだけど、さすがに伝わらないよね。

本当は4日分全部一つにまとめて書くつもりだったけど、北野だけでだいぶ長くなってしまったのでこの辺で一旦終わりにします。書きなぐったような文書で大分読みづらかったとは思いますが、ここまで読んでくださった方に感謝申し上げます。そして、このあとのアンダーライブでなぜ北野が今回のアンダーメンバーとともに卒コンをやったかの意味をまじまじと知らされることになります。てなわけで後編も書いてみたいと思います。よろしければ。

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