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抹茶頂くときに、茶器を回す理由!

■はじめに

 表千家・裏千家ありますが、そんな垣根は考慮できません。
 出された抹茶をカジュアルに楽しむ。
 知らなければいけない点だけ書きます。
 お茶を出す人を「主」 頂く側を「客」と以下記載します。

■結論から

 茶器には正面(表面.顔)があります。
 茶器を回すのは、主の大切な茶器の美しいと思う
 正面の柄を大事にしてあげるためです。
 なので、回して正面でなく裏面に口を付けるのです。


■目次

 ①茶菓子について
 ②抹茶を頂く
 ③抹茶を飲み終えた後

①茶菓子について

 抹茶を頂く前に食べます。

 主のおもてなしに声を掛けます
  知ってるお菓子などは「これ好きなんです。」
  綺麗な細工のお菓子は「綺麗なお菓子ですね。」
  美味しいと思ったら「美味しいお菓子ですね。」
  知らないお菓子であれば「これどこのですか?おいしいですね」
 簡単でいいんです。会話になることが大事

 ※もし、茶菓子で手が汚れた場合はハンカチや紙等で
  手を拭いてくださいネ。茶器は大事なものです。

②抹茶を頂く

 結論で書いてますが、何も遠慮しなくていいです。
 怖いものや緊張するものではありません。
 回すということは、正面を裏面に向きを変える。
 大きく回すと大事な茶器を落とす可能性があります。

 3回や3回半はどちらも正解であり不正解であります。
 正面から裏面に丁寧に回した結果が3回または3回半になります

 「結構なお手前で」なんて言わなくていいです。
 主も委縮します。
 大事なことは茶器を大事にすることです。
 できる限り両手で持ちましょう。
 ※両手で持てない場合は簡単に「片手が不自由なので片手で失礼します」
  これで通用します。要は茶器を大事にする気持ちが大切です。
 
 Point!抹茶をズズズッと飲むのは失礼になりません。
     むしろ最後まで飲み干してくれることは
     主の喜びです。

③抹茶を飲み終えた後

 しっかり正面まで戻してあげてください。
 裏面から正面に戻すときも3回か3回半です
 茶器を眺めるのはこの時です
 しっかり正面を見てあげて下さい
 ※大事に扱う気持ちを忘れずに

■最後に

 お茶はお互いを思いやる文化です。
 主は一生懸命もてなす。
 客は主のもてなしに礼を尽くす。
 時代は変われど、理由やなぜが分かれば
 儀式ではなく、慈しむ文化だと感じられるはずです。

Enjoy JAPANESE Tea Time!


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