見出し画像

先週のマーケット振り返り(20/8/24~20/8/28) ~ジャクソンホールでインフレ容認。日本は安倍首相辞任報道で株安~

こんばんは。
タイトルのとおり、日本投資家からすれば先週はこの2つのHLがすべて。この2つのインパクトが強すぎて、他は(あったかもしれないが)ほぼ覚えてない。笑 けど、忘れるといけないので、メモ代わりに振り返り(メモなので余計な部分が多く長過ぎて、確実に離脱コンテンツw)

<株式>

全体的にはひたすらブル相場継続で、全く押し目無し。テック中心に買われるが、バリュー、シクリカルも買われており、結果S&Pやダウも堅調で、相場全体で上昇した週。一方、日本株については日経225で言えば直近高値の23000円台前半は上値が重く、さらに金曜日後場に安倍総理辞任報道で一気に株安、円高が進んだことで週間ではほぼ横ばい。マザーズは7月末から急上昇していた分が剥がれて大幅安。

画像1


月曜日

24日の米株式相場は続伸し、過去最高値を更新した。トランプ米政権が通常より速いプロセスで新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の承認を優先するとの期待が、株価を押し上げた。

トランプ政権が血漿療法の緊急使用許可発表や、ワクチンを大統領選前に実用化させる計画が好感されてリスクオンっていう話。基本、上げ上げ相場中なので、ワクチン関連とかで前向きなものが出てくれば口実に上げる感じ。


あとこちら。ダウの構成銘柄入れ替え。


主なヘッドラインはこちら。

(ブルームバーグ): 
海外の金融経済・企業関連ニュースの主な項目は次の通り
キャタレントとアストラゼネカ、新型コロナワクチン製造契約を拡 大(記事)
テスラ株反落、一時2000ドル割り込む-先週は時価総額740億 ドル増加(記事)
任天堂、来年初めにスイッチの新モデル投入か-台湾紙 経済日報(記事)
トランプ氏をNY州が捜査、融資獲得狙い資産水増しし た疑いで(記事)
新型コロナ殺菌効果7日間のコーティング、アメリカン 航空に使用許可(記事)
新型コロナワクチン開発、先行する中国1社は旧 来技術で新技術に対抗(記事)
トランプ氏を米大統領候補に再指名-共和 党全国大会が開幕(記事)
バフェット氏の報われぬアップル愛、株大量購 入もバークシャーは低迷(記事)
ロシア野党指導者ナワリヌイ氏、検査で 毒物反応-ベルリンの病院(記事)
TikTok、トランプ政権を提訴- 取引禁止の大統領令差し止め要求(記事)
アドマやシーラスが高い-新型 コロナ血漿療法の緊急使用許可を好感(記事)
中国、農産品の輸入拡大- 米国産トウモロコシは過去最大の買い付け(記事)
ティール氏後ろ盾の米 ルミナー、34億ドルのSPAC合併で株式公開へ(記事)
ブラックストー ン、シェニエール持ち分売却で50億ドル獲得へ-関係者(記事)
新型コロ ナウイルス再感染が初めて確認、香港の男性-2つの変異型に(記事)
世 界経済データに上向きのサプライズ、かつてない勢い-チャート(記事)
【米中ウオッチ】一時2932%高、ヘッジ探れ、「中国製」に異議(記事)
香港株上昇-新型コロナの新規感染が1桁台、7月以来(記事)
中国創業 板で新規上場銘柄が一時2932%急騰、値幅制限ルール緩和(記事)
人気の 観光地インドネシア・バリ島、今年いっぱい外国人客受け入れず(記事)


火曜日

25日の米国株式相場では、S&P500種株価指数が3営業日連続で過去最高値を更新。新型コロナウイルスによる打撃からの回復過程にある米経済を、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き続き緩和策で支援すると投資家は当てにしている。
  ナスダック総合指数も過去最高値を更新。フェイスブックは同社プラットフォーム上でのショッピング機能を強化する複数のツールを披露し、株価が上昇した。ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに下落した。


この日も大したネタはなくJH待ちといった感じだったが、米中通商は閣僚級の貿易協議を開き、第1段階貿易合意で米中双方が進展を確認したとのHLで、安心感広がる。ドイツのGDP確報やIFOもしっかり、米国の新築住宅とリッチモンド製造業は堅調、CB消費者信頼感はコロナ後で最低水準に下振れるも失業給付上乗せが切れてる割にはマシという評価だったりもして、リスクオン地合い継続。



主なヘッドラインはこちら。

(ブルームバーグ): 海外の金融経済・企業関連ニュースの主な項目は次の通り(日時は現地時間)。
トランプ政権、中国をウイグル族「集団虐殺」で非難すること検討(記 事)
英紙コラムが広げたジョンソン首相辞任の臆測、関係者は否定(記 事)
米司法省がテバ訴追へ、ジェネリック価格引き上げで談合-関係 者(記事)
「Go Toトラベル」にエアビーも参加-観光業界の回復を支 援(記事)
アメリカン航空、1.9万人削減を計画-政府支援が期限通り失 効なら(記事)
米経済の下降局面、想定以上に長期化へ-リッチモンド連 銀総裁(記事)
米中の貿易協議、知財窃盗と技術移転の強制に重点シフト -クドロー氏(記事)
米新築住宅販売、7月は前月比13.9%増-06年12月 以来の高水準(記事)
シティとJPモルガン、従業員のオフィス復帰を計 画-CNBC(記事)
米消費者信頼感指数、8月は6年ぶり低水準-雇用 動向を悲観(記事)
ヨーク・キャピタル、NY市高層オフィスの40%縮小 を検討(記事)
韓国スタバで発生のクラスター、マスク着用の店員は感染 せず(記事)
クレディS、スイス国内で500人を削減も-抜本的な見直し で(記事)
ティファニー株が大幅安、LVMHが合併期限延長に反対する 権利主張(記事)
ベスト・バイ株が大幅安、売り上げ増の勢い持続しない との予想示す(記事)
アリババのアント、香港と上海でIPO申請-新株 発行へ (記事)
シティ、9億ドルの誤送金は人的ミスが原因-一部は依 然返金応じず(記事)
米FHFA住宅価格指数、6月は前月比0.9%上昇 -予想上回る伸び(記事)
米主要20都市住宅価格指数:6月は前年 比3.46%上昇-予想3.60%上昇(記事)
【米中ウオッチ】アントIPO申 請、消費回復二極化、ルール緩和(記事)
独Ifo景況感指数は8月に上 昇、景気の回復軌道を楽観-期待も上昇(記事)
クレディ・スイスのアジ ア幹部、小米CFOに就任へ-関係者(記事)
アップルは「フォートナイ ト」直ちに復活させる必要ない-米連邦地裁(記事)
中国中銀:銀行の自 己資本比率、要件緩和は不要-中国新聞社(記事)

あと、メッシがバルサ退団宣言。



水曜日

26日の米国株式相場は上昇。S&P500種株価指数とナスダック総合指数は4営業日連続の最高値更新となった。市場では米金融当局による緩和政策への期待が高まっている。一方で統計からは、経済が新型コロナウイルスによる打撃からの回復軌道を進んでいる兆候が示された。
  ハイテク株の上昇が相場をけん引。MSCIオールカントリー世界指数も過去最高値を更新した。S&P500種は3月安値から約55%上昇。セールスフォースはこの日、26%急伸して引けた。前日発表した四半期決算で売上高が予想を大きく上回り、新型コロナ対応としてテクノロジー環境を更新する需要が高まったことを浮き彫りにした。7月の米耐久財受注は大幅増加し、前月比での増加率はエコノミスト予想の倍を上回った。製造業が今後数カ月の景気回復を下支えることを示唆した。


ということで、この日も大したHLは無く、翌日のジャクソンホールにおけるパウエル連銀議長講演を控え、市場では、インフレ率が一時的に2%を越えてもこれを容認する「インフレ率目標の修正」が打ち出されると期待。インフレに対してタカ派のカンザスのジョージ総裁も物価下押しリスクの大きさを認めたことが緩和策強化期待を高めた。

米追加財政協議は引き続き難航で、メドウズ補佐官からは9月末まで合意見込めないとHLも、市場反応は薄い。


主なヘッドラインはこちら。

(ブルームバーグ): 海外の金融経済・企業関連ニュースの主な項目は次の通り(日時は現地時間)。
米経済対策巡る合意は9月末までない-メドウズ大統領首席補佐官(記 事)
中国、市場志向型の為替制度改革を継続へ-中国金融掲載の論文(記 事)
ハリケーン「ローラ」、過去160年で最悪の暴風雨となる恐れ(記事)
ボウマンFRB理事、景気回復ペースは依然として不確実(記事)
英国、 ティックトックに活動制限も-ロンドン本部設立は阻止せず(記事)
EU の通商政策担当、ホーガン欧州委員が26日中に辞任-当局者(記事)
ソフ トバンクG、TikTok巡る取引への関与を検討-情報サイト(記事)
【欧州市況】株は2週ぶり高値に上昇、ドイツ債利と英国債が下落(記 事)
中国が米国に歩み寄り、米上場の中国企業監査で-証監会の副主 席(記事)
ドイツ、EU復興基金の150億ユーロを利用へ-債務抑制で財 源に充当(記事)
中国がミサイル発射、米は人工島関連企業に制裁 -南 シナ海緊迫(記事)
テバ、米当局の起訴に法廷で争う構え-価格つり上げ での談合巡り(記事)
モデルナのワクチン、中高年層に高レベルの抗体を 生成-治験データ(記事)
米リッチモンド連銀総裁、不透明感は今も経済 見通しに影落とす(記事)
ダボス会議、21年は初夏に延期-新型コロナ感 染拡大で判断(記事)
メルケル首相はプーチン大統領に憤慨、毒物使用疑 惑の対応で-関係者(記事)
米耐久財受注:7月は伸びが予想外に加速、 自動車が大幅増(記事)
カンザスシティー連銀総裁、インフレ率が2%目 標上振れでも反対せず(記事)
ドイツ、雇用維持助成金を来年末まで延長 -100億ユーロ拠出へ(記事)
米連邦準備制度、5年間もしくはもっと長 い期間ゼロ金利政策維持も(記事)
香港警察、16人を逮捕-民主派議員2 人や銀行幹部も含む (記事)


木曜日

 27日の米国株式相場では、記録破りの上昇局面が続いた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を受けて、米国債市場では長期債利回りが大きく上昇。議長は現在の緩和政策がさらに長期化する可能性を示唆した。ドル指数は2年ぶり安値に沈んだ後、上昇に転じた。

  S&P500種株価指数は5営業日連続で過去最高値を更新した。パウエル議長は期間平均で2%のインフレ率を目指すと表明。インフレがオーバーシュートする期間を容認する可能性を示唆した。S&Pセクター別では金融と不動産が特に上昇。銀行株には利回り上昇を好感した買いが入った。S&P500種は3月安値から約56%上げている。

今週の最上位イベント、ジャクソンホールでのパウエル議長発言。市場予想よりも突っ込んだ内容となり、株が上昇(でもテックは利食い売り先行で下落、ドル安(でもそのあとは買戻し入り結局は横ばい)、金利上昇(これだけはしっかりベアスティープ)。


ただ、まあ具体的にどういう対策をとるかについての具体策は全く示されてないので、それが9月FOMCになるのか、12月なのか。また、その具体策は現状に何が加わるのか、、その辺がめちゃ気になるところ(というか、実際はそれで次の動きが決まる)


主なヘッドラインはこちら。

(ブルームバーグ): 海外の金融経済・企業関連ニュースの主な項目は次の通り(日時は現地時間)。
サノフィの新型コロナワクチン、ヒトへの試験を来週開始する計画(記 事)
ペロシ、メドウズ両氏が電話協議も追加経済対策で打開できず(記 事)
新たなFedの枠組みではインフレ政策の公式なし-ダラス連銀総 裁(記事)
FRB、過去のインフレ目標未達の埋め合わせ試みへ-ブラー ド総裁(記事)
米銀行株が上昇、パウエル議長発言で米国債利回り曲線ス ティープ化(記事)
オラクルがTikTok買収案提示、株・現金200億 ドル-ザ・ラップ(記事)
アボットの新型検査キット使用許可、ライバル 企業の株価は急落(記事)
ECB、インフレ目標達成に必要なら政策調整 へ-チーフエコノミスト(記事)
ペロシ米下院議長、大統領候補者の討論 会は実施すべきでない(記事)
【欧州市況】株反落、旅行株は上昇-パウ エル氏発言でドイツ債は下落(記事)
近づくなと米空母に警告-中国のミ サイル発射、米軍基地もけん制か(記事)
ウォルマート、マイクロソフト とTikTok共同買収目指す-株急伸(記事)
ソフバンク出資の独アウ トアインス、IPO幹事行を募集-関係者(記事)
米中古住宅販売成約、 7月は2005年以来の高水準-市場予想上回る (記事)
FRB議長:より 柔軟にインフレ対応、オーバーシュートを容認(記事)
米新規失業保険申 請、101万件に減少-先行きは不安残る(記事)
米GDP、なお過去最悪 の落ち込み-4~6月改定値若干の上方修正 (記事)
EUが温暖化ガス削 減目標引き上げへ、1990年比で55%減に-関係者(記事)
TikTok売 却近日中に発表も、200億-300億ドル規模か-CNBC(記事)
プーチン 氏、ベラルーシ大統領支援を重ねて表明-治安部隊派遣用意も(記事)
EU、グリーンボンドとソーシャルボンド発行へ-復興基金財源の一 部(記事)
米連邦準備制度が主導、リスク資産は一段高へ-モルガン・ス タンレー(記事)
シンガポール、外国人の就労規制を強化-金融業界は最 低賃金高く設定(記事)
ロールスロイス、上期は過去最大の赤字-資産売 却で資金確保へ(記事)
ハリケーン「ローラ」がカテゴリー3に、勢力は 急速に弱まる予想(記事)
【米中ウオッチ】査証拒否、CEO辞任、反 「一帯一路」法案(記事)
南シナ海緊迫、中国がミサイル発射-米は人工 島関連企業に制裁(記事)


金曜日

まずは何といっても、安倍首相の辞任報道。

17時会見予定も後場に報道が伝わり、株は一気に下落し、円高も急伸。ただ下に突っ込んだ後はある程度戻して引けて、海外時間の先物もそんなに売り込まれる感じではなかった。結局は黒田日銀が終わるわけではなく、現体制が維持される見込みが高いという見込み。ただ、ドル円は前日のJHを受けてドル安加速の動きとなったこともあり、海外時間も継続して円買いとドル売りの両面から円高ドル安が進み、105円前半まで落ちる。


で、米国相場はというと、別に日本の首相辞任はほぼ影響しない話なので、東京時間の報道時に株先が一瞬反応しただけで、最終的にはほぼ反応なし。前日のJHを受けた反応がこの日も続いた感じ。↓

28日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は連日の最高値更新で1週間を締めくくった。S&P500種は6営業日連続で過去最高値を更新。ナスダック総合指数もこの日高値を更新。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は前日、金融当局がより長い期間にわたって緩和政策を維持する可能性と、インフレがオーバーシュートする期間を容認する可能性を示唆した。ダウ工業株30種平均は年初来でプラスに転じた。


主なヘッドラインはこちら。

*ウォルマート、MSのTikTok買収に参加へ-株価3%上昇
EUが温暖化ガス削減目標引き上げへ、1990年比で55%減に-関係者
世銀、「ビジネス環境の現状」発行を一時停止-基礎データ異常で調査
ソフトバンクG、携帯子会社株1.47兆円売り出し-資産売却を加速
安倍首相辞任でも、経済・金融政策運営には大きな変更なしとの見方
安倍首相が辞意表明、持病悪化で国政への支障考慮-最長政権に幕
日本株が大幅安、安倍首相の辞任意向伝わる-円高、金利は上昇
新型コロナ患者が悩む不可解な神経系の症状、研究は始まったばかり
FRBが狙うインフレ押し上げ、早くも懐疑的見方が台頭
ドル下落は「序の口」、アジア通貨に上昇余地-PIMCO
米国債イールドカーブのスティープ化に青信号-当局がインフレ容認
【新型コロナ】韓国、首都圏で社会的距離強化-米大学で感染急増
トランプ大統領、共和党候補指名を受諾-米経済の再建公約
米国の超富裕層投資家は現金積み上げ-新型コロナによる影響懸念
NBA、28日に再開の見込み-まるで政治組織と米大統領が批判
ヘッジファンドのミレニアム、5300億円以上を投資家に年内返還へ
米銀キャピタル・ワン、クレジットカードの与信枠引き下げ
TikTok買収にウォルマート参戦、マイクロソフトと共同で(1)
FRB議長、より柔軟にインフレ対応-オーバーシュートを容認
ペロシ、メドウズ両氏が電話協議も追加経済対策で打開できず
近づくなと米空母に警告-中国のミサイル発射、米軍基地もけん制か
米中古住宅販売成約、7月は2005年以来の高水準-市場予想上回る
米新規失業保険申請、101万件に減少-先行きは不安残る
【新型コロナ】欧州で感染なお拡大、フロリダ州は状況安定の兆し
ハーバライフ、1億2300万ドル支払いで当局と決着-中国での贈賄問題
MGMリゾーツが1.8万人を削減へ、営業再開後もカジノの客足伸びず
メルケル首相、コロナ禍はドイツ財政に「得体の知れない課題」
何も言わずに働け、コロナ巡り「言論統制」か-従業員の信頼揺るがす
ゴーン追放劇の陰の立役者はいかに日産の遺産を打ち砕いたか
セントリカスとトリラー、TikTok資産2.1兆円買収目指す-関係者
「隠れトランプ支持者」は存在、本心明かさない傾向-調査が示唆
コカ・コーラ 、北米で4000人の早期退職募る-厳しい清涼飲料水業界
クレディ・スイス、ウェルスマネジメント部門で顧客の不正を発見
*米ミシガン大学消費者マインド指数、8月は74.1-予想72.8
*円が1%上昇、1ドル=105円50銭-安倍首相の辞意表明後
*安倍首相が辞意を正式表明
*日銀オペ、9月の国債買い入れ予定は今月から変更なし
*ソフトバンク:1000億円を上限に自己株取得へ、1.68%
*首相がきょう役員に退陣を報告-世耕氏
*ソフバンクG:国内外で携帯子会社株式を売り出し、約9億2749万株
*東京都で新たに 226 人の新型コロナ感染を確認、累計で 20,322 人
*日経平均が一時600円を超える下げー首相辞任の意向と報道
*トランプ米大統領、共和党候補指名を受諾-2期目目指す
*マイクロソフト・ウォルマート連合が最有力候補とみられる-DJ
*日産執行役員がゴーン元会長のメールアカウント侵入を差配-関係者
*ウォルマート、MSのTikTok買収に参加へ-株価3%上昇
EUが温暖化ガス削減目標引き上げへ、1990年比で55%減に-関係者
世銀、「ビジネス環境の現状」発行を一時停止-基礎データ異常で調査
ソフトバンクG、携帯子会社株1.47兆円売り出し-資産売却を加速
安倍首相辞任でも、経済・金融政策運営には大きな変更なしとの見方
【日本インサイト】安倍首相が辞任の意向、政策の不透明感強まる


<債券>

今週はかなりベアスティープが進行。月間では30年は30bp以上も売られた形となり、今年は8月のアノマリーが全く効かなかった感じとなった。基本的には、週初からリスクオン地合いで、起債などもあり金利が売られ始め、JHでとどめを刺された感じ。その間にあった2-5-7年入札はいずれも強い結果となったが、JH一撃。笑
金曜日の東京時間はさらに5-6bp程度売り込まれたが、さすがにイベントをすべて終えて月末フローということもあり、欧州時間以降に徐々に買いの動きが入り、結局はブルスティープして引ける。

画像2


月曜

・Fedオペは2.42倍、過去4回の超長期買い入れ平均1.85倍を上回る
・Royalty PharmaやGlencoreなど計11bn

火曜

・2年入札は0.3bpsスルーの0.155%。倍率2.78、間接57.6%、直接13.7%。応札倍率は2018年8月以降2番目の高水準、間接は2018年1月以来の高水準と、強い結果に

水曜

・5年入札は0.8bpsスルーの0.298%。倍率2.71、間接66.2%、直接15.9%と、投資家比率は2017年以来の高さで強い結果。

木曜

・7年入札は0.8bpsスルーの0.519%。倍率2.47、間接 68.3%、直接16.4%と、前日の5年に続きこちらも投資家比率は2019年3月以来の高さと強い内容。ただJHで地合い悪く、その後はすぐに売られる。

・FEDは買い入れの新スケジュールを発表。米債は80bn/月のペースを維持

金曜

・米債の月末エクステンションは0.16年と2009年以来の大きさに

・前日JH後のFED高官からの発言として、カプラン、メスター、ブラードが発言。そこではいずれも9月の金利ガイダンス変更を急いでない模様。
→カプランは「年内と来年は政策金利を低水準で維持するとすでに示している。私はここである程度、自制した方がよいと思う」と言っており、そもそも現状の対策でも十分示せている風にもとらえられる(実際そう)

→来週は月曜に早速クラリダの発言があるため、ここはめちゃめちゃ注視。あとは水曜にブレイナードも控える。



<為替>

画像3

株、債券欄で十分書いたので、ここであまり残すものもないが、8月27日のJHでインフレ容認となったため、基本的にはドル安展開が続きそう。ただJH当日は、それまでずっとドル安が進行していたということもあり、ドル安反応後はドル買戻しの動きとなったが、翌28日には改めてドル売りが進行。こうなると再び金などのコモディティが高値を狙う相場になりそうで、金曜は金は大きめの上昇となった。

あとは、やっぱり気になるのは円。安倍首相の辞任報道とJH翌日の改めてのドル売りが重なって28日は1%超の円高ドル安だったが、クロス円で見ると、リスクオン地合いだったということもあり、資源国通貨やEM通貨は対円で上昇しており、安倍首相辞任=アベノミクス終了と見られての円買い仕掛けという動きは今のところ限定的。

ただ、だからと言って日銀が緩和拡大するわけでもなく(手もなく)、下手したら黒田総裁も再任当初は任期半分だけ?みたいな話もあったくらいだし、円安からスタートしたアベノミクス相場が、安倍首相の辞任で終了と見られ、売りやすいドルをショートして円買い仕掛けをしてきてもおかしくない気がする。そもそもドル円自体は他通貨に比べてドル安が進んでない通貨だし。


<来週のイベント等>

画像4

月曜日のクラリダが最注目。あとはいつも通り、1日のISM、4日の雇用統計。ISMはマークイトPMIは強かったので基本は安心しているものの、地区連銀がいくつかミスしてるところもあるので少し注意。あと雇用統計は、何かどんな数字が出てきてもスルーな気もしてきたけど、一応、ICが予想外に増加したのが雇用統計と計測の同じ12日を含む週だったことだけ注意。

あとは、ダウの銘柄入れ替え後の新指数は8月31日から。アップルやテスラの分割後株価も8月31日からの取引。買いやすくなって個人投資家が更に群がってくるのかに注目!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?